トランス式ACアダプタ(充電器)の電圧可変化と安定化  3端子レギュレーター

最近のACアダプターは入力電圧も100V~ 220V近辺まで対応できるものがありますし、出力電圧もよほどの粗悪品出ない限り定格通りに出力されて小型ながら出力電流の大きなものが市販されています。


また、接続する機器の方も使用電圧が集約されてきているようで、一昔前のように「様々な電圧のACアダプターがある」という状況は減ってきているように感じられます。


今回手元にアマチュア無線機に使用するニッカドバッテリーを充電するためのACアダプター?充電器??がありましたので測定して定格と実際の電圧を確認し、出来れば電圧可変化、安定化してみたいと思います。3端子レギュレーター使用の練習のような感じです。

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オリジナルの状態を測定

オシロスコープで波形を見てみます。そのあと電圧の測定です。画像のようにかなり波形が乱れています。

コンデンサが接続されていないか?コンデンサのパンクでしょうか?とにかく整流したままの波形?のようです。

 

電圧の定格は8.7Vでしたか?測定値は倍近くありますね。トランス式のACアダプタはたいてい高めの電圧が出ていますが、これは特別な感じがしますね。筐体に書かれている電圧は何を根拠に表記しているのでしょうか?

 

充電時には相当電圧が下がっていると思われますし、ACアダプターとして使用するには少し電圧が高すぎる気がしますね。元来充電器とACアダプターは構造が違ったようなのでしょうか?

転がっていたコンデンサを試しにつけてみた

試しに道具箱の片隅に転がっていたコンデンサ0.0039uFで平滑化してみます。耐電圧は十分ですが容量が足りないようですね。

これでは実用になりそうにないので、コンデンサをもう少し大きなものに替えてみます。

10uF25Vの電解コンデンサで平滑してみます。

やはり本格的な値を付けた効果が出ていますね。

 

負荷にもよるとは思いますが、無負荷時のオシロ画像だけ見れば何とか使えるレベルだと思います。コンデンサの威力を実感できました。

 

ただし、平滑化によって電圧がさらに上がってしまいました。いくら何でも定格電圧からかけ離れすぎています。今回の実験はアダプターの筐体に掛かれた電圧の出力が目的ですから、何らかの電圧降下策を講じなければなりません。

3端子レギュレーターの登場

当初の目的にもありました。3端子レギュレーターを使ってみます。素子は手持ちに有ったもので入力が27Vまで出力が0.5~15V迄だったかな?

 

低ドロップで表面実装タイプです。幾つか持っているのですが、これが一番使い易そうだったのでこれにしました。因みに電流容量は1.5Aのようです。

 

実装してみます。これも転がっていたユニバーサル基板の切れ端に取り付けていきます。相変わらずですがハンダ付けが下手くそです。子供のころからやっているのにね。「ま、実際に作りましたよ」っていう証明程度にしかなりませんが写しておきます。

何とかできたようです

配線が終了して、半固定抵抗を回してみます。最後にアダプタの筐体を確認するまで7.9Vとばかり思っていましたが実際は8.7Vと書かれていたんですよね。間違えて7.9Vに合わせてしまっていますが、もちろん8.7Vにも合わせることが可能です。

ただ、細かな設定が難しくてなかなか思う値に合わせられません。手先の器用な方なら可能だと思いますが、私は根気がなくてピッタリと合わせる前に飽きてしまいました。

ACアダプタと3端子レギュレーター

ACアダプタと3端子レギュレーター。あと少しの部品さえあれば実験用の安定化電源が作れそうですね。自己責任であとヒューズ等で安全策を追加できれば、多バンドラジオ等の受信用に使えるものも実現可能でしょう。長時間の使用には放熱等に十分な配慮が必要になりますが。

 

最後になりますが、作成と使用はあくまで自己責任でお願いしますね。  

 

では、また。

 

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