昨日の夜は日付が変わる頃まで土砂降りでした。まだその名残も残っているような日高港湾の岸壁です。
釣り座周りも雨に洗われて幾分きれいになりました。
砂埃の原因になる荷役作業でこぼれる細かな土砂も幾分洗い流された様子です。
此処は川の水も流れ込む港ですので、濁りはまだこれからきつくなるかもしれません。
しかもすぐ北側には日高川の河口もありますので、上流のダムの放水が始まれば濁り水も長く続きます。
それでも雨が上がったので釣り好きは出かけてしまいます。
岸壁に着いてみると見慣れた面々が勢ぞろいしていました。
「遅かったじゃないか!?」といわんばかりの雰囲気で既に釣り始めています。
おそらく彼らは雨が止むのを待ちかねて駆けつけた人たちでしょう。
年配者がそろっていますが、皆さん元気そのものです。
遠くから来た人もいるでしょうが、今回のように大雨のすぐ後に並んでいる人たちはほとんどが地元勢です。
しかも、歩いてこれるほどの近さの人も何人かいます。
その人たちはこの大きな港のできる前から(おそらく子供の頃から)
この近くの岸壁や浜辺で遊んで大きくなった人たちで、
この大きな港も作られる前から工事の最中を通じて出来上がった後。
そして現在までを知っている人たちも多くを占めています。
この港ができたころはフェンスなどなくてさらに沖まで自由に出入りできて、カツオやハマチなども岸壁からどんどん釣れたとか。
工事の最中には防波堤で囲われた大きな水たまりの中に
ドデカい鯛やらヒラメが閉じ込められていて、それを釣るのが楽しかった。
など思い出話もたくさんあるようです。
中でも一番残念がるのはフェンスの設置されたこと。ことあるごとに「フェンスのなかったころは良かった。」
「よく釣れた。」「今とは魚の大きさが断然違った」などと話してくれます。
今みたいに遠くに投げなくても足元で大きな鯵やサバなども釣れたといいます。
「そんな頃に釣りをしてたらなあ」いつもうらやましがりながら聞いています。
釣れ具合を調査
予定通りに5.3mの竿を2本用意して片方は上カゴ(上かごの下に錘)でサビキの下に錘はなし。
片方は下カゴでサビキの下には錘あり。上かご上錘(サビキは吹き流し)と下カゴ下錘の2本立てで釣ってみます。
究極の上かご仕掛け?と基本的な下かご仕掛けの釣り比べです。少し濁りがきつい状態ですが、
ハヤブサの蓄光サビキ(ピンク)を使います。
今日は、仕事で大阪方面に出かけます(勿論運転は嫁さんに頼んでいます)ので午前7時頃には納竿予定で、
午前8時に帰っていなければ電話を掛けてもらう約束になっています。
できれば8時には出掛けたいところですが、万一遅れても9時には出掛けないと仕事に影響してしまいます。
出発さえすれば(嫁さんには申し訳ないけど)助手席で到着まで居眠りできます。
ただ、寝不足と言っても釣りに行ってきた後は目が冴えてなかなか仮眠もできません。
特によく釣れた後などは興奮が後を引いているんでしょうか?
しばらくは運転もしたいほどですが、さすがに昼ご飯の後になれば疲れが出て院無理をしてしまいますので、
やはり嫁さんに運転を任せた方が安心です。
この日も移動距離は200kmを超えると予想されますからドライバーは二人で行く方がいいですよね。
下カゴに軍配
上カゴと下カゴの釣り比べですが、結果的に今日の潮では下カゴに軍配です。
潮の流れの具合なのか?濁りがきつかったからなのか?原因は分かりませんが、
圧倒的に下カゴの方がよく釣れました。
「扱い」も下かごの方が扱いやすく仕掛けを回収してから次の投入までの間合いも
下かごの方が早いような気がします。
そのことによって「ポイントに撒き餌が滞留している時間に無駄がない」のかもしれません。
画像のチヌを釣ったのも下カゴの仕掛けです。
ハリス1号で40cm近いチヌを抜き上げましたから
柔らかい長竿は重いだけじゃなく能力が高いものなんですね。
抜き上げて地面に落とした後チヌが暴れてハリスが切れましたから、
「イッパイイッパイ」だったのでしょうか?サビキ釣りをしていなければタモで掬っていましたが。
今朝はサビキでしたから(タモを使えば仕掛けがもつれると思って)強引に抜き上げました。
下かご上かごの使い分けには、潮の流れや澄み具合、タナの深さなどいくつか条件があると思います。
上かごと下かごを条件に合わせて臨機応変に使い分けることが一つの目標になるかもしれません。
釣り場や季節によってその時々の葉や利尿なものもあるかもしれませんが、
一朝一夕に行くとは到底思えません。
時間をかけてひとてぃとつ経験を重ねていくほかないでしょう。
理解やマスターには相当な時間がかかることでしょう。
普段より分かり易かった
濁りがあったおかげで時合いの変化がゆっくりと進み、
時合いの移り変わりが刻々と移動してていくさまが普段より分かり易かった気がします。
湾の奥の方から徐々に沖に向かって釣れていく様子も鮮明だったたようです。
これほどの濁りでも魚は夜間には湾奥の皮の流入ポイント方向に寄っているようで、
「いつ頃湾内に回遊してきたか?」ということは
今回定かではありませんでしたが少なくとも夜間の内には湾奥深くに侵入していたように感じます。
やはり最後はフェンス際でよく釣れてそのあとは
フェンス際より少し内側に集中して釣れて終わった感じでした。
この「フェンス際やそれより少し中の部分で」というのは
大まかに見ればたぶん同じ場所ということで良いでしょう。
とにかく時合の終わり際はフェンス周辺で他の釣り座より少し深くなった部分で
やはり深場が有利ということになるのでしょうか?
欲を言えばフェンス際が空いていて其処で一人時合いを追っかけることが出来たら、
どんなに楽しいことかしれません。
相当長い時間釣れ盛ることができるのではないでしょうか?これは見果てぬ夢ですけどね。
1週間ぶりの雨上がり二日目
さて明日は何処に座ろうかな?「1週間ぶりの雨上がり」その二日目です。
少しは大きなサイズが出てほしいですよね?前回の実績もありますから
どうしてもサイズを期待してしまいます。
そして船は入港してこないでしょうか?
朝早くから期待して釣りに行っても船の入港で納竿を余儀なくされてしまったら最悪ですよね。
「それも含めて釣り」ということなのかもしれませんが。
どちらにしても明日は少し早めに着いて良い場所を確保したいですよね。
明日がよく釣れれば明後日にも多少は釣れるでしょう
。そうなれば週末ですから、遠くから来られる釣り師たちにもチャンスがあるかもしれません。
いやがうえにも期待は膨らみます。
チヌが釣れた~棚が深かったかな?
チヌが釣れたということは、少し棚が深すぎたかな?
それでも同じ棚で鯵も調子よく釣れましたし、
少しでも浅くすれば豆鯵・豆鯖・小イワシのトリオが待ち構えています。
これは明日も同じ傾向なんでしょうね。
明日になれば少しは濁りも少なくなって棚も浅くなるのでしょうか?
否、深くなるのかな?この辺が特に興味をそそられる部分でもあるんですよね。
「棚が浅くなったらああしよう。深いままだったらこうしよう。」
思いを巡らせているのも楽しみの一つですよね。
結果は明日のお楽しみ!
では、また。
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