おかず釣り師が行く!「太刀魚の餌釣りにネムリ針は合わないと思う」

今回「安いから」と通販で太刀魚用として販売されていたネムリ針(100本入り)を買いましたが「私の目指す合わせのタイミングとは大違いで」失敗でした。なぜダメだったか?と言うとこのネムリ針は、「パクッと一気に餌を飲み込む魚」を釣るために考案された針のようで「太刀魚の餌の喰い方とは合わない性格の針」だったからです。

「もういいだろう」と合わせてみても掛からないことが多く、周囲からも「あんなに待っても掛からんかあ?」と残念がったり同情されたり。この針に変えてからは合わせの成功率がガタ下がりです。まさか「針の形状が合っていない」とは露しらず、悶々としていました。

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それでも「針によってこんなに違いがあるとは全く知りませんでしたので」少しも「この針を」疑ってはみませんでしたが、あまりに「フッキングミスが続いてどうしようもなくなった時に」ふと「何時からこんな風になったのか?」と思い返してみて「そのタイミングが今の針を使い始めた頃と一致する」ことに気が付いて針の性格について調べてみました。

※気象庁HPから引用
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ネムリ針

「ネムリ針」という形の針があることは前から知っていましたが、それがどんな性格のどんな目的の針なのかは、全く知らずにいました。この針を買ったときにも「これがネムリ針かあ?」って程度で、何か新しい良いものを買った気分でいました。

先に書いたことがあった後で調べてみたら(それまでは調べてみようという気には全くなりませんでしたが)意外にも太刀魚釣りには、少なくとも私の目指す太刀魚釣りには全く合っていない性格の針という事がわかりました。

「ネムリ針」はハタ類を狙う釣りや飲ませ釣りに使う針で針の先が内側を向いているため口先で餌をついばむ魚に使う針ではなくて一気に飲み込むタイプの魚に使う針だったようです。そのため針掛かりはし難い代わりに一旦掛かれば(針先が内側を向いているので)外れ難く飲ませ釣りの餌を刺して泳がせるのにも向いているとか?

更に、飲み込んだ後に内臓にかかって魚を傷めるのではなく、フッキングで喉や口の内側にかかるように考慮されているという記述も見られたように、全く飲み込むことを前提とした針だったという事です。もちろん太刀魚もよく飲み込む魚ですが、飲み込むまでには時間がかかりますし、私の目的は「なるべく早く口の周りにフッキングさせたい」ですから(私にとっては)「目的の違う針」という事になってしまいます。

※気象庁HPから引用

さんざん悩んだ釣行も無駄にはならない

新しいことを一つ学ぶのにも簡単に学べる時もあり今回のように時間と手間のかかることもあります。ただ、時間と手間をかけただけ自分の釣りの肥やしになってくれるでしょう。

太刀魚針は以前使っていた国産メーカーの針をさっそく注文しましたし、この針の先が内側を向いていないこともよく確認しました。やはり「太刀魚は忘れるほど待って飲ませて釣るより、絶妙のタイミングで掛けて釣りたい。」

最近「鯵釣りをするように早い合わせの名人の釣り」を見て特に強くそう思うようになりました。もちろん針のサイズの選び方や餌の大きさや刺し方、タナの取り方など学ぶべきことは多々ありますが「何とか針に刺した餌さえ投げ込んでおけばたぶん釣れる」と言うような状態だった私の太刀魚釣りから見れば目を見張るような見事さでした。

今回のドツボ

しかも彼は釣り場に「朝、夜釣りやマヅメの釣り人が帰る頃に」やってきて明るい日中に太刀魚をドンドン釣って行くんですね。まさに「ドンドン」です。聞いてみれば太刀魚さえ居れば「タナをきちんと合わせたら昼間でも喰ってくる」といいます。たぶん太刀魚が昼間に休憩している層に正確にタナを合わせているんだろうとは思いますが、目指したいスタイルです。

 

皆が帰る頃に釣り場に来るわけですから、場所取りの心配がない。がらんとした釣り場ですから釣り座の選択は思い通り。「釣りの腕が良い」と言うものはこういうことを云うのでしょうね。憧れてしまいます。是非とも自分のモノにしたいノウハウです。


「白状すれば、彼の釣りを見て発奮してハマった」のが今回のドツボだったんですけどね。

 

では、また。



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