おかず釣り師が行く!「川からの 濁りの元は ダムの水?」#ダムの放流

今、私が通う釣り場は河口近くで、ある程度の雨が続けば川からの濁り水が流入する港です。港は水深があるので海面が濁っているからと言っても、深い部分では割と澄んでいることも多いらしく、泥濁りの日でも一日か二日経てば魚の釣れ具合は回復しますし、太刀魚のシーズンなどには多少の濁りは歓迎されたりしています。

鯵釣りの場合、水が澄んでいれば投げサビキの方がよく釣れるときでも若干の濁りがあれば岸際のズボ釣りで対応できる場合があって、濁り水の功罪についてはほんの2~3年のシーズンを経験した程度では理解し尽くせないものがあります。今回も河口北側の漁港(水深は割と浅め)で釣れなくなって水深のある河口南側の港に移動して釣っていますが、浅ければ濁りの影響が顕著に出ても深ければその影響も緩めに出るようでその変化の差を味わいながら日々鯵釣りに今通っています。

数日前には濁りもかなりきつかったのが、こおこ2~3日でずいぶんクリアになってきました。と同時に岸壁からのズボ釣りの鯵がだんだんと(特にゆうマヅメには)釣れなくなって、ゆうマヅメに釣れるポイントは、深場の沖に近い一部だけになってしまいました。先に書いたように岸壁近くで釣れなければ(魚が要れば)少し投げればいいだけのことですが、今のところ(前回は竿をもって行ってなくて)試せていません。

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名人は数釣りに拘って

今朝、私は野暮用で釣行は控えていましたが、釣りに行っていた名人は、夜明けごろからよく釣れたと連絡をくれました。彼は「明日も行こう!」と誘ってくれて「朝マヅメはズボ釣りで十分。数釣りが楽しめる」「いいサイズだが投げサビキで狙うほどじゃない」と言います。

この釣り場の平均的なサイズは、今のところ20cm前後で夜明けごろには深場で若干大き目な奴が喰うが、投げてる人も足元で釣ってる人もアベレージサイズは変わらず。投げれば手返しが遅くなる「投げサビキは効率が悪い」というのが彼の考えなんですね。私はちょっと違って「魚が喰って釣りあげるやり取りや感触が楽しめたら」と思う方で名人のように大量に釣ることに執念を燃やす感じではないんですね。濁りに関しては、名人はさほど気にもかけていない様子で「釣れる場所で釣りたいだけ釣る。」ことが彼のモットーなようです。

私は今回の濁りが長く続きすぎているように感じていてそのことを先輩に話してみると、どうやら「今後の大雨に備えて上流のダムが貯水量の調整をしてるんじゃないか?」という説を話してくれました。的を得た話で、ダムは洪水に備えての水量の調節も設置の目的なんですから当然ですよね。「だから、濁りもなかなか収束しないんだ??」

ならば明日もズボで

サビキのズボ釣りはお手軽です。ウキもウキ止めも必要ありませんし、タナ取りはスピニングリールならラインストッパーを使えば簡単に設定できます。ただ、それ以上には糸が出せないのでデカいものが掛かったときには(やり取りの為に)ラインストッパーから糸を外す必要がありますが。

まさにリールと竿だけあれば、あとはサビキとカゴをつけるだけで釣りがスタートできます。もう少し水深が浅ければ延べ竿で十分なんですけどね。延べ竿での今くらいのサイズの鯵釣りは楽しいものです。サイズがいいのでかなり引きがいいですし。かといってやり取りできない大きさでもない。道糸の水切音を「ビュービュー」鳴らして引く鯵を釣り上げる醍醐味は何度味わっても楽しいものです。

余談になりますが、浜の投げサビキで釣れば、水深が浅くポイントまでの距離があるので、水平方向に寄せる距離が長く針ハズレも多くなりますが、このような深い港で釣れば、(特にズボ釣りの場合には(上方向に抜き上げるだけですので)針ハズレのリスクも少なくなって食わせた鯵はほとんど間違いなく釣りあげることができます、ただ、どういうわけか時には連発で針ハズレに悩まされる場合があって私は防止のために常に大きめな針を使うように心がけています。

さて明朝は

寝坊せずに時間通りに起きれれば、私も名人の隣で竿を出すことになります。上手くいけば名人の半分程度の釣果にはありつけるでしょう。たいていは予定時刻になれば先輩も駆けつけてきて並んで竿を出せるでしょう。気の合う仲間たちと何かをするという前向きな気持ちが好きです。もちろん名人のように数釣りもできればうれしいものですが、何より、明けてくる海に向かって「さあ釣るぞ!」って気分が良いですよね。    

 

では、また。