
年が明け、いよいよ2025年の初釣り。先日のカマス釣行に続き、今回は本命のアジを狙って波止へ向かいました。年末の釣り納めでは思うような結果が出ず、悔しさが残る締めくくりとなりましたが、新年最初のアジ釣りには自然と期待が高まります。「今年こそは良いスタートを切りたい」そんな思いを胸に、まだ暗い時間帯から準備を整えました。
天候と準備

釣行前に確認した天気予報では、午前0時から4時頃にかけて風速4.5〜6.5mとやや強め。ただし横風だったため、ズボサビキ釣り用の6.3m竿も何とか扱えそうな状況でした。雨の心配はないものの、気温は4.9〜6.2度と真冬らしい冷え込み。防寒対策は万全にする必要があります。
午前4時以降は北風に変わり、同程度の風速に加えて霧雨予報。そこで夜明け後は5.3mの竿を使うことにしました。防水性の高いウェアとグローブを準備し、特に指先の冷え対策として使い捨てのメカニックグローブを着用。操作性は問題ないものの、保温性はやや心許ない印象でした。
釣り場の状況と序盤戦

午前3時過ぎに釣り場へ到着。長潮の影響もあってか、広い波止場に釣り人はわずか4人。地元勢が3人、遠征組が1人という静かな状況でした。話を聞くと釣果は1〜2尾ほどで、「やっぱり長潮は厳しいね」という雰囲気。軽く挨拶を交わし、さっそく釣りを開始します。
まずは下カゴのズボサビキ仕掛けで様子見。しかし潮の払い出しが思った以上に速く、撒き餌と仕掛けがうまく同調しません。そこで上カゴの吹き流し仕掛けに変更。この判断が功を奏し、周囲が苦戦する中でもポツリポツリとアジを拾うことができました。
寒さと渋い状況に耐えきれず、友人2人は夜明け前に撤収。その入れ替わりで知り合いが3人到着し、さらに数人の釣り人が加わって、夜明け時には8人ほどが竿を出す賑わいとなりました。
朝マヅメの爆釣タイム

午前6時30分頃、ついに朝マヅメの時合が到来。魚の活性が一気に上がり、良型のアジが連発し始めます。最初は浅めの棚で反応がありましたが、7時前後のピーク時にはタナを問わずヒットする状態に。仕掛けを投入すればすぐにアタリが出る、まさに爆釣タイムが1時間ほど続きました。
このタイミングで再び基本のズボサビキ仕掛けへ戻し、手返し重視の釣りに集中。丁寧にやっている余裕はなく、とにかく釣っては外しの繰り返しです。結果、6本あった疑似針は納竿時には2本しか残らないほど消耗していました。
納竿と振り返り

爆釣タイムが過ぎると再びポツポツとした釣れ方に戻りましたが、サイズ・数ともに十分満足。針が曲がり、針外れが増えてきたところで納竿としました。
年末の悔しさが嘘のように、わずか10日で大漁を味わえた2025年の初釣り。
「これだから釣りはやめられない」
そんな言葉が自然と心に浮かぶ、最高のスタートとなりました。
では、また。
