豆鯵・豆鯖・小イワシもずいぶん大きくなった日高港湾です。大きくなったのは嬉しいのですが、昨日の大鯵の姿が見えません。どこかへ行ってしまったのか?それとも船が入って回遊が遅れたのかは分かりませんが私が居た間にはほとんど姿を現しませんでした。
すし詰め状態
昨日より今日の方が混雑するだろうと覚悟して出かけましたが、私が到着した午前3時頃には「少し人出が多いかな?」程度でしたが、午前4時頃になると昨日の釣果情報を聴きつけた釣り師たちが集まりはじめて岸壁はすし詰め状態になりました。
ほとんどみんな地元の知り合い同士です。一番フェンス寄りに私が陣取っています。その隣に昨日と同様に先輩釣り師が座りました。暗い内は全く釣れない釣り座です。明るくなってから昨日の再来となるのでしょうか?
「ボーズ覚悟」
「釣れるのは明るくなってから」お互いに声掛け合いながら夜明けを待ちます。なぜ励まし合って待つのか?というと明るくなるまではこの釣り座は全く釣れず、明るくなってからよく釣れる釣り座で、
ほんの10mほど丘に寄ったところでは暗い内からソコソコ釣れているからです。「大物を狙って待つか?小さくても数を釣って満足するか?」究極の選択をしてここに居るので皆、ある意味「ボーズ覚悟」で座っているからです。
最悪の状況
明るくなり始めて、一番沖寄りの私に良いサイズの鯵が釣れて「さあこれから!」というときに大きな砂利運搬船が入港してきました。「何処に接岸するのか?」と固唾を飲んで見守るみんなの目の前に接岸しました。
「最悪の状況」です。竿を出しただけで1尾も釣れずに帰って行く釣り師も少なくありません。辛うじて丘寄りで釣っていた人たちは「暗い内の釣果」がありますのでまだ我慢が出来ますが、1尾もつれずに帰って行く釣り師の残念さは察してあまりあります。
懸念が現実に
「こんなこともあろうかと」フェンス際から少し丘に寄った方が釣れるのは分かっていましたが、一番外側に釣り座を選んだ私の懸念が現実になってしまいました。
よほどのことがない限り砂利船はフェンスをまたいで接岸することは無く、1つ目のビットがフェンスから3m程度丘寄りにありますので、船が接岸しても1つ目のビットとフェンスの間は釣りを続けることができるんです。
ただ、ビットには舫ロープが掛かっていますので、積み下ろしの作業中は船が大きく傾き舫ロープが切れる危険がありますので、私は作業が始まれば釣りをやめて帰ります。
作業中にも釣りをやめるように注意される船と何も言わない船がありますが、危険なことは見ればわかることですので、釣りをしないか?竿を出しても自分は離れてみているか?とにかく自衛の手段は講じておくべきですよね。
作業開始が午前6時半
砂利運搬船が接岸して作業が開始されるのが午前6時半です。それまでは、安全に釣りができますので、「浅い棚の豆鯵・豆鯖・小イワシ」を釣りながら「深い棚の大鯵」を時々探ります。
普段なら竿を2本出していますので「片方で深い棚を、片方で浅い棚を」と二通りの釣りができるのですが、船が入って釣り座が制限されましたので「お互い様」と竿を1本ずつにして詰めて釣っています。
私が詰めてスペースを開けてあげた釣り師がこの次こんなことがあって詰めて譲ってくれるかどうかは分かりませんが、今回はそうしました。結果的に船は2隻接岸しました。(2隻目は明日の分かな?)明日は、釣れても釣れなくても竿を出せれば良いですね。
では、また。