サビキ釣りでの撒き餌とは?少しでも多く釣りたい!

サビキ釣りは、「撒き餌」で寄せて擬餌針を食わせる釣法です。このサビキ釣りには欠かせない「撒き餌」ですが、「撒き餌」の良し悪しによって釣果が大きく変わってきます。

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鰺は「アミエビ」が大好き

鰺釣りをするとき、サビキ釣りの撒き餌には昔から魚のミンチなどいくつかの「撒き餌」が使われてきたようですが、私が通う範囲では今のところアミエビ以外の撒き餌を使っている処を見たことがありませんし、アミエビよりもよく釣れる撒き餌があるという話も聞いた事もありません。いわば「アミエビ」は鰺のサビキ釣りに於いての唯一無二と言っていい「最高の撒き餌」という位置づけです。

夜釣りで光る

夜釣りに行って未解凍のアミエビが少しずつ溶けていく様子を見たことがあるでしょうか?もちろん国産の国内メーカーから売られているアミエビです。端の方から少しずつ溶けてシャーベット状になったころ、暗闇で光っています。発光しているんですよね。

アミエビ一つ一つのどの部分が光っているのかというと内臓の近く。解凍時のドリップを貯めたバケツの液体も光っていることから液体か?液体に溶けた細かな粒子か?が光っているように見えます。ネットで調べると「夜光虫をたくさん食べたアミエビほどよく光る」とか?なるほどアミエビに食べられた夜光虫が光っていたのか?

ズボ釣りと遠投

サビキ釣りといえばポピュラーなのがズボ釣りです。これには海水を入れたアミバケツ(吸い込みバケツ?)を使うのが一番便利で手返しが早い。しかもアミエビは海水に浮かべる(漬ける)ことによって夏でも(アミエビの)変色を遅らせることができます。一石二鳥の優れたアイテムですよね。

ただ、これを使えば夜釣りでのアミエビの発光効果は望めないし、昼間でも遠投する場合には使えない。時々得意げに吸い込みバケツに「チャブチャブ」してそのまま遠投!って釣り師もいますが、今般のように込み合った釣り場でこれは御法度!アミエビの汁をぶちまけられる周りはたまったもんじゃない!

何度か注意しましたが、このやり方は投げてる本人にも汁が降りかかっていると思われるのに平気なんですね。吸い込みバケツはズボ釣り用だけのものと心得て遠投に使うのは、やめた方が良いですね。

ドリップ

アミエビを解凍するとどうしてもドリップが出ます。この量は私が最近よく使う2kgのブロックでも相当な量です。勿論シャーベット状の状態で使い切れればいいのですが、夏場ではかごに入れている間に解けてしまいます。そこで投げサビキをする釣り師たちはなにがしかの混ぜ物をしてドリップが出ないように工夫をしています。

もしくはあくまでアミエビだけを撒き餌にしたい向きは、ザルとバケツを使ってドリップを濾してアミエビをカゴに詰めます。ただこの場合は(後でも書きますが)カゴからのアミエビの排出が少し遅いようでたいていは回収時にカゴの中にアミエビが若干残ることがあります。

また、夏場などは(特に昼間)アミエビの変色→腐敗、が早くて新鮮なアミエビを混ざりものなしで撒き餌にしたいという釣り人の思惑は叶えられないことになってしまいます。味の素や塩、グラニュー糖などを振りかければ少しは変色を防げるかもしれませんが。

私の師匠などは餌用の小振りなクーラーを準備して海水で溶かしたアミエビを水気を切った状態にして氷を入れたクーラーで保管。餌を詰めるごとにクーラーの蓋を開けてスプーンでエサ入れをする。という面倒な作業をしています。

餌の排出

どのような撒き餌カゴを使うにしても、撒き餌の排出の良しあしも釣果に大きく影響します。「カゴや撒き餌の性質をを理解して適切に撒き餌をすることが肝要」と言い換えることができるのかもしれません。撒き餌はアミエビをそのまま100パーセントの状態で海中に撒くのが1番だと思いますが、カゴの中に残っていては効果が薄れますし、目的の棚に達する前に出てしまってもダメです。

勿論投入時のショックで大部分の撒き餌はカゴから出てしまいますが、これは水面で撒いた分として、海中の分の排出はなるべくコントロールしたいですね。サビキ釣りは基本的に撒き餌の煙幕の中でだまして釣る釣法ですからこの煙幕の作り方が勝負なんですね。

そのためには撒き餌がカゴに残ってきては意味がないし、すぐに出てしまっても意味がない。よく出るようにカゴの穴を大きくしたら投入時に全部出てしまっていた。なんて・・この辺りが撒き餌の肝なんですね。排出をよくするために混ぜ物をする。混ぜ物を多くすればいいアミエビでも光が弱くなる。混ぜ物が多ければ早く出てしまう。この勘所が難しい!

澄んだ潮と濁った潮

「アミエビ単体がベストな撒き餌」だと私は思っていますが、そうとばかりは言い切れない場合があります。多少でも濁りがある場合は鰺には匂いが優先されるのか?アミエビ単体の撒き餌で良いのですが、潮が澄んでくるにつれて濁りやツブツブ、キラキラ光るものなど効果を発揮する混ぜ物をした方が良い日もあります。

 

押しなべていえるのは、先に書いたように濁った日にはアミエビ単体で澄んでくれば視覚効果も影響してくるので濁りを出して。(特に昼間の釣りで澄んだ潮では細仕掛けを使うか濁りを出すのがポイントです。)そんななかいろんな集魚剤(混合物)を試しましたが、コストや効果を考えて米糠かパン粉で十分だと思っています。米ぬかは純粋に濁り、パン粉は濁りと粒子の大きな浮遊物。これ以外の市販品は釣り人のお好み次第。予算次第です。

じゃ、どうすれば?

鰺を寄せるには、(昼間と夜釣りの差はありますが、傾向は同じと考えて)匂いと視覚効果を考えて撒き餌を工夫することです。匂いはアミエビの匂いで十分だと私は思っています。あとは潮が澄んでいるとき。(吸い込みバケツでズボ釣りをするのでなければ)澄んだ日には何か集魚剤(市販の集魚剤でもいいが米ぬかやパン粉でOK)を混ぜて煙幕を作る。

 

今回はカゴや仕掛けのことには触れずに撒き餌だけについて書いてみましたが、カゴや仕掛けについては別の機会に書いてみたいと思っています。「釣りに100パーセントの正解はない」と(私は)思っていますので、私がだらだらと書いてきた事柄すべてが役に立つこととは思えません。ただ、どこかで釣れなくて困ったときに僅かでもヒントにしてもらえれば幸いです。  

 

では、また。