それにしてもよく降りました。大雨の話です。海水はカフェオレのように濁って沖に向かって川のように流れています。
湾の奥に流入している「王子川」からの水でしょうか?「日高川」からの水でしょうか?海水は重いので底の方は海なんだろうけど、大部分は川から流れて来た雨水なんでしょうね。
豪雨の直後
岸壁には、朝マヅメ時にもかかわらず誰一人居ません。貸し切り状態でご機嫌なんですが、それは豪雨の直後だからで釣れている状況ならこんなことはあり得ない。
日頃「此処を取れればあそこが取れず」と熾烈な場所取りレースを繰り返しているので、独り占めなんて嬉しくて仕方ない。「全く釣れそうにない状況」なんて関係なく嬉しくなってしまうのは変ですかね?
取り敢えずフェンス際
フェンス際が最高位と信じ切っている私ですから、取り敢えずフェンス際に釣り座を構えます。それから餌と竿だけ持ってツアーです。先ずはチャリコのポイント。それから、早い時間によく釣れるポイント。「全く釣れません」
何処で釣っても良いんだよって言われても何か拍子抜けしたみたいな気分です。なにかでも釣れれば少しは気分も違ってくるのかも?釣れたとしてもやっぱり仲間が大勢いた方が楽しいのかな?
あっちへ行きこっちへ行きしていると、毎日顔を合わせる釣り人が代わる代わる様子を見に来ます。それでも竿を出さず海の色を見ただけで帰ってしまいます。「今日はやらないの?」と聞いても「この色じゃーねえ」とやる気にならない様子です。
これ「ゲンゲ?」
ゲンゲとは、見た目が悪く名前の語源が「下の下の魚」という意味の「ゲンゲ」だとか?何も釣れないのでガシラでも釣れないかな?と仕掛けを投入していると釣れて来ましたよ。「何か?おたまじゃくしのような魚」です。
これが釣れるのは2回目で10日ほど前にもこの釣り座で釣れたかな?「下の下の魚」というなかれ!なかなか味のいい魚だそうで、本当は「幻魚(ゲンゲ)」という方が良いのかな?コラーゲンたっぷりで美容にも良いとか?
食べてみる?たべてみない?どちらにしてもこんなサイズ1尾だけでは何ともなりません。10日ほど前に釣れた時にはどうしたんだろう?覚えていないということは私の知らないところで処分されたのか?
「釣れますか?」
釣り糸を垂れていると知り合いやそうでない人が声をかけてくれます。「釣れますか?」「釣れていますか?」何もしないで岸壁に座り込んでいたら「気持ち悪い人ですよね」釣り竿一つでイメージがガラリと変わるんですね。
釣れたのは「ゲンゲ?1尾」でした。声かけてくれた人々の話を総合すれば「大雨の後だから直後はダメ」「2日ほど経って落ち着いて来れば雨の前よりよく釣れるかも?」ということです。この釣れ始めの状況が楽しみなので頑張って通って来ましょう。
帰り際、知り合いと話し込んでいると「砂利運搬船」が入港してきました。豪雨の前後にかかわらず、船に釣りが中断される結果でしたね。また明日、早起きして来ましょう。
では、また。