サビキ釣りで「糠や集魚剤は嵩増しの為」だけではない!

「明日の朝は早起きして釣行!」と決めて「夕飯前にチョコッと準備」。でも晩酌したあとはネットフリックスやユーチューブ・・寝るのが遅くなってしまいます。それに気づくのが時間を逆算して目覚ましを合わせるとき。そして後悔「あーあ、夜更かししてしまった」

「夜更かし」といっても寝たのが午後9時頃の「良い子の寝る時間」です。ただ起きる時間が深夜の2時前後ですからどうしても睡眠不足になりがち。午前2時に起きて2時半過ぎに家を出ると、釣り場付近に到着が午前3時頃ですね。たいていはNHKラジオの「ラジオ深夜便」が車中の定番です。

ラジオ深夜便の3時台には特集で懐かしい歌謡曲が流れることが多く、釣り場に着いてもついつい車の中で聴き入ってしまいます。「オイオイ!4時に釣り始めても1時間で明るくなってしまう!」この時期は(特に今年は)渋い日が多くて都会からの釣り人が少ないから釣り場は空いているけど、よく釣れてる年ならこんな時間に来ても釣り座には有りつけないよ。

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釣行するには楽でいいけど

「釣れていないから釣り場は空いてる」釣行するには楽でいいけど「釣れないから行く気にもなり難い」釣れない中でも少しでも釣りたいという欲求はありますが魚が少ないので理想と現実のギャップが大きくなるばかり。同じ釣り場に通う先輩方は手を変え品を変え貴重な釣果を絞り出しています。

10年以上も同じ釣り場に通い続ける人たちはさすがです。もはや釣れなくても釣り竿をもって釣り座に座って世間話。ご婦人方の井戸端会議さながらに見える日もあります。深夜の2時頃から釣り始めて朝マヅメまで。明るくなった少し後に時合いが来ると分かっていても日の出とともにサッサと片付けて帰ってしまいます。

やはり「釣りというより元気に早起きして釣り座に座ることが第一義」なんじゃないのかな?と深読み?してみたくもなります。先日「もう少し待てば時合いもやってくるかもよ?」と問いかけてもみましたが「日が昇れば暑くなるし、明日の朝も早いから・・」と返事が返ってきていました。

年なのかなあ

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明るくなってサッサと帰るのは一人ではありません。何人かが帰ってしまいます。釣れてなくても・・。そして次の日の早朝にはまた同じメンバーが並んでいるんですね。やはり「釣ることよりも、此処に来ること自体が目的なんじゃないですか?」と言ってみたくもなります。

「釣ることよりも、竿を出すことが目的なのか?」とちょっと可笑しく思ったこともありましたが、この頃は私も「釣れないのは分かっていても日の出前にあの場所に座っていることが必然的」に思える日もあって・・。年なのかなあ。

さて、アミエビに混ぜ物

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波止や浜からのサビキ釣りをするうえで撒き餌のアミエビに何か混ぜ物をする主な目的は「単に嵩増し」だと思い込んでいました。「糠で嵩増しするよりも集魚剤で嵩増しした方が少しは釣果も良くなるだろう」が集魚剤も意外に高くつきます。ならばアミエビ単品で撒いたほうが少しぐらい高くついても手間いらずで集魚効果も悪くない筈・・。そう思っていました。

要は「サビキ釣りの撒き餌はアミエビ単品が一番で、アミエビが高くなったから混ぜ物を工夫する」確かに何か粉モノを混ぜたほうが「撒き餌カゴからの排出」は良くなりますが、アミエビ単品でも撒き餌かごの網目をカットして工夫すれば(アミエビは)それなりにスムーズに排出されます。私はそのように対応で満足していました。

それもこれも「撒き餌はアミエビ単品がベスト」という信仰があってのことです。こんな私と対照的に先輩は米糠推奨派です。これは先輩と知り合った頃(数年前)から変わっていません。彼は頑なに「米糠かなり多め」の撒き餌で釣ります。アミエビの使用量は私の半分以下ですが、釣果の方は「なかなか勝てない!」1か月に1回でも先輩を上回れれば大喜びです。

いろんなスタイルの撒き餌

一つ先輩の名誉のために書いておきますが、彼はアミエビへの出費をケチっているのではなくて「自分の釣りスタイルを貫いている」という人で、私の知り合いの中にも(先輩と同様の独自のスタイルの)米糠メインの撒き餌で釣る人かいて(彼も)かなりの釣果を上げていますが独特な釣り方なので真似をする人はあまりいません。

私はそういう人の存在を知りながらも「これが自分のスタイル」と「アミエビ単品の撒き餌がベスト」という考えに拘っていました。実は私もこれまでに様々な「混ぜ物」を試してきました。そのうえで自分の釣りスタイルに合ったものが「アミエビ単品の撒き餌がベスト」という考えでした。

ただ、私が撒き餌に迷っていたころに通っていた釣り場は明かりの無い処で、しかも夜釣りがメインでしたので撒き餌の集魚効果ははアミエビの匂いや味がメインだったのでしょうね。稀に解凍したてのアミエビなら微弱な発光があってこれが有効な視覚効果をもたらしていることも確かにありましたが、これも新鮮なアミエビだけに期待できるもので何度も冷凍と解凍を繰り返したアミエビでは匂いや味だけが頼りになってしまう筈。

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今年の波止釣りは?

