波止からの鯵 投げサビキ半夜釣り「釣れなくて たった10尾の 竿頭」

いつものように「波止からの鯵投げサビキ半夜釣り」です。冬の嵐(春の嵐??)が吹き荒れて2~3日釣行できない日が続きました。荒れる前もあんまり釣れていませんでしたが。波が収まるのを待ちかねての釣行です。

本当ならもう一日待ってからのほうがよかったのかもしれませんが、待ち疲れましたので満を持して釣行してみました。やはり少し早いのか?釣り場には釣り師が一人(知り合いが)座っているだけです。

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入り口付近で護岸工事

駐車場からの長い歩きの途中に工事現場があります。台風の災害復旧でしょうか?護岸工事をしていますが、作業員の方々の視線が気になりますので作業時間中の通過は気が引けます。なるべく作業終了の時間帯を待って釣行するようにしていますが、いくら60歳を過ぎた者が通っていても仕事中に目の前を釣りに行く(遊びに見えるでしょうね)ものが通っては目障りに違いない、自分なら気に入らないと思うからなるべく時間帯をずらすように心がけています。

釣り場には、かつて此処に誘ってくれた先輩が一人座っていました。彼も「少し早いと思ったが、釣りに行っていないと落ち着かない」ということでやってきていました。先日来の荒天の影響が残っていて海水温が下がり海水の色は濁りというよりは白っぽい感じ、そうです水潮の様子です。これでは釣れなくても仕方のない状況ですね。

「されど釣り、これも釣り」です。いい日もあれば悪い日もあります。週のうちに2回も3回も通っているんですから良い日ばかりが揃うはずがありません。言い換えればイマイチな日にどれだけの釣果を上げれるか?が醍醐味といえるかもしれませんね。誰でも釣れる日には手返しの早さが勝負の分かれ目になりますし、こんな渋い日にはアイデアの蓄積量が勝負になります。楽しみ方はそれぞれですね。

新しいかご仕掛け

この前のシーズンにはある程度釣れる仕掛けにまで到達したと自負していましたが、それでも鯵釣りは奥深く、状況に合わせた仕掛けの変化が必要だとわかり始めました。光や水の色の加減ではサビキの色が問題になりますが、潮の流れではかご仕掛けの仕様が重要になります。

市販の天秤や撒き餌かごもいいものが揃っていますが、釣り場に合わせたものがそのままピッタリで売っているか?といえばそうではありません。どうしても釣り場に合わせて自分で工夫する必要ができてきます。私もかご付き天秤を自作しました。これまではサビキ用のかごに天秤をつけた簡易なもので釣っていましたが、今回はロケットかごと天秤を組み合わせた形のものを自作してみました。

今のこの釣り場では、これが一番いいだろうという形です。上かごで使いますが、仕掛けを短くすれば仕掛けの下に錘を打つ必要はありませんし。サビキの下につけておまけ針用にすることもできます。かご部分はロケットかごを流用していますので撒き餌の排出量も調節できます。今日が初めてですが使ってみての使用感は上々です。

実釣

「暗くなったら少しは喰ってくるだろう」という淡い期待も簡単に裏切られて3人そろって(私と先輩のほかにベテランがもう一人来ました)1尾も釣れない時間帯が長く続きました。全くゼロでおわってしまうのか?と思っていましたが、ベテランは何とかするもんですよね。先輩が2尾3尾と一人で釣果を重ねていきます。もう一人と私も遅れながら後に続きます。

サビキを交換して、投入の頻度も増していろいろと工夫をしてみますが釣果が上向きません。先輩が4尾であとの二人は2尾ずつです。あまりに釣れないので最後の手段です。棚を変えてみます。ここに通う釣り師で釣っている間にタナを変える人は少なくほとんどがウキ止めを固定しています。

それを弄って深くしてみます。やはり水潮の影響でしょうか?鯵は底スレスレに居たようです。しかも数が少ないようで爆発的には喰ってきませんがポツリポツリとは喰ってきてくれます。やっとのことで少しずつですが釣れ始めました。私はウキ止めを強く縛っただけで動かせるようにしていましたが、ほかの二人はウキ止めを固定していますので棚は変えられません。

鯵は棚が大事

「鯵は棚が大事」言葉の通りになりました。棚を調節できた私一人が釣果を伸ばしてあとの二人はあまりに釣れないので早々と帰ってしまいました。彼らは6尾ずつ釣っていたようです。彼らが帰ってすぐに向かい側で釣っていた釣り人たちも帰りましたので私も帰ることにしました。

ここの釣り場はほぼ棚が固定で釣れる釣り場でしたので、忘れていました「鯵は棚で釣る魚」なんですよね。今更ながらに思い出さされました。ウキ止め糸は縛ったら最後動かさないようにするのが動いてしまうのを防止する最大の手段なんですよね。動かせば動かすだけ動き易くなってズレてしまうから、なるべく動かすことなく釣り続けたい。

これは遊動ウキ仕掛けを使ったことがある人ならほぼ全員が納得する話です。それだけに「道糸に傷がつかずに完全に停めれるウキ止め」「絶対にズレないウキ止め」が開発されれば爆発的に売れることは間違い無いでしょうね。それまでは動いてしまったら締めなおすか新しいのを結ぶかの方法で対処するしかありませんね。

釣果

そんなこんなで今回は少ない釣果でしたが、2人のベテランを抑えての竿頭でした。あまり褒められた竿頭でないことは確かですね。この連休に泊まりに来る孫たちの刺身には間に合いそうですのでホッとしています。

新しいことを次々覚えてそれが効果を発揮すれば有頂天になってしまいがちですが、忘れてはならない基本的なことも釣りには必ずありますのでそれを忘れてはいけないということを再確認した釣行でした。今夜も大好きな刺身に舌鼓を打つ孫たちの顔が見れそうです。

 

では、また。

 

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