「ビニールハウスで農作業の釣り友」が「桑原征平が聴きたいのにラジオが入らない」と言うのでポータブルラジオにアンテナ端子を付けました。

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ハウス農家

「ビニールハウス」と言っても最近はアクリル樹脂製でしょうか?

透明パネルをを外壁に使った立派な温室で農作業をしていますよね。

寒いときは一日暖かくていいね」とうらやんでいましたが、

その釣り友が「ラジオが入らなくて困っている」と言う話。

「釣り後発組」の私に色々と親切に教えてくれている人です。

ここらで一発恩返し」と言うことで、

手持ちのポータブルラジオにアンテナ端子

(昔のラジオにはありましたが、最近のポータブルラジオには無くて、

ロッドアンテナもAM受信には無関係らしい。)

を付けてプレゼントしようという計画です。

ナショナルのポータブルラジオ

ビニールハウスにはAC100Vの電源はあるでしょうから、

AC電源が使えるラジオは必須条件ですね。

ありましたよナショナル(Panasonic)のAC/DC共用ラジオです。

FM/AMですが、ABCラジオのFMは当地では受からないようなので、

必要なのはAMのみです。

まずは、基本性能のチェックです。

AC電源を屋外に引いてラジオを接続。聴いてみます。

まずまずの感度ですが、やはり1000KHz辺りが弱いのか?

ノイズが多いのか?あまりきれいには入りませんね。

方針は

AMラジオの「トラッキング調整」はやったことがあるので、

その応用で1000KHz周辺に感度を集中させられないか?試してみる。

バーアンテナにアンテナ側端子があればそこにつなげるようにしたい。

ダメならバーアンテナに別途コイルを巻きつけてアンテナからの電波を導きたい。


分解して色々試してネットも徘徊してみましたが、

①は、私の能力では実現できませんでした。

②についてもこれ以上分解したくないので、

アンテナ端子が見つけられず、

止む無く

バーアンテナに別途コイルを巻きつけてアンテナから電波を導く

方式に挑んでみることにしました。

フェライトコアにコイル

フェライトコアにコイルを巻きつけます。

うまい具合にコイル用線材が見つかりませんでしたので、

被覆単線の一番細いもので代用します。

一番細いと言っても被覆線ですから

空きスペースに10回巻けたでしょうか?

瞬間接着剤を使いながら巻きつけました。

パソコンやらなにやらのノイズだらけの作業場で

SSGを繋いで動作チェック。

コイルから電波はラジオに入っているようです。

仮組して

仮組して動作チェックします。

屋外に出てラジオを動かして「感度最小」の位置にしてみます。

その状態でアンテナ端子に

長いアルミ棒を繋いでみましたが感度は少ししか上がりません。

そのままの状態で

地面に置いたステンレスの調理台(私は屋外の作業台に使っています。)

アース側を繋いだところ

明らかに感度アップ」しました。

我ながら驚きです。

ア-スの重要さをまざまざと見せつけられました。

それも地面に置いただけのステンレス製の調理台です。

嫁入り先

このラジオの嫁入り先はビニールハウスですので

「アース」に不便はありません。

むしろアンテナを高く長く張ってくれるかが問題です。

その点は十分念を押しておくこととしましょう。

根強い人気

色んなメディアが次々と出てきて、

AMラジオは遠い過去のモノのようですが、

まだまだ根強い人気があり、

番組を楽しみにしているリスナーが大勢居られます。

番組を作る側にもエールを送りたいし、

聞いている側の人たちにも

「いつまでも聴いてください」と励ましたいです。

ラジオを作る側のメーカーにも

多様なニーズに合ったものを作ってくださいとお願いしたい」です。

はてさて、私がちょこっと改造したラジオが

どんな活躍をしてくれるか楽しみです。

では、また。