日高港湾の太刀魚釣りも少し落ち着いた雰囲気になってきましたので、(9月12日のこと)秋からの定番「煙樹ヶ浜の鯵釣り」の試し釣りに出かけてみました。
約1カ月ほど前にも3~4日通ってみましたが、初日はよく連れて少しずつ数が落ちて、台風の波で中断。その後は復帰の機会もなく今日まで来てしまいました。
ここ1週間ほどは「日高港湾」の太刀魚にかまってもらっていましたが、群れが小さかったのか?釣れる数も少なくなって少しずつかまってもらえない状態に。
そこで、前々から気になっていた「煙樹ヶ浜の鯵の状態」の調査に出かけてみました。普段なら釣れているという情報があってから出かけるのですが、今回は自分が調査隊の役目です。
実釣
「夕方6時までに」と海岸を目指します。暗くなる前について写真を撮っておきたいし、もちろん準備も明るい方がしやすいですしね。「ゆうマヅメにも釣れるだろう」と考えていましたが全く釣れず。
「こりゃあ、釣りに来るのが早かったかな?」「鯵は回遊していないのかな?」なんて心配しながら暗くなるのを待ちました。日ノ岬の方に太陽が沈んで暗くなり始めたころに「ポコン」とウキが沈みました。
竿を立てて「手応えは明らかに鯵」でしたが痛恨のバラシ。投げやすいように4号の竿を使っているのが災いしたか?「確かによく飛ぶけれど少し硬すぎるのかなあ?」いろいろと取り換えて最後には竿も3号に換えて調べてみますが針外れは起きてしまいます。
やっとのことで気付いたのが「サビキの針」です。1カ月以上前に使ったサビキを錆びていなかったのでそのまま使っていたのでした。「針って傷むんですね」刺さりが悪くなっていたのでしょう?原因を見つけるまでに10階以上のアタリを「針八ズレ」で無駄にしてしまいました。
翌日です。(9月13日のこと)
今夜は何処に釣りに行こうか?嬉しい悩みです。太刀魚の方が差し上げた方からの反応が良かったようなので(裾分けするほど釣れるとは思えませんが)太刀魚釣りに行きます。
実は今朝「8時の人」に「太刀魚爆釣!」(釣果は「8時の人」が25尾以上、竿頭が70尾程度)と電話で聞かされていましたが、大阪方面の仕事を予定していましたので「泣く泣く棄権」していました。
朝釣れたのはルアーということでしたが、太刀魚が居れば餌でも少しは釣れるだろうとエサ釣り限定で出張から帰り早々に釣行します。岸壁の中ほどより沖側で釣り座を構えていましたが、全く反応もなく呆然と海を眺めていたところ、知り合いの釣り少年(小学3年)が「浅い方で釣れたからこっちに来ないか?」と誘ってくれたので行ってみます。
彼は子供ですが釣りにおいては大人顔負け?否、それ以上ですので「彼の直感」は信用できるんですよね。
少年たち親子の横で釣ります。少年のお父さんも釣り好きですが、今夜は少年が1尾でお父さんがゼロだそうで、少年がはりきって私を呼びに来た気持ちも良く分かります。
少年たち親子の横で釣ります。少年のお父さんも釣り好きですが、今夜は少年が1尾でお父さんがゼロだそうで、少年がはりきって私を呼びに来た気持ちも良く分かります。
果たしてここに移動してから少しの間に私は2尾釣りました。少年と少年のお父さんはこの間にゼロでしたので、良いところを私が横取りしてしまったような感じになってしまいました。そうこうするうちに午後8時となりましたので納竿としました。
ボーズの日もある(9月14日のこと)
夜釣りで持ち帰った太刀魚は泊まりに来ていた孫たちの夜食?の刺身になってしまいました。もう刺身に出来る太刀魚が無くなってしまいましたので、少し早起きして朝の太刀魚釣りに出かけてみました。
日高港湾の釣り場に着いてみると師匠が居ました。昨日の夕方から来ているんじゃないかな?全く釣れないと昨夜も嘆いていましたが、今朝もその嘆きは続いているようで、今夜の鯵釣りの話をしても反応がなく疲れた様子です。
釣り場全体に凛とした緊張感がありません。これは釣れていないのがありありと分かります。それでも朝マヅメには多少の魚信はあるだろうと信じてみんな待っていましたが、朝マヅメを過ぎてもアタリはありません。
明るくなってからも遥か沖で「ナブラ」が発生しているだけでそこまで届くはずもなく、
岸壁の沖側テトラで釣っていた「8時の人」の話を聞いても「ボイルの下に太刀魚は居なかった」ということですし、昨日の「太刀魚爆釣は夢だったのか?!」
みんな寝覚めた子供のように眠そうな顔をしながら帰り支度を始めました。私も夢から覚めた気分で「8時の人に貰った太刀魚1尾」を土産に帰途に着きました。「太刀魚は居る。しかし食性は小イワシに向いたまま。」
しかも満腹の個体が多いので猫のように目の前で特異な動きをすれば(習性で)ジャレて針掛かりすることはあっても空腹で喰らい付くことは少ないような気がします。
小イワシをある程度食べつくすか?さらに大きな群れが回遊して数の上で分子の小イワシより分母の太刀魚の方が上回るようになれば状況は改善すると思われますが、じゃれた魚がルアーにかかるような今回(13日の朝)のようなケースでは、新しい群れにルアーだけが対応できて餌釣りは用なしなのかなあ?
今夜の日高港湾は他所からの釣り人で「満員御礼」でしょう。ならば、私は「煙樹ヶ浜」に鯵釣りに出かけましょうか?
では、また。