釣れない理由は何なのか?①運気②時期③天候④潮時⑤腕前

私は釣れなかった反省をするときにはだいたい次の5つの要素について・・

言うまでも無く釣り場の良し悪しが大前提なのですが、コレを除いて考えてみます。

(むろん大げさな講釈混じりです。笑)そうすると、

たいていは1番目の「運気」について詮索して、

結果は「運がなかった」と言う結論にまとめてしまうのが常だと思うのですが・・。

 

 

近頃では釣りを始めてからの経過年数が累積するにつれ無謀にも

「運気を覆すことは出来ないものか?」と考えるようになり

2番目以降の要素についても研鑽を積むようになりました。

ただ、釣りにおいてはこの「運気」というものの占める割合が常に大きいようです。

 

 

どんなに腕の立つベテランでも釣れない日は釣れなくて

「ヒョコッ」と遊び半分に釣りに来てみた初心者が

(彼のベテランの)翌日に爆釣したりすることがよくあります。

これはまさに釣りの本質で「魚が其処に居なければ釣りようがない」

という根本的な部分に関わることです。

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時期

前段で書いた「魚が其処に居なければ釣りようがない」というのは、

どんなベテランが餌やら仕掛けやら彼の持てるテクニックを駆使して釣ってみても、

相手となる魚が其処に居なくては釣りにならない。

魚が其処にいる時期やタイミングを外したら何も釣れないという当たり前の事なんです。

 

 

ただ、魚が其処にいるかどうかは丘の上からは知る由もなく、

最近では魚群探知機などのハイテクも普及し始めているようですが、

普通の釣り人には、ほぼ等しくこの条件は同じです。

そのうえでベテランたちは情報を集めてその時々に

どこの釣り場にどんな魚がいるのかを知る努力をしています。

 

 

インターネットで釣果の情報を探すのもその一つの方法です。

ある人は自分の釣果を何年分も記録していてその情報を基に釣り場を

こまめに偵察に回っているようですし、釣り場で知り合った釣り好きたちと

連絡網を形成して情報共有をしているベテランもいます。

人によっては実釣時間より長い時間を情報収集に費やしている人もいるようです。

天候

釣りにおいて天候は重要な要素ですが

「丘の天候がどれほど劣悪でも海の中はそれ程でもない」という事実があります。

逆に荒れた後に丘は穏やかでいい天気でも水の中はそのダメージが続いていることもよくあります。

また、遠い洋上に台風があって「天気は良くてもうねりで釣りにならない」

と言うのもよく経験する事象です。

 

 

ただ、単純にに「荒れているから釣れないとか、穏やかだから釣れる」

というように簡単に答えが出るという事は無くて「穏やかな昨日は釣れなくて

次の日竿を出せないくらいの強い向かい風の中良いサイズの魚が良く釣れた」

という事が私の経験した中にもあります。

 

 

これは、ある意味「運気」の範疇とも言えそうですが、

何年も同じ釣り場に通っているベテランに言わせれば、

その時期ごとに海が荒れた方が釣れることもあったり

(風の向きにもよるが)ある程度の風が吹いた方が良い時期もあるようです。

要するに通い詰めてある程度の経験値を積み重ねれば、悪天候に釣れることも

「まぐれや幸運」ではなくて「一つのパターンとして理解できる事柄になるんだなあ」

と感心させられることがあります。

潮時

潮時と釣り場の関係は割とパターン化して理解しやすい事柄に思えますが、

それにかかわる要素があまりに多いので理解しようとする努力は

ソコソコにしておいて残りは「運気に任せる方が楽だな」と思えたりします。

 

 

まず潮時は日々1時間前後の時間ずつ遅れていきますし、

潮汐の変化は1日に2回起きるのが普通ですがそうでない日もあります。

また、1日のうちでも1回目の変化と2回目の変化の大きさが大きく違っていることも

普通に起きています。ですから「潮汐の度合いが小さい日」と思っていても

昼間は小さくても夜間は大きいとかいう事が当たり前のように起きているんですね。

 

 

また、潮時と合わせて理解しておきたいのがマヅメとの関係性です。

釣り場ごとにマヅメ時や夜間、昼間の魚の活性が違ってきますし、

それに潮汐や上げ下げの潮の動きが関わってきます。

そのほかに水温や潮の濁りや潮流など潮時に関連した事柄が全て

変化し続けていますから、やはり理解はソコソコにあとは運に任せる方が得策かもしれません。

腕前

最後に人間的な要素の「腕前」が来ましたが、

コレは単に釣りの仕掛けや撒き餌などの技術だけでなく

これまで書いてきた様々な要素の集大成であることはもうお気づきのことと思います。

 

 

単に釣具や餌などの知識だけなら簡単に入手出来て、

餌を刺したり撒き餌を撒いたり魚をかけて取り込んだりすることは

道具も良くなっていて熟練にさほど時間を要するものではないでしょう。

目に見えるような「腕前」は道具の進化とともに身近なものになりつつあります。

 

 

それだけではない「魚釣りの腕前」はこれまで書いてきたように

経験値が占める割合の大きなものであるようで、経験の豊富な人ほどレベルが高いと言えそうです。

これには年齢など関係なく純粋に経験値の豊富さがその差に表れるので、

(私の知る小学生の名人は、ほぼ毎日釣り場に立っています)

年齢に関係なく経験を積めば(彼のように)熟練が可能になるわけです。

・・昨日から今日にかけては春の嵐だったような・・

少し水が澄みすぎていたようでしたのでこれでいい濁りになったでしょうか?

明日あたり確かめに行ってこようかな?

 

 

#釣り場#運気#時期#天候#潮時#腕前

 

夜が明けて、ほんの短い地合いでした「鰺のズボサビキ釣り」