それにしても凄い人出です。軽トラから高級車まで車もびっしり並んでいます。「車乗り付け」で釣りができるんですから「お気軽な釣り場」ですよね。
「じっくり自分の世界で釣りたい人」「大声で話しながら仲間と賑やかに釣りたい人」色々な釣り師がいます。私は、どちらかというと地味な部類に入ります。
長く通い詰めている釣り師には「じっくりと自分の釣りを楽しみたい」人が多いように思われます。それは「釣れても釣れなくても」自分のスタイルで釣りをすれば気の済む人たちの事です。
お祭り広場
「太刀魚が釣れている!」という噂を聞けば普段は他の趣味で時間を過ごしている人も、「あの引きや気軽さ」「獲物の見事さ」に釣られて集まってくるのは当然です。
しかも近頃は太刀魚も高級魚の部類に数えられるくらいに(特に刺身に出来る鮮度のモノは)高価な魚の仲間になりつつあります。そんなこんなで「気軽に一発狙い」のギャンブル的な釣りのような感じがしますよね。
太刀魚シーズンの日高港湾は、普段以上に様々なキャラの人物が集まるお祭り広場の様相です。
末席の釣り座
(いつものことで)前置きが長くなりましたが件のようなわけで午後5時に釣り場到着でも釣り座は長い岸壁の中央より丘側になってしまいました。「狙いが太刀魚でないならそのまま拗ねて帰る」くらいに末席の釣り座です。
ただ太刀魚は、(最近わかったことですが)ベイト(小魚)を捕食して生きていますのでベイトの臭いがする方に寄っているんです。で、そのベイトが太刀魚の接岸に因って港の奥側に追いやられている。いまはそんな状況なんですね。
しかも湾奥は、港湾沖側(フェンス際)より浅いんです。ここまで書けばお分かりですね。フィッシュイーターは、ベイトをそのまま追いかけて捕食するか?袋小路に追い込んで捕食するか?幾つかの戦法を使います。今は後者(袋小路)のパターンなんでしょう?暗くなってからは湾奥の方が成績の良いことが多いんです。特にここ数日は。
次々とベテランが
ということで図らずも岸壁の中央よりも奥側に釣り座を構えました。実は私の釣り座の隣には師匠が座っていて、(ま、フェンス際近辺が混雑しているからでしょうが)次々とベテランが釣り座を構えています。
この人たちならフェンス際近くに必ず友人や釣りを教えた後輩が居て「竿1本分」くらいなら喜んで空けて貰える人たちなんですが、今夕はここに座っています。
暗くなり始めたころ
暗くなり始めてルアー部隊が撤収し始めるとホットな釣り座辺りが幾分空いてきます。このチャンスを待って釣り座を決めずに待機していた私の友人が良い釣り座(彼の実績ポイント)をゲットして「隣に来ないか?」と誘ってくれましたが、「今日は、此処で釣ってみる」と辞退しました。
辞退はしたものの理屈は理解していても「あっちの方が良かったんじゃないか??」と迷いが生じてしまいます。「ここでやってみる」ときめたんだから「今日はここで!」と自分に言い聞かせて移動はしません!
私は明るい内は自作のジグサビキで、暗くなってからは自作仕掛け(ワイヤーやハリス)のキビナゴのエサでズボとウキの2本立てです。キビナゴは、買ってきて数で分けて味の素で締めます。この間冷蔵です。ある程度汁が出たら汁を捨てて「冷凍」という簡単な処理と保管をして持ってきています。
2尾でした。太刀魚
結果はジグサビキで20cmクラスの鰺1尾。(本当はカマスが釣りたかったんですが。)太刀魚がズボで1尾(指4本クラス)ウキ釣りで1尾(指3本クラス)でした。
帰って刺身で食べたのは指3本クラスの方です。金曜の夜には孫たちが来るので刺身にしてやると指4本クラスは、嫁さんが丁寧に処理して冷蔵庫へ。私としてはマズマズな釣果でした。
先に書いたように今夜(金曜)は孫たちが泊まりに来ます。1尾良いサイズがストックしてありますが出来れば釣りたてを出してやりたいので夕方また出かけるつもりです。
では、また。