浜の遠投サビキで鯵釣りをするときに上カゴと下カゴでは迷わず上カゴを選択していましたが、このところ「上かごで釣る鯵釣り名人」と比較しても「腕が劣るはずの私が下カゴで釣った方が」数で優ることが1度ならずも連続しました。
今回は一雨ごとに秋が深まる中での釣行状況と思いもよらぬ下カゴの好調具合をレポートしてみたいと思います。
17日は雨の予想
17日には雨が降る予想が出ていますので、16日には多少波があっても釣行したいと考えていました。夕方から半夜にかけて波止から太刀魚を狙ってみるのも良いのですが、16日は日曜ですので都会からの釣り人が(私の十八番の)波止場に多く詰めかけていてなかなか釣り座に空きがない状況ですので、浜の鰺釣りを選択します。
車をとめてから釣り座までは砂利の浜を歩きますので、暗くなるよりは明るいうちに釣り座に向かいたいものです。帰りが暗くなるのは仕方ありませんが、その分「行き」はなるべく明るいうちにと心がけます。日没が午後5時半頃ですから逆算して5時前には家を出ます。
釣り座に着いてクーラーに入れたり手洗いに使う水を汲んで竿を仕立てて餌の準備ができたら一段落で余裕があればこの時に風景の写真を撮っています。今日の夕空は西の方に若干の雲があって夕日は望めないようですね。
明日からの雨ふりを予感させるような夕暮れです。波の予想は0.5m未満だったのですが、その程度の波が続く間に1分か2分に1回か2回比較的大きな波が押し寄せてきますので、釣り座はかなり内陸側に構えておきます。更に釣り始めたのが上げ潮の中間を過ぎた頃で、約2時間後が満潮ですので上げ潮の分も考慮に入れておくべきですよね。
4本針と3本針
前回もそうでしたが、名人と並んで釣っていました。彼は上かごで市販の6本針のサビキから上2本の針をカットして4本針で釣っているというのは前にも書きました。そして私は6本針のサビキを真ん中でカットした3本針とも書きました。
これはどちらも上カゴ仕掛けで、名人はサビキの下に縺れ防止用の小さな錘を付けていますが、私は吹き流しで釣っています。流れの強い時には吹き流しが有効ですが、流れが弱いか?止まっている時には上カゴでも仕掛けの下に錘を付けた方が縺れるリスクが減って手返しもよく釣果が上がります。ただ、私は市販の6本針を4本で使ったら外した2本が無駄になるとの思いから3本針に拘っていました。
名人のサビキとの決定的な違いは「長さ」で、私の場合は単純に半分の長さですが名人のサビキは元の長さのまま(元の長さのまま針だけを減らしている)ので倍の長さになりますね。撒き餌カゴと針の距離に大きな違いができていました。(もちろん名人の方が1本だけ針が多いことも)腕の差も含めてこの差が釣果に現れて私の釣果は名人の半分より少し多い程度が常でした。
上カゴと下カゴ
そんな中、ここ何回かの釣行は潮の流れが緩いか止まっていることが多く「この状態なら下カゴの方が良いのでは?」と気づいた私が下カゴに変えてみたところ(もちろんサビキも6本針そのままに戻しました)名人も驚くぐらいに良く釣れたのでした。
この傾向は次の釣行でも同じように見られましたので、名人に「実は下かごで釣っている」と話して下かご用の撒き餌カゴを一つ渡しました。彼も直ぐに仕掛けを交換して私と同様に釣れ始めたのは言うまでもありませんでした。考えてみれば比較的水深の浅い釣り場ですから元々下カゴとの相性が悪い訳でもありませんし、上から徐々に散りながら撒き餌が沈んでいく上カゴと違って、投入時一気に水面からカゴの位置まで撒き餌の煙幕が広がる下カゴの方が効率的なのは言うまでもないことですよね。
ただ、ここで注意しておくべきことはやはり流れのある時や棚が深いときには撒き餌の煙幕と仕掛けの同調がより取りづらいのが下カゴの難点でもあるという事です。ま、今回は潮の流れが継続して緩いのに気が付いたことが功を奏したという事でしょうか?もともと浅い水深の釣り場であったこともその一因と言うことが出来そうですしね。ただ、上カゴに慣れた私たちにとって下カゴ仕掛けの投げにくいことには閉口させられます。距離にして4分の3程度になってしまうでしょうか?
何にしても一長一短はありますよね。
では、また。
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