おかず釣り師が行く!「明日から 荒れるからねと 浜で釣る」

12月も中頃です。一雨ごとに冬になっていく時節です。前回の強風からこれから吹く南風までの間には割といいサイズの鯵が釣れました。今日からはもう一度秋と冬とのせめぎあいがあるようで、暫く荒れ模様が続きそうです。

 

気温が低くて冷えるのは対策をすればいいのであまり気になりませんが、海水温が下がれば落ち着くまでに時間がかかります。特に水深の浅い浜の釣りでは海水温の影響が顕著なようで、風向きが変わった程度でも短い時間の間に全く釣れなくなったりします。

 

今日の昼間から南寄りの風が吹くようで、北風に変わって安定するまでにはしばらくかかりそうな雰囲気です。何度も書いていますが、煙樹ヶ浜は北風が多少吹いても釣りのできる浜ですが、南や西風には弱くて頑張って竿を出しても釣果の上がらないことが多い。南寄りの風で苦い経験を何度かするうちにある程度の強さの南寄りの風の日には、釣行を避けるようにもなってしまいます。

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北風には波も抑えられて

北寄りの風は冷たい空気も伴っていますので手が悴んで釣りも大変だろうと思われがちですが、北風が長く続いた後などには渚に高く堤防のような砂利の盛り上がりができて北風に対する屏風のような効果を発揮してくれることがあります。更に屏風に覆われた釣り座で特に微風の日などは海水の温かさが感じられて水辺近くでいる方が過ごしやすく思える日もあるくらいです。

 

風の強さに対する波の高さも同じような感じで、南寄りや西寄りの風の日は波がそれほど高くなくても波が浜に深く入り込んでくるようですし、反対に北寄りの風のときは波が比較的に力強くても風に抑えられたような感じで渚近くに釣り座を構えることが出来ます。

 

たぶん煙樹ヶ浜は北側にそれこそ屏風のような西山があって北風が抑えられて、南西側に海という地形のために「北寄りや北東寄りの風が背中から吹く」「波を抑えるように吹く」感じになるんじゃないか?と思っています。実際に北東風が強めな日に竿を出してみると、仕掛けが思ったよりもはるかによく飛びます。この時だけですが、遠投が上手くなった気分に浸れるものです。

天候の崩れを察知したのか?

天候の崩れを察知したのか?潮時が遅くなって時合のピークがズレたのか?今回の釣行はこの前の釣行よりは釣果が思わしくありませんでした。サビキも前回まで好調だったピンク系のサビキが不調で白系の蓄光が良かったようです。私の準備していたのが蓄光系はピンクのみで、白系は夜光でしたので、なるべく白系を使うようにしましたが正解の「蓄光の白」には全く歯が立たない感じで、歯がゆい思いをしました。

 

夜光系の擬餌針を使った自作サビキに自信を持っていただけに面白くない釣りでした。やはりいくら実績があるからと言ってサビキは1種類では心許無い。市販も含んて何種類かは持っていくべきだと今更ながらに知らされました。特に今回のような天候が荒れる前には魚にどんな気分の変化があるかわからない。様々な変化の中でアタリのサビキを探っていくという基本を忘れてはいけないと感じた釣行でした。

 

今回はこんな中でも私の仕掛けに喰ってくれた鯵に感謝しなければなりませんし、一緒に釣行していた名人には脱帽しなければなりません。こんな中で、名人は素早くアタリのサビキを探し当てて状況に応じた仕掛けを選択していました。釣果も私より10尾以上多く釣っていました。

 

「たかが鯵釣り、されど鯵釣り」奥の深いものです。      

 

では、また。

 

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