年明けの釣行として先日のカマスに続き今回はアジを狙うことにしました。年末の釣り納めでは悔しい思いをしましたが、新年を迎えての最初の鰺釣りです。今年こそ良いスタートを切りたいという期待感で胸がいっぱいです。当日の釣りがどのような結果になるのか、楽しみとともに期待が膨らみます。
天候と準備
釣行前に天気予報を確認したところ、午前0時から午前4時にかけて風速が4.5~6.5mと強めでしたが、横風のためズボサビキ釣り用の6.3m竿がなんとか使える状況でした。また、降雨の心配はなかったものの、気温が4.9~6.2度と冬らしい冷え込み。防寒対策を徹底する必要がありました。
午前4時以降は北風に変わり、風速は変わらず霧雨が予想されるため、5.3mの竿を選択することにしました。この雨量なら釣りを続けるには問題ありませんが、夜明け前の寒さと風雨の影響を最小限に抑えるため、防水性の高いウェアやグローブを準備しました。
特に指先の冷え対策として、使い捨てのメカニックグローブで対応しました。操作性は問題ありません保温性はイマイチかもしれません。
釣り場の状況と初期の釣果
夜明け前の午前3時過ぎ、釣り場に到着。長潮の影響か釣り人は少なく、長い波止場に私を含めて4人だけ。そのうち地元勢が3人、遠征組が1人でした。話を聞くと、みな釣果は1~2尾程度。「やはり長潮では厳しい」との雰囲気の中で、友人たちと簡単に言葉を交わして釣りを開始。
初めのうちは下かごズボサビキの基本的な仕掛けを使いましたが、潮の流れが速く、撒き餌と仕掛けが同調せず苦戦。「払い出しの潮が思った以上に早い」と感じたため、上カゴ吹き流し仕掛けに切り替えました。この変更が功を奏し、周りが釣れない中でポツリポツリと釣果を伸ばすことができました。
友人2人は寒さと釣果の低迷に耐えきれず、夜明け前に帰宅。それと前後して別の知り合いが3人到着。さらに他の釣り人も2人ほど増え、計8人ほどが夜明けを迎えることに。
朝マヅメの爆釣タイム
午前6時30分頃、朝マヅメの時合が始まりました。この時間帯は魚の活性が高まり、サイズの良いアジが釣れ始めます。初めは浅めの棚で反応がありましたが、午前7時ごろのピーク時にはタナに関係なく釣れる状態に。仕掛けを投入すればすぐに喰いつく爆釣タイムが1時間ほど続きました。
この間、吹き流し仕掛けから再び基本的なズボサビキに戻しました。爆釣時には手返しを重視しなければ間に合わず、丁寧に釣る余裕はありませんでした。それでも次々と釣果を重ね、仕掛けの疑似針は6本から納竿時には2本しか残らないほど消耗しました。
釣りの終わりと振り返り
爆釣タイムが終わると、釣果は再びポツリポツリのペースに戻りました。鯵のサイズも良くみんな十分に釣りを楽しんだところで徐々に帰り支度を始め、私も納竿。納竿時には針が曲がり、頻発する針外れにも納得の状況でした。
年末の悔しい思い出が嘘のように、わずか10日で大漁を経験できたのは幸運でした。
「これだから釣りはやめられない」という言葉が心から湧き上がります。
では、また。