おかず釣り師が行く!「名人の 半分釣れたら いいのにな」#鰺サビキ釣り

名人と釣行を続けています。まねようとすればするほど迷路に入り込んでいくような感じです。まったく釣れないということはありませんが、常に名人と自分を比較しているので「劣等感?」に苛まれます。名人は特に何も言わずにただ黙々と釣っていますので「自分を見て真似ろ」ということなんでしょうか?

しかし、この狭い釣り場でも彼は常に「ダントツの釣果」を誇ります。最近は特にその腕前も冴えてほかのベテランが足元にも及ばない数を釣り上げます。私はたいてい隣で釣っているのですが、いつもながら(名人の)釣っていくペースには、ついていけません。まさに「あれよあれよ」という間に10尾20尾と釣っていきます。「少しでも盗める技があれば」と思って隣で見ていますが、「まったく同じ仕掛けで、まったく同じエサで」釣っても撒き餌のタイミングとか餌の出し具合の差なんでしょうね?

すぐに名人のえさや仕掛けに鰺がなじんでしまってほかの釣り師の仕掛けには反応しなくなります。私が(名人と)同じところに投げてもポツリとは釣れますが、彼のようにドンドンとは釣れません。「少しでも習いたい!身に着けたい!」この一心で同行を続けたいと思っています。

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アミエビの匂い

アミエビの匂い・・・海産物の匂いというか?独特のものがありますよね。アンモニア臭にも似た・・・。以前、名人と知り合う前に私が釣っている隣に名人が来て釣り始めたことがありました。場所は煙樹ケ浜です。もちろんその時も別格のペースで釣っていましたが、名人にはこれとは別の印象がありました。

サビキ釣りをする人にとって大きな悩みが餌の匂いなんですよね。そうアミエビの匂いです。魚はこれがたまらなく好きなようなんですが、人間にとっては「あまりいい匂いではない」。余談ですが、釣り餌メーカーからは「いい匂い(ピーチだったかな?)のする加工アミエビの撒き餌」が発売されていますね。

この「いい匂いじゃないほうのアミエビの匂い」がプーンと漂ってくるんです。名人のほうから。浜ですから釣り座は20mくらい間隔があります。それでもプーンと。あとで判ったのですが、名人自身はいたって清潔な身なりのコロンの香りのするような人なんですが、持ってくる荷物(釣り具、水汲みやクーラーなど)に染み付いているんですね。アミエビの匂い。無理もないことですよね、年中、ほとんど毎日サビキ釣りしてるんですから。

サビキ釣りは撒き餌

今夜も名人の存在を匂いで感じながら釣りをしてきました。鰺もこの匂いによって来てるのかな?それくらい名人はアミエビをよく使います。多い日には5㎏使うこともあるかな?ま、そんな日の釣果はまず50尾以上ですから、多少アミエビ代がかかっても満足できますよね。

「サビキ釣りは撒き餌」「鰺釣りは撒き餌」これが名人の身上のようです。そして釣り場の中で魚が散らばらないように(特に釣り人が多い日など)一点にに撒き餌を集中させます。投入からしゃくって撒き餌を出すタイミングが鰺の気持ちをつかむんでしょうね。すぐに名人の餌や仕掛けしか眼中にない状態になる。酔った状態といったほうがいいのかな?

此処まで来るともうやりたい放題です。今回は一時(名人からの申し出で)餌と仕掛けを交換させてもらえました。「俺の仕掛けと撒き餌でつってみな」ということで竿やウキから上は私の仕掛けです。投入して驚きです。「まさにこのエサと仕掛けに夢中なんだな?」ということがはっきりわかりました。誰もが食い渋る中、私にだけ入れ食いになったんです。まさにミラクル!

鰺釣りをするからには

「鰺釣りをするからには名人のようになりたいと思う気持ち」を少しはお判りいただけたでしょうか?今日から2~3日は、さすがの名人も「お疲れ休み」だそうです。そのあいだにも釣行できる日があれば、単独で行って「腕試し」もいいかもしれませんね。

では、また。

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