いつもの釣り場でカマスが釣れています。釣れ始めて今日で2日目?3日目?まだまだ接岸からの日数は浅いので、全くボーズで泣きながら帰ってくるほど数は減っていないでしょう?丁度泊まりに来ていた孫に「明日もカマスは釣れるだろう」という話をしていたら「カマスの塩焼きが食べたい」と言うので早速釣行してみました。
此処の釣り場はは東西に延びた長い岸壁がメインの釣り場で北向きに釣る釣り場です。これと平行に南側に南向き釣る釣り場があり、この間に北向きの道路沿いの釣り場(西向きに釣る)があります。この一連の釣り場のほかに北東側に船溜まりがあって水深は浅いのですが、カマス釣りには良い釣り場になっています。
ただ、この船溜まりは入り口がくびれたような袋小路の形状になっていて此処にカマスが入ってしまえばプロの漁師の格好の網入れ場のようで、長らく「カマスがこの袋小路に入ったら、よく釣れるが早く釣りにいかないと網入れされてしまう!」とというのが定説な釣り場になっています。
まずは袋小路な北東の釣り場から
この日は土曜日で、最近は週休2日ということで遠くからも釣り人が詰めかけます。今年は例の流行病の関係で休日にはなるべくこの釣り場には近づかないように心がけていますので、(今のところカマスの実績は聞こえていませんが)今回は北東の船溜まりの釣り場から始めてみたいと思っています。
実はこの釣り場に来る前に、メインの岸壁も一通り偵察してきましたが、船が2隻入港していて釣り座の大部分は塞がれていました。したがってよそから来た釣り師たちはやむなく別の釣り場に移動したようで車は少なかった。しかし釣り座の方が塞がれているので「船が動けばこちらに移動して来よう」と判断してその場を離れてきました。
ということで北東の船溜まりに来ましたが、全く誰もいません。貸し切り状態で一等席に入れました。後で聞いた話ですが、この時すでに漁師の網入れが終わっていて釣れないからガランとしていたわけで「まだ誰も気づいていない!」と私が喜んだのは「全くのぬか喜び」だったということなんです。
明るくなるまで頑張ってみたけれど。
暗いうちから明るくなって船が出港の準備を始めるまで、鯵用のサビキ釣りとカマス用にはカマスサビキとサバの切り身の餌釣り。知る限りの釣法で粘ってみましたが、釣れたのは小鯵が1尾とカマスが1尾。不甲斐ない釣果のうちに船の出港準備が始まりましたので急いで片付け、メインの岸壁に移動します。(ホントはここだけでミッションをささっと片付けて帰るつもりだったのに)
さすがにこちらの釣り場では、船の接岸位置より沖側に限られますが、カマスが釣れています。釣り方は「トントコ」(カマスサビキを足元のポイントで上下させて釣る釣り方)です。なんでもこの釣り方は、カマスが岸際に沿って底から狭い範囲の棚を移動するのに合わせた釣り方だそうで、やってみれば意外と簡単にカマスさえいれば釣れてきます。
私はベテランに教えられた「岸から1m。底から1m」と呪文のように頭の中で繰り返しながら釣り続けますが、ポイントが悪いのか?なかなか釣れません。そうこうするうちに先輩が「もう帰るから」と釣り座を譲ってくれました。早速譲ってもらった釣り座に移動すると、僅かな間に9尾釣れてカマスが合計10尾に到達しましたので、ホッとして混雑する釣り場を後にしました。
目的は達成できたのか?
カマスサビキを使ったカマス釣りは、本格的には今回が初めてでした。私の中ではカマスといえば餌釣りが基本だったのが今回で考え方を変えなければならないことになりました。カマスは意外にもカマスサビキの誘いに弱いのがよくわかりました。いればほぼ必ず食ってくることも。
それと一つ誤算だったのが、北東の船溜まりに一番乗りだと高をくくってしまっていたこと。此処はすでにほかの人の調査が入っていて、しかも漁師が網入れをした後だったので全く無駄な数時間を過ごしてしまいました。ま、のんびりした釣りが好きな私んとってはいい時間でした(暖かい時期なら)が、寒い中の数時間は全く無駄といっても過言ではない失敗でした。
「情報は大切」もう一度かみしめるようなことになりましたが、最後の移動の決断が功を奏したことと移動先でありがたいことに先輩が釣り座を譲ってくれたおかげで目標数の倍の釣果を上げることができました。まさに「先輩に感謝」の釣行でした。そして自分の釣りを過大評価するなら「譲ってもらった釣り座で短い時間でよく釣りました」せっかくいい釣り座に行っても釣れなければその好意も無駄になるし、自分自身の朝早くからの行動が生かされないことになります。チャンスを生かすことができた自分に安堵です。
焼いたカマスはうまかった
目標の5尾に対し、10尾の釣果は「ミッション成功」というほかないでしょう。いくつもの幸運が重なって得られた釣果でした。今回の釣行で感じたことは「カマスはいれば喰ってくる。」「喰わないとすれば、居ないということ」というくらいにカマスは攻撃性の強い魚だということなんですね。
それでも「真冬のカマスのひっかけ釣り」のころには口を使わなくなるといいます。私もその時期を経験すれば、またカマスに対する考え方も変わるかもしれません。それにしても焼いたカマスはうまかった。孫も喜んで2尾食べましたし、残った分は持って帰りました。」それほどうまかったのでしょう。
今回接岸のカマスはいつまで釣れるかはわかりませんが、少し北の地域の漁港で釣れているカマスがさらに型のいいものだそうで、それらが南下するとすれば、今後も楽しみはしばらく続くのかな?ついつい期待を持ってしまいますね。ま、今回は「一件落着!」
では、また。
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