おかず釣り師が行く「鯵渋く サビキと餌の 合わせ技」

※6月15日の釣果

今回は、ほぼ毎日の鰺釣りの中で「状況の変化に合わせて仕掛け(釣り方)を変化させて今はこんな釣り方で釣っている」という現状報告のような内容で書いてみたいと思います。当欄で鰺釣りについて書くようになって3年が過ぎたでしょうか。

初めはブログの投稿にも不慣れで釣りの方も初心者丸出しで読み返してみれば噴飯モノですが、まだまだ一人前とは言えないながらも少しは経験も積めましたので「釣り方のレパートリーも幾つか試せるようになりました」今回は、雨続きで少しずつ釣果が悪くなっていく中での釣り方の(私的な)工夫の幾つかです。

今の釣り場で「短時間で好釣果」を上げている人の仕掛けは、サビキと餌釣り(かご釣り)の併用(ハイブリット)です。彼は餌にはオキアミの生を使っていますが、私は夜釣りですし遠投でのオキアミは加工してあっても毎回餌付けが要りますから「なるべくサビキオンリーで釣りたい派」なんですね。

※6月16日の釣果
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サビキと餌釣り(かご釣り)の併用版(ハイブリット)

ハイブリットなどと言えばかっこつけた感じに聞こえますが、正体はウキの下にサビキをつけてその下にカゴ付き天秤(錘もセットされています)をつけて、天秤にはカゴ釣りよろしく餌釣りの仕掛けをつけたモノです。これは、単に基本的な形(私の説)で実際にはこの基本形そのままの人や単にサビキのハリスを1個1個幹糸から外して組みなおすときに餌針も組み込んだ形などそれぞれ工夫を凝らしたハイブリットスタイルで釣っています。

 

「急遽サビキと餌釣りの併用」という場合には、サビキ仕掛けはそのままで何本かあるうちの疑似針にそのままいくつか餌を刺しただけで釣っている人もいます。これでも一人前に釣れますから、特別に格好をつける必要はありませんが、私はそれでは気が済まない「面倒な性格」なもんですから余計な手間を掛けたくなります。

 

サビキ釣りと言えばウキをつけて投げる場合にも上かごと下カゴの2つのパターンに分かれますが、カゴ釣りとサビキ釣りのハイブリットの場合にもこの2つのパターンとの組み合わせでいくつかのバリエーションを試してみることができます。

 

例えばウキの下にサビキでその下に上かご用のカゴとテンビンと錘のセットもの、その下にカゴ釣りのような吹き流しの餌付き針の仕掛け。(錘を一番下にしてテンビン無しのパターンも考えられます)頭の中に幾つかの種類の仕掛けが浮かんだ方もおいででしょう。

※6月16日の釣果

私は餌が問題だと。

ハイブリット仕掛けで釣る場合に、オキアミを刺して使えば(考え方によれば)エサ取りに餌をとられた後も撒き餌が効いている限りはサビキが有効ですので実質サビキ釣りの間合いで釣ることができますが、私はヒネクレ者ですので餌が取られたら(取られたと思ったら)そこでゲームオーバーで再投入。という気分になってしまいます。

こういうせっかちな(気弱かな?)性分ですから、オキアミで釣るのは心細くて投入と回収を無暗に繰り返してしまいます。「これは、オキアミの餌が問題だ!」純粋なカゴ釣りでは気にならないのにサビキと併用になれば気になって仕方がない。困ったものです。

そこで、試してみたのが「イカの切り身」です。私の場合は「刺身用のスルメイカ」です。餌にするなら結構高価な部類じゃないのかな?それでも餌用は1つが2~3ミリ幅の短冊で長さは3センチ程度ですからかなり数は取れます。カットしたら味の素で締めて1釣行分ずつ冷凍すればOK。因みに、ゲソやその他の余った部分は人間の食べ物になります。

※6月16日の釣果

生オキアミに劣ることなく

自分で「生オキアミとの釣り比べ」はしていませんが、周り(生オキアミ餌の釣り師)と比較してもそれほど劣っているとは思いません。「何より餌持ちが良い」もちろんエサ取りの被害もありますし「1尾釣っておしまい」ということもあります。ただラッキーなら交換無しに3尾くらい釣れることもありますし、だいいち投げたときに外れる心配がない。

同じことが鶏肉にも言えますが、これは(私は)使う気になれない餌の一つです。以前、流行したことがあって何度か使ってみましたが、馴染めません。鶏肉を使うなら釣果は落ちてもボイルのオキアミを使います。それか、餌落ちを覚悟して生のオキアミにします。

生のオキアミは餌持ちが悪いというのは私の先入観でしょうか?せっかくのサビキとのハイブリットですから、オキアミも使ってみるべきかもしれませんね。以前に味の素などを使って硬く?締めた生オキアミが冷凍庫にかなり残っています。ダメになる(既にだめかもしれない?)前に使ったほうがいいですよね。

※6月17日の釣果

今朝の釣果

今朝の鰺は投げて。別に足元に短い竿を出してサバを泳がせましたが、何者かに喰われて仕掛けをロストしただけに終わりました(辛うじてガシラが1尾)。鯵の方は竿頭が10尾ちょいで私が8尾でした。すべて餌針(イカの切り身)に喰った鰺でしたが、隣で釣っていた先輩はズボサビキに拘って「豆鰺と小鯖ばっかり!」と嘆きながらも良いサイズの鯵を何尾かゲットしていましたから流石です。

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今朝のハイライトは、先輩の2匹のハネでした。これを書くとルアーマンが押し寄せるかもしれませんが、実際タモ入れをしたのは私ですから先輩の釣果は事実です。天候も不順なうえに砂利運搬船の接岸もあり不確実な要素が満載の釣り場ですし、安定した釣果も望めませんが、

 

「行けば仲間に会えるし、少しは釣果にもありつける」ささやかな愉しみの場です。さて、明日もいつもの仲間は来ているでしょうか?雨降りでなければいいけど・・。    

 

では、また。

※6月16日の釣果