古いトランジスタラジオの修理?修理といえるのかな?

釣り専用車(軽トラ)が車検で釣りに行けない間少し時間ができましたので、ストックしてあった壊れたラジオ(壊れかけのラジオではありません)を修理してみました。

埃まみれでしたが、ゲルマのトランジスタがつかわれたAM専用機ですのでやりがいがあるだろうと「いつものダメ元」根性でとりかかってみました。結果はあっけない結末でしたが、当時の品物の息の長さに驚かされる結果となりました。

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AC電源、乾電池ともに音が出ない

電源のインジケーターランプなどありません。「音が出れば電源が入っている」という分かりやすいラジオですが、その分音が出なければ通電の有無も解りません。テスターで調べる前にバラしていきます。

 

おそらく1枚の基板を固定しているだけだろうと思っていましたがその通りでした。バリコンやバーアンテナも基盤と一緒に外れてきました。別になっているのはボリュームとAC電源回路かな?

 

比較的簡単な構造ですが、再組立て時に迷わないように写真を撮りながらバラしていきます。ビスの種類は3種類です。此処で気が付きましたが、100Vラインにヒューズが入っていないんですね。PSEとかあって今ならあり得ないことじゃないのかなあ?

目視で部品の確認

音が出ない原因として一番多いのがコンデンサの液漏れ、次に半導体の不調かな?このあたりなら外してチェックというよりは規格の合うものがあればいきなり交換も早道ですよね。特に電解コンデンサなら怪しいと思ったら迷わずどんどん交換するほうが早いことがあります。

 

トランジスタはまず壊れていないことが多いですが、壊れることで有名な品番のものじゃないか?は先に調べてそうじゃない場合は足が黒くなっていないか?など外見から。外してチェッカーで調べるのはほとんど最後の手段に近いですね。

 

抵抗まで疑うのはどうしても直したいものだけです。焼損していない場合で抵抗が駄目になること(ヒューズ抵抗を除いて)はごく稀ですから抵抗まで外すことはめったにないことです。(※ヒューズ抵抗が使ってあればトランジスタより先にチェックします)

目視で異常を感じなければテスター

次にトランスの入り口と出口でAC電圧。ダイオードの出口でDC電圧を確認します。どちらもOKでした。AC電源は生きているようなので、これとは別に乾電池のラインにDC6Vをつないでみます。やはり音は出てきません。

 

電源回路がOKですので、テスターのマイナス側をそのままにしてプラス側から順に回路の中に向かってたどっていきます。しかし、このラジオはマイナス側にメインスイッチが付いています。そこで、プラス側をそのままにマイナス側を端からたどっていきます。まずは電源スイッチから調べてみます。

 

「あれれ?」電源スイッチから先にマイナスが来ていない。ボリュームと一体になっているメインスイッチの接触が悪いようです。接点復活材を吹き付けてみましたが、いったんは良くなっても暫くすればまた接触が悪くなるようです。そこでサンドペーパーを細く切って磨いてみます。磨けたかどうかはわ分かりませんが液体の接点復活材を塗ってこれで良しとします。驚いたことに基板上の部品は健全そのものだったということです。

※AIWAはソニー系の会社?じゃなかったのかな?パイオニアのスピーカーが使われています。

感度も良いし音もまあまあ

元通りに組み上げて音出ししてみます。さすがにパイオニアのスピーカーが使われているだけあって良い音?しています?張りのある音というのかな?感度もまずまずですよ。高価な多バンドラジオにも遜色ない感度です。「AM専用機だし、でかいバーアンテナも入ってるし」だからかな?

 

「本格的な修理」には程遠い結果でしたが、空いた時間のラジオごっこは肩がこらずに丁度良かった感じです。普段は、「ハイレゾ」とか聞いて粋がっていますが、こんなラジオのレトチックな音も良いもんですね。私くらいの年齢になるとハイレゾの最高音なんか聞こえるはずないですよね。

 

CDの最高音も聞こえていないし、一度スーパーツイーターのテストで発振器をつないでみたとき12KHzまでしか聞こえなかったんじゃないのかな?年は取りたくないですね。

 

では、また。

 

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