釣行指令10-4、10-10「日暮れから朝まで長時間竿を出してみる」#鯵釣り #ズボ釣り #投げサビキ

カマス釣り(カマス掛け)に慣れた気分のまま浜に投げサビキ釣りに行ってみれば今更ながらその「釣りの不安定さ」を実感させられます。浜は、ある程度安定して決まった時間に釣れて決まったような魚種が釣れて・・浜歩きのハードささえ気にしなければ、楽な釣りの部類に(私は)数えていましたが、カマス掛けに比べればその比ではないことが痛感させられました。

何時行っても釣り座に困るっことがない浜に比べて車横付けの釣り場である岸壁は「便利であるが故の不便さ」(場所取りの困難さ)が付きまといます。カマス掛けに慣れれば慣れるほどにこの困難さが際立って感じられます。せっかく早起きして場所取りしたのに船の接岸ですべてがご破算ということも何度もありましたし。

「行けば必ず釣れる。少なくともほぼ確実に釣果にありつける。」まるで魚を生け簀から取り出すような釣りに馴染みかけた私にもう一度「難儀な釣り」を体験させるべく今回はあえて夕暮れから日の出までの長時間の釣りに向き合ってみました。ただ、当日は2月といっても南風で気温も程よく風も弱かったので長時間の釣りにはうってつけの天候でしたが、果たして釣れるかどうか?あまりに穏やかな天候が吉と出るか凶と出るか?

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同じようなスタイルの都会組

飛び石連休のような形になったその最終日の日曜にかけて土曜の夕方から釣り座につきます。家を出るときには車で仮眠して朝まで釣るかもしれないといって出かけてきました。普段の釣行に持たせてもらう熱いお茶の入った水筒の代わりに今日はキャンプ用のガスコンロにケトルと水。インスタントコーヒーとカップ麺で重装備?です。

波止場についてみると昨日も聞いたような声が昨日と同じような方角から聞こえてきます。これは、都会組のグループです。この連休を利用して2~3日泊まり込みで釣っているんですね。もちろん釣り座の方も釣り人の入れ替わりを利用して一番いい場所に陣取っていますし、何より大人数ですので威圧感も半端ありません。

ただ、彼らも車中泊の泊まり込みですから疲労感からか深夜の時間帯は静かにお休みされていましたが。今回は私も同じようなスタイルで釣りに臨んでいます。ただ、「食べ物、飲み物」は私なりに重装備なんですが釣りに関しては撒き餌のアミエビを普段の倍くらい持ってきただけでいつもとあまり変わらない出で立ちですから、威圧感も何もなく「ただのしょんぼり釣りのオッサン」でしかないんですが。

ゆうマヅメから日付が変わるまで

釣り座について釣り始めます。先ずは鯵釣りに専念しながら集魚ライトが効いてくるのを待ちます。その間にも入れ代わり立ち代わりに偵察組の釣り師たちが訪れてインタビューを仕掛けてきます。以前は聞かれるのがうれしい時期もありましたが、この頃はそれも頻繁になってきましたから、失礼のない程度の返事をして割と控えめな会話で終われるようにしています。

その間にも長い付き合いの知り合いもやってきます。やはり普段から良い釣果を上げている面々は、実際に竿を持たずとも頻繁に釣り場を巡回していることが良くわかります。今更ながら「釣りの半分は情報」ということを証明してくれていますね。頭の中だけでいくら考えて考えて釣行するよりもわずかな時間でも頻繁に偵察を積み重ねて釣りに出かける方がいい釣果に恵まれるということを彼らが立証してくれているんですよね。

この時間帯の私の釣りは?というと太刀魚が1尾だけの釣果でした。それ以外にやったことといえば「2~3人の知り合いにコーヒーを沸かしてあげたことと自分はカップ麺を食べたこと」集魚ライトに太刀魚が集まってきたので試行錯誤したのに1尾しか釣れなかったということ。ならば、と鯵釣りを熱心にやってみても反応が全くなかったこと。ほぼ、ただ座ってみていただけの空虚な時間帯でした。

日付が変わって空が白んでくるまで

日付が変わる少し前に鯵釣り名人がやってきて隣に座りました。彼が来れば少しは釣れるんじゃないか?と期待しましたが、釣果は全く上がらず。鯵に関しては「ただの餌やり」を繰り返すだけでした。この餌やり自体も何らかの魚がついばんでくれて初めて餌やりになりますが、なにも喰ってくれる相手が居なければ餌を海中にばらまくだけに終わってしまいます。

 

午前2時ころになっても釣れません。前日は午前3時ころに時合があったという情報ですので3時までは頑張ってみようということにしましたが、何も変わらず。前日の午後11時半ころにあった東北地方の地震のニュースが何度も繰り返し放送されるラジオだけがにぎやかです。

 

午前3時を過ぎても一向に釣れる気配もなくて「釣れ始めたら起こしてやるから」と名人が言ってくれるので車の中で仮眠することにしました。ラジオを付けたままの仮眠ですのでウトウトする程度ですが、休息にはなります。寝たり覚めたりを繰り返しながら午前5時過ぎから再び釣り座につきました。

夜が明けてから

東の空が白んでくる頃になるとようやく鯵も釣れ始めて、小さいのがポツリポツリ。時々刺身にできるサイズが混じる程度ですが、全く反応なしの長時間に比べればうれしい時間帯です。一等席の陣取った都会組の面々も賑やかになってきました。よそから来たグループの釣りは気分が解放されるのか?とにかく大声でにぎやかですね。都会からきても一人でひっそりと釣っている長年通った釣り師とは対照的に見えます。

足下のズボでしばらく釣っていましたが、沖に投げている名人と比べるとサイズがあまりに違うので、私も投げることにしました。かご釣りにして餌を付けるとなると手間がかかりますので確実性より手返しでカバーしようと投げサビキでやってみます。この選択が功を奏したのか?比較的順調に釣れてきます。5~6尾も釣ったころ名人も投げサビキに変えていて再び名人に追いつけなくなってきました。

聞けば「明るくなったらピンクのサビキや!」といいます。そういえば釣れてくる鯵もマル鯵が多い感じです。マル鯵ならサバに近い鯵?ですのでピンクのサビキというのも納得できます。すぐにサビキをピンクに変えて戦列復帰します。ま、此処までたいそうに書いてきましたが釣れたのが刺身のサイズにして15尾程度、南蛮漬けサイズも15尾程度ですから爆釣というにはほど遠い結果なんですが。

一晩釣ってみて

希望にはほど遠い結果でしたが、持ち帰るものがあってホッとしたというのが本音です。期待していた夜中の釣果から言えば「太刀魚1尾がオンリーの釣果」だったかもしれない状況でした。あれほど釣れていた鯵もいつまでも続くことはないという証左にもなりました。

「やはり情報をよく調査して釣行する時には念入りに釣りをする」これに尽きるんじゃないのかな?というのが今回の結論です。夕方明るい時間から朝明るくなるまでの釣りは実行できました。

これにてミッション終了です。   10-4,10-10