カマス釣りの朝マヅメ勝負!想定外の展開と2回目の時合い

明日の朝マヅメは風も弱く安定した天気との予報。しばらく通っているカマス釣りだが、どうやら今回はいい釣日和になりそうだ。狙いの朝マヅメは干潮前。ただし潮位は基準潮位+1mを少し切る程度で+50cmまでは下がらない。でも北側の船溜まりは浅く、この潮位では厳しいだろう。ということで迷わず水深のある南側の東西に伸びた岸壁に狙いを定めた。

気象庁HPより引用
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今朝は作業あるから釣りはダメよ

しかし気がかりなのが“運搬船接岸の可能性”。しかも釣り座のそばにはユンボがドンと居座っている。これは「今朝は作業があるから釣りはダメよ」宣告のリスク大。

せっかくの弱風コンディションだけど元来此処は荷役のための岸壁。まぁこれも風まかせ「言われたら即撤収」と妙に達観した覚悟で深夜に釣り座確保へと向かった。(結局、この朝の荷役作業は無かった)

「運転席で仮眠」という名の寒さしのぎ

到着すると、すでに先客が二人。最上級の釣座と、その次点の釣座にはしっかりクーラーが置かれている。私は三番目のところにクーラーボックスをセットし、任務完了。そのまま少し後退して軽トラを停め、「運転席で仮眠」という名の寒さしのぎ。軽トラの運転席で快眠できる猛者がいたらぜひ弟子入りしたい。


やがて、連絡していた友人が早めに合流して4番目の場所をゲット。続いてもう一人の友人も到着し5番目に間に合った。気づけば「知り合い三人並び」なんとも賑やかな布陣に。「これは楽しい朝になりそうだぞ」と期待が高まる。

私だけアタリなし

東の空が白み始め、同時に並んだ釣り師が一斉にキャスト。開幕の瞬間である。
普通なら右端の「特等席」から釣れ始めるところだが、今朝の主役はまさかの5番席の友人。右端「特等席」続き次に2番目(彼は私の右隣)、そして(私の)左隣の友人とぽつぽつ釣れ始める。だが私だけアタリなし。見事にカマスからスルーされている。群れが入れば一斉に時合いになるはずだが、今朝は渋いのか。「やはり私が下手」なのか?

「これはマズい」と黙々と竿を振り続け「永遠と思える僅かな時間のあと」ようやく待望の一匹。そこから短いながらも朝の時合いで合計10匹ほどを確保。しかし夜明けの勢いは意外にも早く終息。完全に明るくなった頃には不完全燃焼ながら「まあこんなものか(内心は釣れて良かった)」と竿を畳み始めた。

まさかの「2回目の時合い」

「また来た!また来た!」と友人の声。
まさかの「2回目の時合い」が突如到来。クーラーや道具はそのままだったので、慌てて竿を再展開。ここでさらに10匹追加できたのだから、運も味方したと言えるだろう。「帰らなくてよかったな!」と友人にからかわれたが、まさにその通りで苦笑いするしかない。

次こそは竿頭

結局、今日の竿頭は5番目に陣取った友人。どうやら彼の長めの竿が功を奏したようだ。「次回は私も長めの竿に替えてみるか…」と一瞬思ったが、当然重くなる。軽さを取るか?長さを取るか?そこが悩みどころだな。

「期待どおりとは言えないが、一応来た甲斐のある釣行になった」と自分に見栄を張り、無謀にも「次こそは竿頭」の意気で再びカマス釣りに臨みたいものだ。