おかず釣り師が行く!「半夜にも 釣れるチャンスを みつけたよ」#波止釣り 

魚が釣り場に少ないということは時合もそれだけ短くなるということで、いわゆる「渋い」という状態が長く続くことになります。あたりまえのように「行けば釣れる」といったころに比べれば潮汐や濁りや波などが気になります。加えて月明りや日の入り日の出にも気を配るようになります。

「朝マヅメの天文薄明から常用薄明の間」が釣れるようだということは前回のブログに書きましたが、その時に潮汐の大きさと釣果の関係については後日にと書いていました。書きながらも同時進行で調査は続けていたわけですが、一応(私の独りよがりの)こうじゃないか?程度の結論めいたものが見いだせましたので続編ということで書いてみたいと思います。

ここ暫くは大潮の時期です。今回の大潮は(大潮っていつもそうなのかもしれませんが)夜間は干満の差が小さくて昼間の干満差が大きい。今回私が注目したのがこの干満差とマヅメ時との関係で、少し前までは朝マヅメに注目することで同じ朝マヅメでも潮の動きに対しての釣果の好不調が比較できました。

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朝マヅメに注目したので

これまでは朝マヅメにばかり注目していたので、釣行のタイミングが朝マヅメの前に集中したため釣果の好不調とマヅメ時との関係が解ったような気になれましたが、潮汐の方はマヅメ時に比較して変化が早い(干潮や満潮時刻が1日に40分程度遅れるのかな?)ので干満差の大きさと釣果の好不調についてはなかなかポイントが絞れずにいました。

ようやく朝マヅメの時間帯に下げ潮(下げ始めから少し経った頃が好条件)があれば都合よくて(朝マヅメに限定すれば)次点が上げ下げに関わらず潮が動いていることが最良の条件か?ということが分かってきました。ただし(此処の釣り場では)大きく潮が動くときは流れが強すぎて釣りになりにくく、かといってあまりに緩い(干満差が極端に小さな潮)止まったような潮流でも釣果が思わしくない。という考えに近づきました。

もちろんですが、潮流の向きは右から左に、つまり内陸から太平洋向きに、大きく見れば黒潮方向に向かって流れていることが前提条件になります。潮流の方向は逆の場合でも釣れることは釣れますが、経験上釣れているときはほとんどが右から左向きに流れている場合が多いです。

潮汐の大きさは釣果に関係するのか?

潮汐の大きさが釣果に影響があるのかないのか?もちろん潮は止まっているよりは動いていた方が断然に釣れます。ただ、飛ぶように流れる潮は釣りが成立しにくい。特に岸壁に何人も並んで釣りをするこの釣り場では、自分のテリトリーが限られるし、たとえただ一人で釣っているとしても撒き餌がどんどん流れてしまう。波止からだと仕掛けを流せる範囲がやはり限定されてしまいます。

ではどうするか?「潮流が強すぎても弱すぎてもダメ。」潮汐をサインカーブのようなグラフにまとめたサイトがあったので見てみると、なるほど大潮の下げ潮でも強弱がある。今回の場合は夜間の下げ潮が緩やかで昼間にかけての下げ潮は流れが強い。当然その反対の上げ潮もそれに対応して強弱があって、上げの強と下げの強、上げの弱と下げげの弱はそれぞれペアになって交互に出現します。(強強ー弱弱の繰り返し)

その強弱(干満の大きさ)も徐々に変化していくわけですが、今のところは午後から夜間が弱組、早朝からが強組となっています。「なーんだ。比較的弱い下げ潮も暗いうちに出現してるぞ」ならその暗いうちの下げ潮に竿を出してみよう。ということでここ2日ほど続けて夜の8時ころから釣行してみました。

何のことはない「釣れたぞ!」

始めは全くの空振りを覚悟していました。そりゃ、この釣り場で半夜の鯵釣りなんてやってる人はほぼいないんですから。で、実際に竿を出してみたら「あら不思議!釣れるじゃん!」これなら熾烈な場所取り競争も関係なく(これを書いてしまったら、そんなことはなくなるかもしれないが・・)楽に鯵釣りができるじゃん。

早朝からの鯵釣りに参加するなら前日からの睡眠調整が必須になりますし、寝貯め(ねだめ)しておいても翌日は(慣れるまで)ぼんやりすることが多いです。これなら浜の鯵釣りみたいに夕飯後にテレビを見る代わりになります。ただ、潮時は徐々に遅れていきますから、このタイミングが早朝に移っていくのは仕方のないことですよね。

それでも、今回調査したことによってタイドグラフのサインカーブと自分の通ってる釣り場との関係が少し踏み込んで理解できました。ただ、この法則めいたものも今のこの時期だけのものか?それともある程度普遍的にどの季節にも当てはまるものなのか?それは今後も続けて潮汐とマヅメ時との関連を注目してみていかなければならないでしょうね。     

では、また。