おかず釣り師が行く!「太刀魚の 2年に一度の 爆釣日?」 

太刀魚釣りを始めたころ、10月の初旬には爆釣の日があって

「それこそ太刀魚が入れ食いになる」「一人でも半日釣れば100尾は釣れる」

日高港湾の太刀魚釣りにはそんな伝説の日が年に一度はやってくる。

去年もその日はやってきましたが私は一日違いで体験することができませんでした。

今年は偶然にも早朝の釣りから帰りに立ち寄ったタイミングで体験することができました。

 

 

1時間で50尾です。クーラーやらその他持ち帰る算段ができていなかったのと

携帯電話を忘れて釣行していたので家族へ連絡(引き取りの手配)ができなくて

1時間での打ち切りになりましたが、プラスあと1時間もやっていれば100尾も夢では

なかったと思います。それくらいの爆釣です。投げてはヒット!

しかもそれほど遠くに投げる必要がない。トレブルフックでは外す手間が面倒な

くらいによく釣れました。

テレビで見る「カツオの一本釣り」のような光景を想像してみてください。

釣って外してはまた投げて投げればすぐにヒットする。

 

 

(日高港湾の)先輩と二人並んで釣っていましたが、

入れ物からこぼれた二人の太刀魚が岸壁を這い回ってる状態もありました。

ルアー釣りでなければこんなことにはならないでしょう。

餌釣りのような合わせのタイミングなんて待っていられません。

太刀魚の方から「早く釣りあげてくれ!」と

どんどん催促されているような釣りでした。

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実はこの日、太刀魚釣り(別の波止)の帰りでした。

前日の夜は半夜釣りでした。鯵や太刀魚、サバなどいろいろで

しかも自分ペースでソコソコ釣れて楽しい釣りでした。

で、この釣り場でいつも話をする年配の釣り師に早朝の太刀魚釣りに誘われて、

半夜の次の早朝でしたが、断り切れずに出かけていました。

「餌釣りで17尾の太刀魚と鯖、カマスが1尾釣れて良い釣りだった」帰り道、

ふと日高港湾が気になって立ち寄ってみました。

 

 

行ってみれば知り合いも多く、明るくなっていましたのですでに片付けも始まっています。

先輩が約20尾の太刀魚(ルアーで)と鰺(サビキで)が何尾か、

その他の餌釣りの人たちは「太刀魚は渋かった!」と不満気です。

鰺専門の人たちも型が小さいという話で、どこの釣り場もこんな感じかな?

なんて話しながら片づけを見ていました。

 

 

そうこうするうちに砂利船が丘寄りに入港して、もう一隻クレーンの付いた船が

私たちより沖寄りに接岸しました。2隻接岸した間が50mほどあったでしょうか?

岸壁が空いた状態です。まだ一人ルアーを投げていた青年に太刀魚が釣れ始めました。

私たちは彼は上手いからあんなに釣れるのだろうと他人事でみていましたが、

そのうちに(日高港湾の)先輩が釣り始めて連発ヒットしたので

「もう帰る」とみんなに挨拶していた私も見ていられなくなって参戦しました。

爆釣とはこんな感じなのか?

それからあとは先に書いたように爆釣です。

まあ、持ってるクーラーの空いた部分で事足りるだろうと思っていたのが、すぐに満杯に。

そのあとはバッカンを出してそれに入れました。

ルアーもトレブルフックでは外すのがもどかしく、

太刀魚テンヤにワームをセットしていたものが役に立ちました。

この仕掛けのワームがボロボロになり、色を変えてやろうと出してきた

ピンクのワームの分もボロボロになりました。

 

 

実際こんな風に爆釣になればワームの色なんて関係ないようですね。

なんでも目の前を動くものには飛びついてくるようで、

ワームがボロボロになる直前には、ワーム(シャッドテール)

のしっぽが先に無くなりましたが、それでも変わらないペースで喰ってきましたから、

太刀魚も湧いたら何もかも関係なく喰いついててくるんだと恐ろしささえ感じるくらいでした。

 

 

海中でこんな風に太刀魚に取り囲まれたらと思うと「ゾッ」としますよね。

よくピラニアの恐怖映画があるように太刀魚でもそうなるんじゃないのかな?

でも、「海中で太刀魚に襲われて酷いケガをした」なんて話は聞いたことがないし、

それほど恐れる必要もないか?なんて余計なことまで想像したりしてしまいます。

太刀魚はしばらく見たくない?

「滅多にない大漁だ!」と勇んで獲物を持ち帰りましたが、

あまりの多さに嫁さんも困惑気味です。

ならば、と(魚好きな)親戚には大きな方から20尾ずつ2軒に。

両親は1尾ずつでいいというし。残ったのは比較的細いのが20尾あまり。

これくらいならうれしい大漁ということになるでしょうか?

それでも太刀魚釣りにはできれば2~3日は行かない方ががいいかもしれませんね。

 

 

釣れればうれしいけど、釣る方と料理する側とでは立場が違います。

プロでもない限り20尾を超える太刀魚を料理するのは酷かもしれませんね。

こんなに釣りごたえのある太刀魚が次々と掛かってくる釣りは

何度でも味わいたい醍醐味に違いなく、稀なチャンスであるほど

またやってみたい釣りになります。

そうしてだんだんと釣りの深みにはハマっていくのでしょうね。

 

 

それもいいかも知れません。体を壊さない程度に楽しめれば許してもらえるでしょう。

ただ、「おかず釣り」は「大衆魚専門の釣り」と同義語と理解して差し支えないと

(私は)思っていますから「とびきり珍しい、とびきり高級な魚」

を持って帰ることができないのがすこし寂しいところでもありますが。  

 

では、また。

#太刀魚#波止釣り#ルアー釣り#爆釣#朝の釣り#午前中

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