今年の(私が通っている)釣り場は初夏の豆鯵も爆釣というほどのインパクトはなく、時々回遊の兆し?らしいものがある型のいい鯵も1日限りと言う事が多く長続きすることがありません。今のところ例年に比べて力強さの感じられない釣り場の状況です。

夏の間は深夜から早朝にかけての釣りが涼しくて快適なのですが、釣果の方が思うように伸びないので常連を除いて釣り人は多くない状況です。暗いうちの釣果も思わしくありまぜん。比べて明るくなってからの釣果は少しは回遊もあるようで辛うじて「日が昇って暑くなるまでは粘ってみよう」という気にもなれます。

鯵釣りだけでなく夏から秋に期待される太刀魚釣りも2日に1本程度だったのが近ごろでは連日ヒットがある状況にもなってきたようで熱心な釣り人も通い詰めるようになっています。ただ、その人も太刀魚だけでは寂しいので豆鯵釣り等々の竿も並べて出してはいますが。

糠の役目は嵩増しだけなのか?(1)

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このところ日本各地で発生した豪雨災害が盛んに報道されていますが、本来雨量が多いとされている当地では今年の梅雨は長雨の日が多くなかったようで海水も濁った日が例年に比べて少なかったんじゃないかな?このところ波止前の海水も澄んだ日が続いています。

加えて今年は先輩に倣ってバリコ(アイゴの幼魚)釣りに一時期精を出したこともあって、濁りで集魚するという事が私の釣りの中にも意識されるようになりました。バリコは餌釣り(当地では酒粕の小さな団子餌)がメインの魚ですが先輩は1~2号のサビキ仕掛けを使った釣りを得意としています。

私も先輩の真似をして釣っていたわけですが、このときの撒き餌がアミエビだけではなかなか釣れず、糠や集魚剤(私の場合は鯵ジャンボ)を混ぜて濁りを出した方が遥かによく釣れました。バリコと一緒に豆鯵や木っ端グレも釣れましたが総じてアミエビだけの撒き餌よりも濁りを伴った方がよく釣れたのです。

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糠の役目は嵩増しだけなのか?(2)

もちろん釣り場の状況は何処もいつも同じではありません。今回多く経験した比較的澄んだ海水、夜明け後の釣り場という条件です。陽光は水中に斜めに差し込んでいますし、岸壁の影(この釣り場は岸壁に5m前後の高さがある)も海中に伸びている状況です。

そんな中「アミエビのにおいや味が漂ってくるだけという撒き餌」(もちろんアミエビの粒は見えている筈)よりはそれに加えて濁りもあった方が疑似針が見切られ難くする効果や濁りが小魚などの群れに見える効果が追加されるのでしょうか?濁りがあった方が確実によく釣れました。

加えて先にも書いたようにアミエビに何か粉のような混ぜ物をした方が、撒き餌カゴからの排出もスムースになって(撒き餌も)効かせ易いのでしょうね。ただ排出が良くなり過ぎることもありますので仕掛けを回収したときに(カゴの中の)撒き餌の残り具合を常に観察して混ぜる粉の量や撒き餌カゴの穴の状態(大きさや数)を最適化することも併せて必要なことです。

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確かに濁りの効果はある

バリコに限らず、ほかの対象魚にも濁りの効果は確かにあるようです。私は未だ濁りの効果を最大限に利用して針に喰いつかせるほどには熟練したわけではありませんが濁らせることによって少ない量のアミエビで以前と同じ、あるいはそれ以上の効果を実感する経験を何度もすることができました。

糠などの粉モノを混ぜた撒き餌の場合には排出が早いので必然的に手返しの頻繁な釣りになります。サビキ釣りでは一般的に手返しの多い方がよく釣れるのはご存じの通りですよね。この点でも粉モノを混ぜるのは理にかなった釣り方と言えるでしょう。

また、アミエビに混ぜる粉は、集魚剤単品が一番と思われがちですが、糠をメインに集魚剤を添加したり、アミノ酸(味の素等)を入れたり魚粉を混ぜたり・・中には賞味期限の過ぎたソーメンを砕いたものや同じく賞味期限の過ぎた削り節を入れた人もいました。こんな風に自分なりな工夫が凝らせます。

一度に作り切らずに

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サビキ釣りのカゴに入れる撒き餌は(最近の)私の場合アミエビがメインでそれに状況に合わせた混ぜ物の量を足して入れています。それは予め混ぜ込んでおくのではなくて状況に応じてアミエビの量を増やしたり粉モノだけを入れてみたりとその都度変化させています。

 

今のところ、餌を入れておく大き目の容器はアミエビ単品の頃のものと変わりませんが、中にはアミエビの塊と粉モノが分けて入れてあります。仕切り等はありません。釣りをしている間にもアミエビは解け続けますのでドリップが出て粉に沁み込みます。このドリップの沁みた粉も撒き餌の一部に出来ます。

 

そして状況を考えながらアミエビと粉の割合を考えて撒き餌カゴに詰めます。始めは面倒に感じましたが「この場面ではアミエビを多くして」とか「入れ食いに釣れているから粉モノだけで」とか工夫できます。そしてもちろん一つの小さな入れ物の中に入れていますから次第にまじりあってしまいますが、それはそれとして気にせず撒いてしまいます。

 

風の強い日などは粉モノは飛び散ってしまいますから海水を入れて湿らせておかなければなりませんし、普段でもカゴに詰めやすいように多少は湿り気を与えて扱いやすくしています。一度に多く湿らせてしまえば残った時にもったいないことになりますが、適量ずつ袋から出して使えば無駄も少なくて済みます。
混合していても乾いた粉とアミエビ単品なら残っても保管(冷凍など)はしやすいですしね。

 

工夫は楽しいものです。失敗もありますが、釣果に繋がればなお楽しいですよね。

 


ではまた。

 

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