おかず釣り師が行く!「黙って釣ってる訳じゃないんです」一人で夜釣り

♬釣らせてください もう少し ボーズじゃ帰れない帰りたくない
釣れる気配はまるで無いけれど
そうよみんな帰った後では

賑やかに釣っていた人たちが帰る頃になっても自分は未だ一匹も釣れていない。時合が過ぎて何をやっても釣れなくなった釣り場に取り残されても「今夜釣りに来たからには釣って帰りたい」この一心に拘り続けることってよくあります。

この頃では「今日は釣れない日」と割り切って帰る術も身についてきましたが「気がついたらポツンと一人取り残されていた」と言う経験は何度もありました。

※12月12日の朝はいい天気でした
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お次は釣り座選択のミスを後悔する場面

♬「今日はこっちが良い」と この釣り座
今さら悔やんでも仕方ないけど
未練心消せぬ あそこなら
今夜はもっと釣れて いたのに

大金星を狙って敢えて昨日釣れていた釣り座を選ばずに突飛な場所で竿を出すことって私の場合よくあるんですね。動機は自分でもよくわかりませんし、成功体験も無いのに奇を衒って思いもよらないところに釣り座を構えてしまうんです。釣れないとはわかっていても「この場所で爆釣したらいい気分!」バカな話ですよね。


♬波止は冬の雨まだ止まぬ この気持ち折れるほど
昨日釣れたから良いけれど
帰りたくない

そして釣れない日に限って天気も味方してくれないことも多くて雨の中を粘ってしまったりするんですよね。「自分に対して意地張りモード」に入る前に気づけば傷は軽いんですが、知らない間に抜け出せなくなっていたりします。早い目に「失敗は失敗として諦めて」釣り座移動するなり納竿する判断も大事ですよね。

※気象庁HPから引用

釣りの目的は?

♬何か一つでも 釣ってボーズなど 逃れたいから

釣りに行く限りは「ボーズはいつも嫌なもの」です。釣りの最中でも「周りが釣れて自分一人がボーズのまま」なんていたたまれないですね。そんなときにはたとえ外道でもいいから一匹釣れれば気分は楽になります。もちろん本命がたくさん釣れるのに越したことはないですけどね。

※気象庁HPから引用

12月12日朝

寝坊しました。午前4時半には家を出る計画でしたが、起きたのが午前5時です。釣り場に向けて出発したのが5時半だったでしょうか。車のエンジンを掛けながら先輩に電話しましたが、彼は今朝は前日に新型コロナの予防接種で今朝はお休みとのこと。

しかしながら「昨日はあまり釣れなかったので今朝は(釣り場は)空いているだろう」「6時半までに着けば釣り座はあるはず」と力強いアドバイスをくれました。釣り場に着いてみると、なるほど先輩の予想通り人出は多くありません。最良の釣り座からは少し離れたところですが楽に釣り座に着けました。

左右の釣り師に声掛けして準備を始めます。今朝は遅くなったこともありますし、鯵は今夜浜に釣りに行くつもりですから鯵釣りはしません。カマスのトントコ釣りだけを準備します。

一投目からいきなりヒット

「カマスのトントコ釣り=足元でのサビキ釣り」でも初めは第一投と呼ぶおでしょうか?ただ、足元近くに仕掛けを落とすだけですからね。単に「釣り始め」なんでしょうけど、第一投と言えば「如何にも・・」って感じがしますからね。

とにかく一回目に仕掛けを落としている途中で喰ってきました「待ってました!」って感じです。それから5~6尾は入れ食いで喰ってきましたので両脇の釣り師たちは「なんや!こいつ?」って感じです。瞬く間に10尾ほど釣った頃には近くで釣っていた知り合いたちも見に来るほどです。

私は「たまにはこんな日も無ければ、釣りも面白くないからね」と言いながら自分でも驚いていました。とにかくカマスが1か所に集まっているところに仕掛けを入れたんでしょうね。釣れる筈です。その後は少し潮が動いたのでしょうか?群れも移動してしまって「ポツリ、ポツリ」と釣れる状態になりました。

※気象庁HPから引用

12月12日半夜の浜

早朝の釣りに続いて浜に出かけるのも野暮用で時間が押し気味です。車を降りたころには辺りは暗く西の空に明るさが少し残る程度でした。渚までの砂利道を暗い中歩くのは苦手ですが仕方がありません。途中で比較的大きな波音が「ドーン」と言う感じで聞こえましたが波打ち際ではそれほど大きな波の様子ではありません。

ただ、波打ち際が盛り上がってその後ろ側(内陸側)に水たまりができているところを見ると時たま大波が押し寄せている様子ですので波打ち際より少し下がって釣り座を構えます。このことでその後不意な大波が押し寄せた時に近くで釣っていた人の餌入れが押し流されても下がって釣っていた私には(波の)被害がありませんでした。

まあ、私には以前に何度か波に撒き餌を入れ物ごと流された経験があったのでこのように判断できたわけですが、釣り座の間隔が広くて波の音が話の邪魔をする浜では隣にいても細かな注意を教えることが出来ません。彼には気の毒でしたが次回の教訓にしてもらうほかはないでしょうね。

初めは長い竿で

「波の大きなときにはポイントは遠くなる」コレは名人から教えられたことで、波が大きい時には鯵は渚に近づき難くポイントはどうしても遠目になります。しかも波打ち際では大きく波が砕けるために釣りあげる寸前でのバラシが多くなってしまいます。これを防ぐためにと遠くに投げるために長い竿が有利になります。

 

ただ、長い竿は重いので手返しが遅くなりどうしても釣果に響きます。「針ハズレを防ぎたいのか、手返しをよくしたいのか?」どちらを選択するかはその日の判断ですよね。私は初めは長竿で釣り始めましたが、どうしても自分のペースで釣りができないと感じたので5.4m竿に途中から替えて釣りました。

 

長竿から5.4mに替えたら頼りないくらいに軽かったけどペースは上がります。腕も楽ですしね。ただ、投げるときなどには(距離を稼ぎたいので)立ち上がる必要がありますので足腰の運動にはなります。竿を交換するのは一つの賭けになりますが、昨夜の釣りでは交換が功を奏したと言えるんじゃないのかな?


終盤はまだまだ釣れそうだったけど餌も使い果たしたし、午後8時半には納竿として帰ってきました。      

 

では、また。