「１００均のタモ網」を何かと便利な雑魚網に改造　#サビキ釣り

サビキ釣りで鯵を釣るとき、私は海水を汲んだバッカンの上でサビキから針ハズシを使って外しています。外れた鯵は「ぽっちゃん」とバッカンの中に落ちます。余裕のある時に、ある程度のサイズの場合は、１尾ずつ魚バサミでつかんでナイフで締めますが、小さなサイズの場合は、そのまま氷水を張ったクーラーにまとめて移します。その時に使う小さなタモアミは、元々金魚の水槽？の水替え時に使うような針金の１００均の小ぶりなタモアミを使っていました。

軽いモノですし、１００均で買えますし、壊れても無くしてもダメージは小さいのですが、１個買ってしまえば１００均と言えど度々買いに行く気にもなれず「安物なりな薄いガーゼのような網」が傷んでも、破れても魚が掬えて役に立つうちは使い続けていました。少々破れても針と糸で補修したり、買いなおせばスグなのにしつこく使い続けてしまうんですよね。貧乏性というか・・・。

挙句には何とか網の切れ端を探してきて、それで補修して使っていましたが、ありあわせの材料で作った（補修した）ものではすぐに崩壊して使い物にならなくなってしまいます。こういう風に無駄な時間を浪費した末にやっと確りしたものを買って使おうという気になりました。挙句に買ったのが冒頭の写真のタモアミです。その名も「ザコネット（雑魚ネット？）」なるものです。

**^{※ホームセンターで買ったタモアミ（青）と通販で買った細かすぎる網目の白いタモアミ}**

網目が細かすぎた

ザコネットは、注文した翌日には配達されてきました。見た目も大きさも想像どおりでしたので、早速次の釣行時から使ってみることにしました。使ってみての感想は「タモアミの枠がもう少し小さければ」それとやはり懸念していた網の目の大きさです。細かすぎます。釣行時に何度か使ううちに「（網から）水が抜けにくくなる」という状態になりました。

ザコネットはまさに小さな魚に使うタモアミ。たぶんメダカサイズかそれ以下のサイズの魚に使うものだったようです。ただ、持ち手の部分もかなりしっかり作られていて、アマゾンの通販で買わなければ（他では）こんな安い価格では買えない商品なのでは？と思うような品物でした。

作りが良いので「水はけの難点は気にしないことにして」そのまま使っていました。使いながらも「もう少しだけ網目の荒い小ぶりなタモアミがあったなら。」と気にしないといいながらも気になっていました。私の様子を察知していたのか？嫁さんが何かの用事でコーナンに行ったとき「欲しそうなのが売ってた！」と今使ってるのに似たタモアミを買ってきてくれました。価格は698円+税です。

さらに大ぶりな枠と長い柄

嫁さんが探して来てくれたタモアミは、フレームが３角。バッカンで扱いやすいのですが、少し大ぶりで柄も長いモノでした。それでも網目がネットで買ったものよりも荒くて水はけが良いので、これを使ってみようと長すぎる柄の部分を短くする工夫を試みます。

先ずは適当に目星を付けて高速カッターでカットします。このタモの柄は２本の太さが違うパイプを組み合わせて作られていますので、接続部分をガードするように樹脂部品が使われています。カットしたうえでこの樹脂部分を抜きます。そのあと接着剤をたっぷり塗って樹脂部分とともに組み立てます。

接着剤が乾くまでは多少ぐらつきますが完全に乾けば固く接着されています。強めにねじってみても外れる気配はありません。接着剤は愛用のダイソー商品ですが、コレが小分けでパックされていて使いきりで便利です。使い勝手が良いので粘度の高いものと低いものの両方を常備して活用しています。

さて、これで「一件落着！」と思った矢先。

「なんてことでしょう！」タモの柄をカットして、接着して。「これで、一件落着！」と道具を片付け始めた時に嫁さんが買い物から帰ってきて「セリアに寄ったら、こんなのがあったよ。１００円だったから聞かずに１個買ってきた」とニコニコしています。見れば、枠の形は丸だけどちょうどいい大きさで、網目もよさそうで、柄の長さも使い易そうです。

しかも「１００円＋税」だから気兼ねなく使えます。「海に落としても泣くことは無い」。ただ「もう少し早く見つけてくれていたら、いくつかの無駄がなかったのに」「一足遅れ」と思えば残念ですが「世の中こんなもんでしょう？」長い人生で何度も「こんな一足遅れ」に出会っていれば少しは慣れて気にもしません。

このタモアミに出会うまでに「幾つか無駄になった？タモアミ」もどこかで何かに使えるでしょう。汚れたものはきれいに洗って保管しておきましょう。欲を言えば、この１００均の青いタモアミは枠の形が丸なので、できれば３角に変えてみたいと思っています。枠の針金を曲げて３角にしてみようというものです。