嫁さんが、長年愛用??(たまに使ってた)超音波クリーナー(洗浄器)が突然壊れてウンスン状態になってしまいました。直してほしいということなので「うちにある部品で直せるなら」という条件で修理してみました。意外に簡単な修理で済みましたが、何分AC100Vを使用する製品ですのでこの記事に触発されて何かの修理をやってみようとされる方には、あくまで自己責任で実行されるようにお願いいたします。
画像のように電源コードをつないで点灯するはずの電源インジケーターが点灯しません。どこを探してもメインスイッチはなく、蓋の開け閉めに連動したスイッチもなさそうです。底面の緒元の欄には、ハッキリと「MADE IN CHINA」の文字です。最近のものならキチンと作られていそうですが、10年以上も以前のものですから見た目は立派でも解剖して「ありゃりゃ」でおしまいかもしれません。
分解するにもネジが見当たりません。「おそらくここだろう!?」と足の代わりになっているゴムクッションを剝がしてみます。案の定「ネジ」は此処に隠れていました。4本ありますので4本ともに外します。特に難しい仕掛けもなく簡単に内部が見れました。整備性は良さそうです。
以外にキチンと作られています
メインの基板が一枚でそれ以外には小さなスイッチユニット、基板から主要な部品に配線が伸びているような構造です。部品さえそろえば少々のトラブルにも対応できそうな感じです。今回は電源インジケーターが点灯しない症状ですから、トラブルは(電気の)入り口に近い処だろうと想像できます。
さほどいじくりまわすこともなくヒューズが白くなっているのが見つかりました。ただ、このヒューズは細いガラス管のタイプで交換部品が私の手持ちの中から見つかるでしょうか?たぶんコーナンに行っても見つかるでしょうが、これのためだけに行く気にはなれません。
ヒューズの大きさに加えて電流値も気がかりです。早速外して確認します。私はこんな細かなことが好きなくせに指が太いので細かなところの作業にはピンセットが欠かせません。今回もピンセットのお世話になりました。ガラス管のヒューズは(ピンセットで)強くつかみすぎると「パチン」とどこかにはじいてしまいそうで力加減が大切ですね。
ついていたのはAC125V1Aのヒューズ
ヒューズの電圧はたいていAC125V電流値はそれぞれです。今回はAC125V1Aのヒューズが付いていました。代替品が見つかれば切れたヒューズは廃棄ですが、きょう此処で代替品が見つからなければ値をメモするか?元の位置に切れたヒューズを戻しておくかしないと万一買いに行くときに値を失念してしまっては元も子もありません。
使われていたのはポピュラーな値のヒューズでしたので、私の部品箱の中にもありました。早速交換して電源を入れてみます。筐体をバラしたままですので短絡には要注意です。とりあえず電源インジケーターが点灯したら、いったん電源プラグを抜いて組み立ててから作動確認をします。
原因はヒューズ切れだったようですね。ただヒューズが切れたということは短時間にせよ規定を上回る電流が回路に流れたということですので、再び切れるようならほかにも傷んだ部品があるということになります。基板上には焼損部品等はみあたりませんでしたが、見た目で分かるような傷みがあれば、症状はかなり深刻といわなければなりません。
とりあえず一件落着
今回はヒューズ交換だけで一件落着でしたが、先ほども書いたようにヒューズが飛ぶということは過大な電流が一瞬でも回路に流れたということですので、傷みが進行しているか、何か傷みの前触れか?全く違う理由でヒューズが飛んだか?いずれにせよ今回はこれで完了です。
嫁さんに渡してテストもやってもらいましたが異常なしでした。念のため「また壊れるかもしれないし、今度壊れたら症状は重いかもしれない」と話しておきました。部品が手元にあってすぐに修理できたので私の評価も少しは上がったかな? またスグに壊れたりしなければいいのだが・・
では、また。
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