おかず釣り師が行く!「底たたく くらいの深さに 鯵はいた」#波止釣り

※4月26日ゆうマヅメの釣果
※4月25日ゆうマヅメの釣果

ご覧いただけるように4月25日には渋いながらも2桁の釣果がありました(この日は岸際のズボ釣りのみでした)が4月26日は前日に鯵の群れの接岸が少なかったので、投げサビキに変更して臨みましたが、回遊自体がほぼなかった様子で全くと言っていいほど釣れませんでした。

※気象庁HPより引用

潮回りはちょうどゆうマヅメに満潮の潮どまりのタイミングです。良くないといえば良くありませんが、回遊がたっぷりあれば「ド干潮」よりも「満潮時の方が」この港内の浅い水域では釣れる確率は高いのですが、どうにも港の入り口で止まってしまったらしく外向きに釣っていた投げサビキ組はソコソコ釣れていましたが、港内の私たちは私が竿頭といった具合の低調な釣りになってしまいました。

※気象庁HPより引用

「もう港内には入ってこないのか?」こんな調子では面白くありませんので、翌日はポイントを変更して港の入り口近くで待ち受けることにしました。港の入り口には狙える場所が2か所あって1か所目は手前側(陸側)から沖向きに投げて狙うポイントです。もう1か所は沖に延びた突堤の‥そうです向こう側から陸向きに投げて狙います。

陸から沖向けのポイントはアクセスも良く楽に釣りができますが釣り座の数が限られていて4人も座れば満員になってしまいます。しかもアクセスが良いので毎日日曜の年配釣り師が夕方の時合にもかかわらず、昼過ぎから場所取りしています。これには到底かないませんので、私はその反対側(突堤の先端)から狙うことにします。ここは釣り座も広く余程でない限り(駐車スペースからも遠いので)埋まることはありません。ただ、機材の多い投げサビキ釣りには、その「遠い歩き」がネックになります。

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台車に積んで波止を歩きます

突堤の付け根の邪魔にならないところに車を止めてそこから歩きます。距離にすれば1km近くあるでしょうか?この距離を釣具や餌やクーラーをもって歩くとなれば相応の準備が要りますし、高齢の釣り師には向きません。行きは行けたとしても帰りは獲物や海水の入ったクーラーが重荷になってしまいます。

荷物を積んだ台車を押しながらゆっくりとした足取りですが、誰かに追い越されることもなく何とか辿り着きました。この釣り場は一昨年から昨年にかけてほぼ毎日半年以上夜釣りに通いましたので「勝手知ったる場所」になります。先端部は一段釣り座が高くなっていて覗き込むと少し怖い感じがしますが、手前は水面までの距離がちょうどいいくらいで、取り込みもし易くこれほど遠くなければもっと頻繁に通いたい釣り場でもあります。

この日の風向きは南風です。少し強いかな?もっと強い日にも夜釣りに来ていましたからそれほど気にはなりません。向い側の波止の釣り座に丁度正対するような位置に釣り座を構えますが、向こう側の制約が多い釣り座に比べればこちら側は釣り人の密度も低くコロナ予防も安心。投げるにも自由度が高く快適な釣りが出来そうです。

釣り始めてすぐにアタリが

一投目からアタリがありました。幸先が良いのか?「否、こんな日はそれっきり・・ってことも多いから・・」などと考えながら2投目を投入します。やはり即アタリがあります。「良いぞ!いいぞ!」向こう側から投げている釣り師たちも釣れていますがタナが合っていないのか?ここから釣っているよりはペースが遅い感じがします。

たぶん私のタナ取りがたまたま合っているのでしょう。実は昨日(向こうから投げてですが)爆釣していた知り合いにこっそりタナを聞いていました。今日もよく似た状況のようです。後から来た知り合いにもタナを教えます。サビキ釣りは一人で釣るより2~3人で釣る方が撒き餌も切れることがないので鯵の群れを長くポイントにとどめることができます。

ポイントに撒く撒き餌の量もそうですが、撒くタナもおなじ方が良いような気がします。今回は周りの知り合いが私の棚に合わせてくれましたので、釣れ続きます。おかげで鰺は比較的深い棚にとどまっているようで、この釣り場では初めて釣るような深さのタナです。少しでも投入ポイントが違えばウキが寝てしまいます。

休む暇もなく釣れて

2時間ほど釣っていたでしょうか?知り合いのアジンガーにも電話を入れて彼が到着してすぐに時合は終わってしまいました。私は割と細いハリスで釣っていましたので途中で1回サビキ交換し、バッカンからクーラーへ4回ほど釣った鯵を移しました。かえって数を数えたら80尾程度ありましたから忙しかったはずです。

投げサビキでこれだけの数となれば、まずノントラブルが条件になりますし、その時間入れ食いが止まらないことが一番の決め手でしょう。ほかには「釣り人の手返しの速さ」これの遅いことには私は定評がありますので2時間で80尾以上となれば1時間に40尾。1分半に1尾の計算になりますから私としては限界に近いハイペースになってしまいます。

釣り終わって気持ちのいい疲労感とともにボチボチと片付けに掛かっていたら、「お先に!」とみんな帰ってしまいましたよ。そりゃそうですよね暗くなってくるのにのんびり片付けしてるやつには付き合えませんよね。私は、「まあ、これも釣りさ」と慌てることはしません。それでも完全に暗くなる前には車にたどり着くことができました。

明日は雨で荒れ気味になるらしい

遠くから眺めていただけですが、港内の方は芳しくなかったようす。聞くところによれば早朝には釣れるらしいがサビキはNGで専らカゴ釣りの面々に釣れているらしい。1か月ほど前のズボ釣りでの爆釣が懐かしくなります。これを書いている(この釣行の翌日の28日)28日は荒れ模様の天候で、その荒天が29日まで続くような気配です。

 

楽しみといえばこの荒天の後が中潮になるし、港内への回遊も期待されます。ま、そうなれば初日は良くても翌日からは近所のおばちゃんまで総動員の賑わいになりますから「1尾1尾釣って楽しみたい」私には楽しめない釣りになりますが、良く釣れるのはうれしいことですから期待して待ちましょうか?   

 

では、また。