おかず釣り師が行く!ダイソー・太刀魚テンヤの改造2号  タッチポン?

※資料画像

太刀魚は、ハード・ルアーでもワーム(ワインドやシャッドテール)でも釣れますが、昔ながらの「太刀魚テンヤ」でもよく釣れます。否、テンヤの方が良く釣れるかもしれません。ただテンヤは餌の付け替えが面倒で、テンヤ一筋という釣り師たちはあらかじめ餌を巻き付けたテンヤをいくつか準備したりしています。

※私の試作1号機

去年の秋から晩秋にかけての太刀魚シーズンにもよく釣らせてもらいました。私の場合は(餌釣りの)完全フカセ釣りとルアーはシャッドテールでした。それ以外にもテンヤなども試しましたが、なにぶん餌の準備と装着が面倒でなかなか主流には成り切れず、いろいろと試行錯誤して餌の装着を試してみましたが、どれも試作どまりでした。

私の太刀魚釣り定番の餌「キビナゴの味の素まぶし」このほかに「ボイルオキアミのイワシ油和え」も。

また餌を装着したテンヤは、釣れ渋る状況には効果的ですが、爆釣モードに入れば(手返しで)ワームの方に完全に分があります。欲を言えば、「ハードルアーの方がワームの劣化がなくて良いかな?」(試していませんが)と思える状況にも何度か遭遇することがありました。次のシーズンにまた同じような状況に遭遇すれば「今度はぜひハードルアーも試してみたいな」と思っています。

普段、私が使ってるシャッドテールのワーム
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テンヤは餌の装着が面倒

ワームで「ポツリポツリ」と釣れているようなときにはテンヤが有効なことはわかりました。いわばルアーと餌のハイブリッドですから釣れて当たり前といえばそうなんですが。ただ、先にも書いたように餌の装着が面倒なのでどうしても二の足を踏んでしまいます。

ということで私もいくつか餌の装着が簡単なテンヤを考えてみましたが、どれも一長一短で試しに釣っては見ても一尾釣ったらおしまいのような完成度の低いものしかできずに太刀魚ゲッターなどのメーカー品を凌駕するようなものはできませんでした。もちろんポウワームのようなものもやってみています。

メーカー品はそれなりによく考えられていますが、何しろ値段が高い。太刀魚も波止から釣れる魚の中では高価な部類に入りますので、仕掛けが高いのは無理もないことですが私の基準に照らせばダイソーのテンヤがベストな価格でそれ以上高いものは規格外ということになってしまいます。

ユーチューブを見ていたら

※本家本元の「タッチポン」考え方は似ていますが、さすがに作りが(私の試作品より)遥かに良さそうです。
※試作2号機の自作テンヤ

太刀魚の秋のシーズンも過ぎたころ、暇を持て余してユーチューブをだらだらとみていたら「タッチポン」という太刀魚用のテンヤが目に入ってきました。これが以前に私が試行錯誤していた時に試作したものの一つにに似ていたので、一気に興味津々で見入ってしまいました。すでに発売されてから二年ほど経過していますのでアイデアは先方の方が先だったようですね。

ただ、考え方がよく似ていましたので気に入って作ってみようと思い立ちました。買ってきて寸法などを測ってコピーしたのでは(自分の)プライドが許さない??ので画像を見ただけで参考にさせていただいて作ってみます。もちろん一から作るほどの根気はありませんのでダイソーテンヤの改造でやってみたいと思います。

ということで正月休みの行事ごとも一段落した一月二日。待ちかねて近くのダイソーショップへ行って買ってきましたよ。このテンヤはライトウェイトが得意なようなので一番小さいやつを三個買ってきました。この三個を改造してみて「いい線行かなければあきらめる。いい線行けばルアーが得意な友人に頼んで実際に釣ってみてもらう」こういう考え方で改造をスタートさせてみます。

ダイソーテンヤの余分な部品を外します

※ダイソーテンヤです。これで200円はありがたい!

改造するにあたり、まずはダイソーテンヤの余分な(余分と思われる)部品を外します。部品といってもご覧の通りのシンプルな形ですので難しいことはありません。一番前のヘッド部分から出ているトゲをカットします。カットは難しくなくて頭の部分を大きめのペンチなどでしっかり掴んでトゲの根元からグイっと2~3回曲げればポキンと簡単に折れます。

後ろ側についている2本ペアになっているトゲは前方にずらすだけですのでハンダで外します。が、ハンダでいくら温めtも外れてくれません。ならばとターボガスライターであぶっても外れません。これは、釣り具によくあるハンダ付けじゃなくてロウ付けかそれ以上のもので付けてあるようです。仕方なく後ろ側をカットして先に外して(折って)あったトゲをその前に移植して形を整えます。

次にキビナゴを通す部分のストッパーを作ります。これは銅線をぐるぐる巻きにしてハンダを盛るだけです。

下ごしらえが出来ました。

あとはピアノ線の先に小さな輪っかを作っただけの「キビナゴ通し」を付けてストッパー同様の抜け止めを施してキビナゴ通しを(曲げて)成形します。次にキビナゴの頭の部分を抑えるストッパーをハンダすれば完成です。

キビナゴの大きさや太さは想像で作っていますので少しサイズがチグハグかもしれませんが、以前にいくつか作ってみた経験がありますのでそれほど大きく外れることはないでしょう。あとは、曲げの工程が少し複雑だったので最後のキビナゴを止めるストッパーを若干細い部材で作りましたので強度が多少心配です。

※資料画像

友人にテストを依頼して

最後は、ルアー大好きな友人に頼んでしばらく使ってみてもらおうと思っています。彼がキビナゴでやるのか?ワームでやってくれるのかはわかりませんが、耐久性があって水中での姿勢が良ければ合格ということにしたいと思っています。今回の改造ははんだ付けさえできれば比較的簡単にできます。曲げたりカットしたりは何度かやってればすぐに慣れてうまくなるでしょう。
高価な仕掛けもいいですが、自作で釣るのもオツですよ。 

 

では、また。

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おかず釣り師が行く!ダイソー・太刀魚テンヤの改造1号