こんな田舎の街でも毎日のように流行り病の感染者が報告されています。ワクチンの接種は済んでいますが「なるべく人混みは避けたい」。と、なれば必然的に太刀魚でホットな波止には近寄りがたい。「それでも竿は出したい」
潮が澄んでくれば釣果は落ちるようですが、少しでも雨の濁りが残るうちは浜の鰺も好調な様子です。浜なら余程のことがない限り「蜜」の状態はあり得ませんので安心して釣りができます。
ただ、「蜜」じゃなくて、あまりに「疎」なので夜釣りは若干寂しい感じがします。私が釣っていた昨夜も、長―い浜には夜釣りは私と友人のほぼ二人きり。「明日が早いので」と、友人が帰った後は私独りぼっちでした。あんまり釣れていない証拠なのかなあ・・。
前日、友人は釣れたらしい
前日の夜、友人から電話で(実はこの日も誘われていましたが、野暮用があって同行できていませんでした)「マアマア釣れるぞ!明日は必ず行こう!」と連絡があり。午後から準備して楽しみに出かけました。
出かける先は、近くの浜「遠投サビキの半夜鯵釣り」です。通い始めて4年目でしょうか?どういうわけか?日高川南岸にある港の鰺より、こちら(日高川北岸)の長い浜で釣る鰺の方が身の匂いも良くて味もいいんですよね。たぶんわずかな差だとは思いますが、明らかに旨さが違っています。見た目には鰓の色がくすんだ色(南岸の港の鰺)に対し鮮やかで新鮮そのものな色(北岸の浜の鰺)という違いがあります。
また、釣りあげた時に手に持った感じでは、港の鰺は比較的腹に食べたものが詰まってる感じなのに対して浜の鰺はお腹がペッタンコで全く空腹な感じです。泳ぎ回る距離が違うのでしょうか?浜は水深が浅くて釣る時のタナが一ヒロ~二ヒロで釣るのに対して港の方は深くてタナが5ヒロ以上の場合が多い(浮いている時は3ヒロ程度のこともありますが)。いろんな影響があるのでしょう。
なるべく暗くなる前に設営
夜釣りですが、なるべく暗くなる前に釣り座を設営します。駐車場から渚まではかなり距離がありますし、道中は砂利の浜ですから暗いより明るい方が移動は楽です。釣り座についてからも水くみやらなんやらで浜の釣り特有の難儀があります。
水くみも、ぼんやり波打ち際に立って汲んでいては砂ごと汲んでしまったり、波をかぶって靴やズボンが水浸しになることもあります。だいいち波を見計らって汲まないと水汲みに水がほとんど入らないことにだってなりかねません。波打ち際でやっと汲んだ水を「よいしょ!」と持って上がってクーラーやらに入れてOKになります。
渚に着いたら暫く波を眺めて何処まで波が来るかを見定めることも大切です。それと、これから波が大きくなるか?小さくなるか?上げ潮か?下げ潮か?という見極めも大切です。また、波は30分に1回くらい特別に大きな奴が来ますので、その時に波を被ったりエサ入れに波が入ったりバッカンが後ろに流されたりとトラブルのもとになりますので注意が必要です。
まれに池のほとりで釣るような穏やかな海のこともありますが、こんな日には得てして釣れないもので、なかなか思うようにはいかないものなんですよね。
さて今晩の釣果は?
友人が10尾以上釣って帰りました。私は8尾でした。もう少し釣りたかったので友人が帰った後も粘りましたが、潮の流れが左から右に(ここの浜では、潮が左に流れる方がよく釣れる)変わったのでその時点で諦めて帰ってきました。
ゆうがた6時ころに釣り座に座って釣れ始めたのが7時を回ったころです。それからポツリポツリと釣れて、納竿が9時前でしたから釣れていたのが2時間くらいかな?その間に8尾ですから暇な釣りでした。
いつものように遠投距離は30~40m程度です。しっかり針掛かりしてくれたので針ハズレは1回でした。前日は良く釣れたという外道のサバも今回は1尾も釣れなくて若干拍子抜けした感じ。実はサバも大きくなったということでサバ好きな私は外道にも期待していたんですが、残念でした。
少し早いので刺身をちょっと
予定していた(10時~11時)より少し早く帰れましたので、「釣りたてを刺身で食べてみました。やっぱり旨いですよね。釣りたてを活〆してありますから生臭さは全くありませんし、釣って間もないからまだ硬直はしていなくて魚は柔らかいままです。
重いですが、氷を十分持って行ってましたので、キンキンに冷えていました。鮮度は申し分ないです。これなら明日も刺身が旨いかな?私の場合は熟成には興味がなくて刺身は新鮮さが至上です。時には新鮮すぎて物足りないかもしれませんが、「新鮮さが一番」という頑固な信者なんですよね。
鰺の場合は釣ったらすぐに活〆して血抜きの後氷水で保管します。帰ったら「刺身はその日か翌日まで。それより長く生で食べるには醤油漬けにします。どちらにしても生食は3日程度までです。たくさん釣れれば「持ち帰ってすぐに目的別に分けて遅くとも(夜釣りなら)翌日の午前中、朝の釣りならその日の午前中には解体を終えます。もちろんこれは漁師の家に育った嫁さんの考えでもあり協力もしてくれるので実現できることです。
刺身は新鮮さが一番!
帰ってきて、一風呂浴びているまに刺身にしてくれていました。早速、焼酎で頂きます。旨いです。このために釣りに行っているわけですから至福のひと時です。今のところは、鯵釣り師がほぼ不在の浜ですし、たぶん友人は今夜も行こう!と誘ってくるはずです。
私も、当然のように行っていると思いますが。さて、波の具合、風の具合はどうなのかな?今から気になります。
では、また。
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