10連休の大型連休が近づいてきました。「気候も良くなってアウトドアシーズン!」と張り切っておられるアクティブ派も多いと思いますが、海の状況は「やっと冬を越したところ」です。秋になれば波止釣りのメインターゲットになる鰺もまだまだ針にかかるのがやっとのサイズですよね。アウトドア派の思いとは裏腹に、海の状況は新入園の保育園児のような状況です。
煙樹ヶ浜
海辺で一日遊びたい家族向きには(以前にも書いた)「浜の瀬漁港」がいいですね。私も小さな子供がいれば「浜の瀬漁港」を選びます。北側には「煙樹ヶ浜」が繋がっていて漁港は浜の南端になります。南から見れば「煙樹ヶ浜」の始まりかな?粗い砂利の浜で有名な「煙樹ヶ浜」ですが、南端は砂浜です。もちろん「遊泳禁止」ですから泳ぐことはできませんが、渚で遊ぶのには十分な広さがあります。
この「煙樹ヶ浜」の南端から眺める日の岬までの海岸線は一見に値する壮大なパノラマです。絵心のある人なら、ゆったりと椅子に腰かけて風景画を描いてみても良いかもしれませんね。また「煙樹ヶ浜」はアニメ「AIR」の舞台?にもなった風光明媚な浜で「AIR」ゆかりのスポットは浜の周囲に点在しています。漁港内の東側には公園がありトイレはこの公園内にあります。
「浜の瀬漁港」での釣り
波止での釣りは、豆鰺豆鯖が中心の初心者向きですが、海釣りデビューの子供たちには良い釣り物といえるでしょう。構内の水深は浅くて4.5mの延べ竿でも十分対応できる釣り場です。前にも書いた通りサビキは小さな針で細いハリスの物を。針の数が多ければ(例えば6本)少し減らして3本程度にすれば小さな子供でも扱えると思います。もちろん「針外し具」は必須です。棚は波止際では浅くて2ヒロから3ヒロ程度ですので4.5mの延べ竿でちょうどいい深さかな?
前側の船の通路に面した長い波止が人気ですが、そこに至る係留部分(ベンチのような形状になっている)も隠れた良い釣り場です。船の係留用ロープが設置してありますので仕掛けをひっかけないように気を付けないと仕掛けロストにつながります)そして、大切な子供に絶対忘れてはいけないのがライフベストです。これはマストアイテムですから、仕掛けを忘れてもこれだけは忘れることのないようにお願いいたします。
4月25日の日高港湾
いつものように午前3時に起きましたが、雨が気になったのでパソコンをつけたら少し見入ってしまって出かけたのが4時前になってしまいました。雨上がりで釣れていない現状ですから人でも少ないだろうと想像していましたが、その通りですんなりとフェンスから4番目の釣り座に入れました。連休ならこんなことは、まずあり得ないのでしょうね?おそらくは、民族大移動の波が押し寄せて2日連続とか3日連続とかの釣り師がこの釣り座までも占領するでしょう。
釣れるのは朝マヅメと午前中。
前夜から力を込めて釣るつもりで来ても暗いうちはあまり釣れていないので悪しからず。釣れ始めは明るくなり始めるころからです。タイミングは毎日変わるので断言はできませんが、餌をサビキかごに入れるのに明かりが要るか?要らないか?の境目くらいから釣れ始めるような感じです。明るくなるまで全く釣れなくて、明るくなってから爆発的にごく短時間釣れることもあり、私なんかは右往左往するばかりだったこともあります。
最近の時合いは長くて30分です。ですから「ズボ釣り」(※ウキなし)で釣れていれば「ズボ釣り」に徹することが良いでしょう。ウキ釣りにしか釣れていなければ、足元に何かフィッシュイーターが潜んでいる可能性がありますので、お好きな方はジグサビキなどでフィッシュイーターを狙ってみるのも面白そうですが、肝心の鰺釣りが短い時合いですので「横道にそれれば鰺が全くゼロ」という可能性もありますからそのつもりで。
明るくなってから
明るくなってからは、朝マヅメに釣れた魚種が幾つかの群れとなって港内を巡回しているような感じの釣れ方です。いわゆる「パタパタッと釣れて・・・」というやつです。何度か繰り返しているうちに鯖(30cm前後)が入ってくればラッキーかな?釣れなくなるタイミングも様々ですが、たいていは満潮か?干潮を境に釣れ方が大きく変わります。※潮どまりには今は釣れません。爆釣時には潮どまりにも関係なく釣れますが。
潮に関係なく釣れるのは「ガッシー」(ガシラ)です。狙ってみたい方は、ガッシー用の仕掛けとサンマかサバの切り身かキビナゴ。無ければその場で釣った鰺の切り身でもOK。深い棚や底近くを狙わなくても浅い棚(例えば3ヒロ程度)でも釣れます。ポイントは岸壁の壁にくっついて餌が落ちてくるのを待っているガシラを想像して釣ることかな?
日高港湾での良い潮と悪い潮
釣り座に座れば北向きになります。その状態で右から左に流れるのが良い潮で左から右に流れるのがイマイチな潮です。時には斜めに向かってくる潮もありますがそんな潮は、最悪なようです。潮の速さは急流よりはゆっくりと流れる潮が良いようですね。理想は、少し北風で潮はゆっくりと右から左に。潮位は高く風で寄せられた波の泡が岸壁に寄せている。波は穏やかでもいいが、さざ波程度か良いでしょう。もちろんうねりはないほうがいいと思います。
午前中でも5ヒロや3ヒロ
日高港湾は、フェンス際の水深は深くて昼間の鰺の棚は7ヒロとか8ヒロとかで釣る場合が多いです。足下は沖より少し浅くなっています。二つ目のビット辺りで6ヒロで釣るでしょうか?自分で測る方は底を取って1ヒロ程度上げて釣れば鰺の棚です。ただ、最近は上ずって釣れることが多くて午前中でも5ヒロや3ヒロというような浅い棚の日もあります。
こまめに探るかよく釣れている人がいれば少しでも早く聞くことでしょう。きちんと浚渫された港ですし、定期的に浚渫船も来ていますので根がかりは少ないと思いますが、足元の構造物には穴が開いていますのでその穴に引っ掛ければ外れにくい。私もサビキかごをいくつも無くしています。また、底近くには海藻も生えていますので海藻にかからないようにする注意も必要かな?サビキではほとんどかかりませんが。
午前中の話はここまで。午後のことは分かりませんが、あまり釣れていないという話は聞きます。ゴールデンウィークに当地にに来られる皆様。どうか安全運転で。
では、また。