おかず釣り師が行く!「半夜1 早朝2尾の 太刀魚よ」

※9月6日の日高港湾から望む夕日

太刀魚の半夜釣りに出かけて、翌朝の釣り場でも竿を出しているなんて近くに住んでいるから出来ることですね。この近辺の釣りマニアはみんなこんな感じです。シーズンになれば勤めの人は仕事前と仕事帰りの1日2回。私たちのようなアラ還組は、もちろん朝晩です。孫の刺身の分は昨日の半夜で準備できていますが「出来れば新鮮なものを食べさせてやりたい」そんな思いで9月6日の半夜釣りに出かけました。釣り場は日高港湾です。

急いでも野暮用が多くて岸壁に着くのが午後5時を過ぎてしまいます。この時間になれば「釣果にありつけるだろう釣り座」は既に先客が居て残っているのは釣れそうにもない釣り座だけになってしまっています。

与えられた条件で精いっぱい釣るしかありません。それと魚の気まぐれを期待するしかないでしょう。昨日のようにイレギュラーに賭けてみても当たれば良いですが外れたら散々な目に遭うだけですからね。

※9月6日の日高港湾:夕方近く空いている湾奥の釣り座 

(昨日は奇跡の2尾を私が釣って、周りの師匠はじめお歴々が揃ってゼロ尾という結果でした)もう少し沖の釣り座を選んでいればそれぞれ何尾かは釣れていたはずですが、みんな湾奥の大物に賭けたんでしたよね。

※9月6日の日高港湾:夕方近く空いている湾奥の釣り座 
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昨日に近い釣り座

なんだかんだ言いながらも結局昨日に近い釣り座に座っていました。先に書いたように空きが無かったんですよね。太刀魚の先輩釣り師のようにルアー部隊の撤収を待ってなるべくフェンスに近い釣り座をゲットするのもいいアイデアですが「ルアーの真似事もやってみたい!」

と、なれば場所取りレースはルアーチームと同じカテゴリーで争うことになってしまいます。「それでも、ルアーの終了から場所替えをしてみては?」と考えますが、その時間帯からの移動は私にはできません。既に今いる釣り座に根が生えているからです。

私は特に根が生えやすいタイプですので、軽快なフットワーク宜しく「次から次と釣り座を移動して釣果を上げる」釣り方「ランガン」は向かない性分なんですよね。何に関してもそうで「往生際が悪い」「見切りが遅い」所謂,損なタイプなんです。

※9月6日半夜釣りの釣果

9月5日の釣果

前日と同じ釣り座に座っていると「昨日(9月5日)は釣れたそうやね」などと声かけてくれますが所詮2尾ですから昨日釣れたのは。自慢できるような釣果ではありません。他に良い釣果が無かっただけの事です。

それに「柳の下の2匹目のドジョウ」ならぬ「昨日の釣り座の今日の太刀魚」を狙っているわけでもありません。空いていないからここに来ただけなんです。昨日の教訓から「もう少し沖側で釣りたい!」これが本音なんです。

結果は「ルアー部隊」の抜けた後の比較的良い釣り座に入った先輩が9尾だったかな?私がまだゼロ尾で粘っていたら「もう帰る!」と寄ってくれました。距離にして30m違っているでしょうか?

※穴子のかば焼き

それでゼロ尾と9尾は大きな違いですよね。私の隣には子供のころから太刀魚釣りをしているという私より少し若い友人が座っていますが、彼は明るい内に更に陸寄りで豆鯵を釣って「泳がせ釣り」をしていますがその彼にも1回もアタリが無い位見放された釣り座になってしまっています。私たちの釣り座。

私の先輩の9尾の釣果を聞いて隣の彼は「今日はアカン!場所が悪い!」と帰って行きました帰り際に私に残った生き鯵をくれたのでそれを餌にして9時までと決めて粘ってみます。生き餌は喰いが良いですが鯵ですのでキビナゴに比べて飲み込みが遅くなります。

