おかず釣り師が行く!「天気は安定、良い釣り日和になりそうで」

まだ3月の初めですがここ2~3日は春本番のような陽気。月曜なのに釣り場は休日と変わらず賑わっています。都会組が多く詰めかけているようです。休日の後の今朝は混んでいないだろうと高を括ってゆっくり出かけてきたところ意外にも釣り場は大混雑。期待していた釣り座からはかなり丘寄りになってしまいました。

※気象庁HPから引用

「人が多いという事は釣れているという事・・たぶん昨日は釣れたんだろう」とポジティブに考えます。釣り場に着いて「お隣さんに声掛け」クーラーを置いてマーキング。車から道具をおろす前に知り合いを探して今朝の状況を聞いて回ります。大まかなところズボサビキでは主に小さいのがポツリポツリ。投げサビキはイマイチ。


「みんな明るくなるのを待っている」って感じかな?思うに「このところ暗いうちより明るくなり始めてから完全に日が昇るまで」が(鰺の)時合のパターンみたい。そして「今朝は波が静かで風も弱く(海面は穏やかで)満潮前の上げ潮と朝マヅメが重なる」

※気象庁HPから引用

湾内にはシラスのような小さなベイトが沢山いるようす。で、それを狙って太刀魚が岸際に集まることがよくあるらしい。したがって「ズボサビキ(足元)よりは投げサビキか投げサビキ+オマケ針(餌針)が良いだろう。」明るくなってからはママカリが釣れ盛るだろうから(実はママカリも釣って帰りたいので)鯵が釣れ渋ったらズボサビキに変更しママカリを釣る。ママカリの時合もそう長くは続かないので釣れなくなったら深追いせずに潔く納竿。こういう目論見でやってみようと思います。

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意外に冷え込んで

釣り座に戻って準備を始めます。今朝は予め解凍しておいたアミエビを家に忘れてきてしまったので予備に持っていた半解凍のアミエビを仕方なく使います。ついでに不器用な私は一度に2本以上の竿を出して釣るのが苦手で、成るべくなら1本に集中して釣りたいんですね。

ということで、5.4m3号の遠投用磯竿に4ヒロのタナでLEDの電気ウキ。仕掛けは3色スキンのサビキ=ハリス3号(※安価なサビキなので3号より細くすると切れる心配がある)下には自作改造した錘付きの撒き餌カゴのテンビンにオマケの餌針(フロロ2号のハリス約50cm:エサはオキアミ)という仕掛けで釣ります。

今朝は海面に海霧が漂うくらいに冷え込んでいたので指が悴んでなかなか針にオキアミを刺すのが捗りません。「いっそのことサビキのみで釣ろうか?」と何度も挫けそうになりましたが、「否、今朝はオマケ針で釣る」と決めていたのを思いだして遅れ遅れしながらも投入を続けました。

東の空が白み始めた頃

東の空が白み始めた頃、というか「太陽の上る位置がハッキリわかるようになったころ」に「あれ?ウキが見当たらない!・・喰ったかな?」けど「小さいね」豆鰺のほんのお姉さん程度。「もう少しデカイのを!」祈るような気持ちで再投入しますが続くのは「さっきの従妹?同級生?」

 

「仕方がない。デカ鯵は未だ回遊してきていないんだろう?」ならば「撒き餌は宣伝のつもりで手返しを多くしよう!」なるべく同じところを狙って投入します。もうすぐ満潮で潮どまりなのに「まだ潮は動いてる」そればかりか「流れが少し速くなってる」

 

「そろそろサイズの良い鰺が釣れるかもしれない」と思っていたころウキが見事に消し込みました。「餌針に喰ったのか?サビキに喰ったのか?」がわからないので大きく合わせることはしません(サビキには口先に掛かっていることが多い)。リールを巻くときも相手が強く抵抗すれば「綱引きはせず」竿のしなりに任せて糸を緩めずに少し待ってやります。

抜き上げて取り込み

足元まで寄せることができたら、糸のテンションを緩めないように気を付けながらリールを巻きつつ徐々に竿先を下げて、最終的には竿の胴に載せるような感じで抜き上げます。アジングや餌釣りの場合は尺クラスになるとタモを使って取り込む人もいますが、サビキ釣りの場合は(縺れて後が大変なので)余程の大物でなければ殆ど抜き上げます。

鯵は口が弱いので知られる魚ですが、適切な竿でモタモタせずに思い切って抜けばそう怖がることはありません。私はいつも使う2号の竿で38㎝の鯵まで抜き上げたことがあります。ただ「あと少し」というところで口切れして落してしまった苦い経験も何度かあります。その時は悔しいですが、それでも「(鰺の)サビキ釣りにタモを常用する」という気にはなりません。

今回の鯵は、抜き上げに躊躇しなければならないような大物は混じりませんでした。明るくなって徐々にサイズが小さくなり、(投げサビキでは)なかなかヒットしなくなって周りではズボサビキにママカリが爆釣し始めました。「ここらがまさに潮時か?」遠投用の竿からサビキ部分を延べ竿に移植してズボサビキ釣りで第二ラウンドです。

約7mになったアユ竿

ズボ釣りのサビキはもう少し細めな仕掛けでも良いのですが、新しく封を切るのはもったいなくて投げて使っていたものをそのまま流用します。ママカリは大きな針や太目のハリスも関係ないくらいに釣れ盛っていますし、鰺に比べればかなり浅めなタナで喰ってきますから延べ竿でもOKなんですね。以前に東側の船溜まりで釣った時に比べれば型も少し大きくなったので一度に4尾もかかれば竿を持ち上げれないほどに引きが楽しめます。

私は延べ竿釣りにはアユ竿の一段目を抜いて少し短くした竿を使っています。測ったことはありませんが長さはだいたい7mくらいだと思っています。この竿はここの波止での太刀魚釣りに活躍してくれる竿で「延べ竿での太刀魚とのやり取りは最高に楽しい。」その意味で引きが強くなったママカリも今回から嬉しい釣り物の一つになりました。

今回は沖に投げて釣っていた鰺釣りからズボ釣りのママカリに変わる前に今朝釣り場で聞いた「昨日ここでカマスの引っ掛けでよく掛かった」という話も検証してみました。「たまたま引っ掛けの竿や仕掛けを積んでいたから」でしたが3シャクリ目くらいに1尾掛かって「ラッキー!」と思いましたがそのあとは何度シャクってもかからず。15分くらいで諦めました。

釣り終わって

投げサビキのオマケ針(餌針)釣りは大体思ってた通りにうまくいきました。もう少し暖かくなって手が悴まなければ餌付けもスピードアップできるし手返しも良くなるでしょうしね。一番慣れている釣り方のズボサビキも上手く行きました。カマス掛けは急場仕立てでしたが釣果は1尾。できればもう少し掛けたかったところですがそれは贅沢というモノでしょう。

 

沖から回遊して来る魚は潮位の高い方が来易いのかな?今の時期は日の出時刻が大潮の満潮時刻に近くて潮位が高い時間帯と朝マヅメが重なります。(多分ゆうマヅメも似た感じだと思う)風の向きや波の高さにも関係しますが、この時間帯に潮が動いていれば釣果は期待できそうですね。「他には新しい群れがどのように湾内に入ってくるか?」も重要なポイントですが、この辺は魚に聞いてみないと分かりません。

 

ま、大爆釣を望むのは贅沢過ぎるとしても、ここしばらくは行けばそれなりにに楽しめそうな気がしますね。

 

では、また。

 

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