「チヌ釣り師」「エギンガー」「アジング」などなどかっこいい呼び名が連なりますが、どれもこれも海釣りの一つ一つのジャンルなんですね。私たちは「おかず釣り師」季節の時々に釣れるもの、食べれる魚は何でも狙います。特化した天才的な技術などは持ち合わせていません。
専ら、自分で波止に通って人脈を作って、または自分の足で偵察して情報収集!釣り方は見様見真似から始めて教えてもらいながら少しずつ釣果に結び付けていきます。若者にも躊躇なく教えてもらいます。彼らは情報に明るく新しい釣り方にもいち早く対応していますから。
日課のように波止場に通えば自然に知り合いが増えます。何もせずに釣り方だけ聞くのは野暮というもの。自分がやってできないことを隣の上手な人に聞くのが一番の早道です。同じことをやって失敗して悩んでいると誰かが必ず救いの手を差し伸べてくれます。実際にやってみせて足りないところを聞くのが上達の早道だと思います。
日高港湾は日曜釣り師のメッカ?
太刀魚がよく釣れている今のシーズンは県外ナンバーの車がおしゃれな釣り道具を積んで押し寄せてきます。日頃は「深夜-早朝」も早い人たちは午前1時ころから集まってきますが、たいていは夜明け前に行けばソコソコの釣り座に着けるんですが、今の時期に限っては前日の11時ころでも1番乗りではありません。
休日前ともなれば夕方から翌朝の場所取りが始まっています。私がブログなんかで情報を広めてるって?いやいやそれ以前にいろんな情報網を遠くからややってきてる人たちは持っています。波止場で出会って懇意になった地元の釣り師やSNSでの知り合いなど。
どちらにしても人の集まるスピードには驚かされます。私は今年の日高港湾の太刀魚に一番乗りできたと自負していましたが、聞いてみると「そろそろじゃないか?」と毎日ボーズ覚悟で竿を出しに来ていた人もいたようで、どうやらその人達が一番乗りだったとか?
最高の釣り座じゃなかったけれど
この熾烈な釣り座確保競争に完全勝利することは寝食を忘れて取り組む必要があります。それかグループで時間制で場所取りすること。ま、此処まで行くと単に趣味の釣りじゃなくて生存競争めいてきますから楽しみも失せてしまいます。釣り同様意外性がなければ面白くありません。
私は、この釣り座確保競争にも精いっぱい参加してみましたけれど、無理をせず精いっぱいの早起きでゲットした釣り座で楽しく釣っていました。そしてもう十分楽しんだと思えば、後ろ髪も引かれずさっさと帰ってくること。これは非常に難しいことなんですが、そう心がけるようにしています。
どうしてもあと一匹、あと一尾。帰ろうとしたら隣の誰かがまた一匹釣りあげる。釣り座を確保するのに苦労があれば、釣り座を後にするのにも文字通り苦労しています。そうこうしながらもソコソコの釣果を上げることができました。私の腕前が上達したというよりは夏の暑さで遅れていた秋の波止釣りのシーズンが一気にやってきたという方が当たってるんじゃないかな?
今年の秋は釣りを始めるならグッドタイミング!
兎に角夏が暑かったし、水温もなかなか下がらずに海の中が秋になるのがずいぶん遅れていました。その分遅れていたのが一気にやってきたような今年の秋の波止です。例年より型の良い魚が例年よりワンサカ押し寄せています。釣りを始めるなら今しかないんじゃないですか?
例の流行り病の件もありますから、あんまりむやみにはお勧めしませんが何年かに一度のチャンスであっることは確かです。初めて釣りに行って「ボーズ」で帰ったら、次に行く気がなくなりますよね。それが思わぬ大物の思わぬ大漁だったら2回目の釣行がどんなに散々でも初回の良い思いだけで続けられるというものです。
釣りは腕もそうですが、運も大きなファクターなんですよね。それと情報力!場所の選定やタイミングを十分練って楽しい釣りを!そして遠くから駆け付ける人たちは同中の安全をお祈りしています。
では、また。