おかず釣り師が行く!「鰺高値 おかず釣り師の 得意顔」

近頃では、嫁さんのお供でスーパーに行ったら先ず向かうのが鮮魚売り場なんですね。今回のお目当ては「本日の地元産鰺の値段の調査」です。要するに昨晩釣った鰺の値段が知りたいのです。「何のために??」といえば嫁さんに釣った魚の値打ちをアピールしたいだけなんですが。

今朝の売り場価格は「刺身用1尾250円」でした。サイズも昨夜私が釣ったのと同じくらいです。10尾釣って帰ったので都合2500円相当になりますか?餌やら仕掛けやら・・・計算すれば採算が合うはずはありませんが「買えばこんなに高価なんだよ」と認めてほしいだけの話です。はい。嫁さんに・・。

こんな費用対効果の話になれば、太刀魚釣りの方が「自慢には繋がり易い?」かもしれません。実際、太刀魚の方がルアーで釣れるし(ロストさえしなければコストはうんと安くつきます)スーパーで売ってる単価も1尾あたり300円以上はザラですからね。

ただ、どういうわけか私はこういう比較になれば「鰺の方に値打ちを感じてしまいます」。これは単にその人が「鰺釣りが好きな人か?」「太刀魚釣りが好きな人か?」によって違ってくると思うのですが、どうでしょう?

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浜でも鰺が釣れ始めて

2~3日前に比べれば、浜の釣り人も少し増えた感じです。私たち(私と友人の二人)の北側に2~3人の常連と思しきグループが確認できます。そろそろ浜の鰺もシーズンインした情報が広まっているのでしょうね?

浜の鰺釣りは、港湾の太刀魚釣りや鰺釣りと違って釣行時間が比較的短いのが特徴です。長く釣りたければそれなりに粘ればいいだけのことですが、集中的に釣ればそれこそ夕飯後にテレビを見る時間程度で釣りができます。港湾では釣り座の確保に多くの時間を費やします。

浜なら夕飯を食べて出かけて、遅くとも11時までには帰宅が可能です。こんなことができるのにはその理由に釣り座の自由さが一番にあげられると思います。浜は海底がよく似た状態で浜全体の約4キロにわたって広がっていて、日によって多少の違いはありますが「ほぼどこで釣っても同じように釣れる」ことなんですね。

釣りたいときに行って

釣り座の自由度がほぼ無限大の浜ですから、あとは天候や潮時や波の具合などの海況にさえ注意すれば「釣りたいときに行って釣る」ことができます。これから年末にかけての「鰺のハイシーズン」になれば、半夜の私たちが帰るころに都会から来た(主に大阪や和歌山市内方面)釣り人が入れ替わりに釣りを始めるといった場面をよく見かけることがあります。

広い浜ですから、その日の私の釣果は僅かでも魚は何万と居るでしょうから、時合いが違えば時間帯が違っても腕次第で幾らでも釣るチャンスがあるようなんですね。車を置いての砂利道の歩きさえ厭わなければこんないい釣り場が此処にはあります。

浜の釣りが、近くの岸壁の釣りのようにすし詰め状態にならないのは「煩わしい歩き」があるためで「ドアーツードア」的な車を利用した釣りに慣れてしまえば他には行けなくなるのはよくわかりますが、本来の釣りという行為から見れば、ある程度の釣り座到達への困難さはあってしかるべきものじゃないか?とも思ったりしてしまいます。

まだまだ「大釣り」には至るほどでは・・

※9月7日の釣果

今のところの浜の釣果は、ベテラン(名人級)の友人がだいたい20尾前後の釣果で私が10尾にとどくかとどかないか?といったところです。毎日釣行すれば、毎日身近な人たちには新鮮な刺身を供給することができる程度です。

日没から2、3時間の釣りでこれくらいの釣果があれば満足できますよね。知り合いにも配って喜んでもらえるほど?が欲しいとなればもう少し秋も深まった頃になるでしょうか?このぶんだと10月も半ばになれば一晩に20~50尾の釣果が見込めるでしょう。

ただ、これから秋が進めば例年のことですが台風がやってきて「暫く釣りができない」という日が続いてしまいます。一晩に50尾とかいう釣果に出会えるのは、近くで暮らしているからこそチャンスがあるので、何かと不便な田舎暮らしの希少な特典として有難く思っているんですよね。

※9月9日の釣果

釣行の目安

私がこの浜に釣行する目安にしているポイントをお話ししたいと思います。まず風向きはあまり気にしませんが、釣り易かったのは北か北東からの風で強くない(風速5m以下)に越したことはありませんが、予想が8~10mになれば行かないようにしています。

波の高さは50cm以下が理想ですが、70~80cm程度の予想でも釣行しましたが時折来る(30分に1回程度)の大波に足元を洗われて難儀したことも何度もあります。ま、得てしてそんな波の荒い日にはかなりの遠投を余儀なくされて、苦労した割にはわずかな釣果だったという苦い経験も多くあります。1mの予想が出れば絶対に行きません。

濁りはあまり気にしませんが、比較的濁れば太刀魚が、澄んでいればサメが邪魔をすることが多いかな?月明かりがあれば白系のサビキを闇夜なら赤系のサビキを使ったほうが釣れるかな?ケミ蛍はあった方が良いときとない方が良いときとに分かれますので、その場で判断した方が良いでしょう。

サビキは今のところ夜光系よりも蓄光系の方が若干成績が良いようです。因みに一度使ったサビキと真っ新なサビキとでは新しいサビキに確実に軍配が上がりますので、私のように毎日だらだらと行くのでなければ是非とも「おろしたてのサビキで釣る」ことをお勧めします。

上かご下かごの区別は、まだまだこの時期では使い勝手のいい下カゴで十分釣れます。ただ、サメが横行する日はカゴをよく取られますので準備数(私はたいてい5個)は多くした方が良いですよね。名人は面倒くさがり屋でたいていは1個か2個しか持ってきてなくて私のを貸し出すことが何度もありました。   

 

では、また。

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「サーフサビキ」浜から鯵を釣ってみよう!第1章