暫くして時合いが来たのか?ズボ釣りにアタリが出ましたが、待ちきれずに逃げられ鯵は尻尾だけに。次にウキ釣りの生き餌にアタリが出ましたので十分待って取り込み成功!やっとのことで1尾ゲット出来ました。先にズボ釣りに釣れていた穴子と共に持ち帰ります。午後5時から9時まで4時間の釣りでした。

※9月7日早朝の日高港湾

朝飯前の釣行

9月7日の朝です。昨夜に釣った太刀魚は家で待ち構えていた孫たちの夜食?に刺身になって消費されてしまいましたし穴子のかば焼きもおやつのようにすぐになくなってしまいましたので、魚好きな彼らには新鮮な魚が何か必要になってしまいました。

私にできることは太刀魚とカマスの調達でしょうか?スーパーで買うにしても10時まで待つ必要が有り朝食には間に合いません。文字通り朝飯前の釣行になります。

孫の為なら??と午前3時半に起きて出かけます。もちろん行く先は日高港湾です。午前4時過ぎに到着。岸壁は凄い人出です。鯵が爆釣してた頃より多いかな?釣れているのが太刀魚とカマスですからルアー部隊の若者も多く詰めかけています。否、年配者もルアー投げてる。

※9月7日早朝の日高港湾

しばらく放置

私のスタイルでウキ釣りとズボ釣りの2刀流です。先ずは得意なズボ釣りから始めます。仕掛けと餌をセットしてウキ釣りの竿を組み立てていると竿先が上下しています。

しばらく放置。「グイグイ」と横向きに引っ張り始めるのを待って「合わせ」というより普通に巻き始めます。ある程度巻いたら急に手応えが強くなって「かかった」と実感できます。それまで3号の道糸でやっていましたが昨日から5号に巻きなおしていますので安心感が違います。

なるべく暴れさせずに穏やかに取り込みます。釣りあげたら手で折って締めてから針を外します。太刀魚ハサミも持ってきていますが、なぜか癖で手で掴んでしまいます。この癖は直しておかなければ咬まれたりして大変なことになりかねませんよね。

※9月7日早朝の日高港湾

ウキ釣りはノーフィッシュ

1尾釣りあげて暫くののちまたもやズボ釣りにアタリが出ました。ウキ釣りは既に投入して餌も交換していますが2尾目も釣れたのはズボ釣りでした。1尾目に続いて2尾目も指3本半くらいの良いサイズです。

2尾目を釣ったころには東の空も明るくなって因るというよりは朝の風景に変わっています。この時間帯の光の移り変わりは一瞬一瞬が目を離せないくらいに素早く見事です。瞬きをする間にも光の量が変わります。まだ滝で目を閉じる前と閉じて開いた時では海の色が違ったりします。こんな海の風景は釣り師でなくても一度は見て感じておきたいものだといつも思っています。

いつものようにマイペースで釣りをしていると周りは既に明るくなって、カマス釣りの時間帯になっています。結局ウキ釣りはノーフィッシュでした。日によってはウキ釣りの方が成績のいい日もありますがたいてい私の場合はズボ釣りの方が好成績です。

※9月7日早朝の日高港湾

孫の朝食

※9月7日早朝の釣果

1尾目が釣れた時に電話を入れていましたので孫が楽しみに待っていてくれました。彼は3食すべておかずが刺身でも良いくらいに刺身好きで食べる回数も多いので鮮度には敏感です。

 

スーパーで買ったマグロでも鮮度に?が付くようなものは必ず残します。食べたがらないこともあります。反面釣ってすぐの魚は脂の乗りとか癖とかに関係なく喜んで食べます。食性は「猫」と言っても差し支えないくらいに魚好きです。

 

今朝も釣りたての太刀魚の刺身でドンブリご飯を作って食べています。アツアツのご飯の上に醤油に潜らせた刺身を並べたシンプルなメニューですがこれが旨いと言います。この喜びようを見ると「じいじ」はまた釣って来るぞ!という馬力が湧いてきます。  

 

では、また。

 

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