おかず釣り師が行く!「太刀キラリ 秋暑の波止に 夕涼み」

早朝から大阪方面に出張でした。家に帰り着いたのが午後5時を過ぎたころ、「仕掛けは良いか?餌は忘れていないか?氷は?ライトは?」慌ただしく準備して出かけます。

勿論太刀魚釣りです。腹ごしらえは、嫁さんに運転を頼み車中で済ませてあります。「昨日の釣果を越えたい!」潮や海の状況を考えもせずただその期待だけで釣行します。

少しでも釣れれば「今や高級魚の部類の太刀魚」。嫁さんや娘が喜んで分配してくれますから釣った後の心配は全くしていません。それより「1尾でも多く釣るにはどうすればいいか?」頭の中はそのことで一杯です。

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昼間は暑かった

台風が関東方面に上陸したとラジオのニュースではその話ばかりが流れていたような気がします。台風の南風の影響でしょうか?大阪も和歌山市内も暑かった。

秋だというのに「これから夏!」のような暑さでした。大阪方面に出張なのは「仕事」が目的なんですが、仕事以外の時間には今夜の(釣りの)段取りばかり考えています。

映画「釣りバカ日誌」で浜ちゃんが仕事中にも仕掛けの手入れをしたり釣り情報を集めたりしていて、「こりゃあかんわ!」と笑いながら見ていましたが、今まさに私がその状態に陥ってしまっています。

8時の人と先輩

日高港湾の岸壁に到着しました。既に日は傾きルアー部隊は終盤戦状態です。手も足も出ない初心者たちは早々と帰り始めていますが、テクニックの引き出しを多く持つ「8時の人」などベテランたちはあの手この手で攻略のチャンスを探っています。

私のゲット出来た釣り座の沖側には「8時の人」丘側には「先輩」が座っています。「8時の人」などルアーの名手がマヅメ時に十分たたいてくれているポイントは活性が高いようで暗くなってからのエサ釣りにも好影響があるような気がします。

「マヅメ時にルアー部隊が多くいた場所の近くは暗くなってからのエサ釣りに有利」この法則も法則に数えられるかどうか?機会があれば検証してみたいテーマでもありますね。

「先輩が2尾リード」

到着して私がモタモタと仕掛けを準備していると「先輩」が立て続けに2尾釣りあげて周囲から羨望の視線を集めています。「誰も釣っていないときに釣る!」釣り人冥利に尽きる一瞬ですよね。「羨ましい!!」私も急いで準備します。

バタバタと慌てて準備して釣り始めましたが時すでに遅く、一瞬の出来事だったようです。沖の方から湾内に入って来る太刀魚の群れが通るときの出来事だったようですね。その後はまったりとした「待ちの釣り」の時間帯が始まってしまいました。

元々私は大きな早い動きのある釣りは得意ではありません。じっくり待って釣る方が好きですね。どんどん釣る釣りは楽しいですが忙しさについていけない感じがします。

ゆっくりと釣る私のペース

太刀魚釣りには「大きな合わせを入れて早く結果を得たい」そんな釣り師も居ますが、私は「太刀魚釣り(エサ釣り)は、基本的に向こう合わせの釣り」と思っています。というか?そう考えるようになってから釣果が増えてきました。

適切な仕掛けに適切にエサを刺してゆっくり待つ。アタリが出ても慌てず完全に針掛かりして出来れば太刀魚が(針係に気が付いて)暴れたり(針係に気が付かずに)そのまま泳ぎ始めるまで待って特に合わせは入れず回収するような感じで取り込みます。

「釣った」というより「釣れた」という感じです。派手な合わせの快感はありませんが醍醐味は「抜き上げの瞬間」くらいかな?どちらにしてもこんな釣法で

釣れました。釣ったのではなく釣れてくれたのです。喰わせたのではなくて喰ってくれたのです。万全とは言えませんが、今のところ気に入って実行している釣法です。

また今夜も波止に座っていると思います。

 

では、また。

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