暑い暑いと嘆いていても、立秋は8月7日だったそうで、36度や37度とか
言ってるさなかに秋になっていたんですね。
いつもなら、お盆を過ぎたら夜が少しづつ過ごしやすくなって、「虫の声」
も聞こえて来るはずなんですが、今年はまだ「蒸し蒸し」と暑いです。
夏の終わりと言えば
夏の終わりと言えば「夏の終りのハーモニー」井上陽水ですよね。
「陽水さん、お元気ですか?」なんか古いネタですみません。
夏の終わりの秋の初めの夜空に滲み込んでいくような曲です。
この曲は「安全地帯と一緒にコンサートやって、玉置浩二と二人で歌うっていうんで、それで作った曲です
~中略~ こうして時間が経過してみると、凝らなかったのが逆に良かったのかなぁ」
と陽水自身が自著で語っています。
もう一曲
もう一曲、陽水と言えば「少年時代」これは藤子不二雄Ⓐからの依頼がきっかけとなって
作られた曲です。
荻野目洋子のシングルB面に収録される予定でしたがあまりに出来が良かったので、陽水自身でシングル化した経緯があります。
また、発売初年はオリコン20位程度と振るいませんでしたが1年経って
「SONYハンディ―カム」のCM曲に使われてヒットし、その後もロングヒットとなりました。
「夏が過ぎ~」ですから歌われているのは、ちょうど今頃の季節でしょうね?
吉田拓郎
吉田拓郎の「夏休み」も日本の夏を歌った代表的な曲の一つとされています。
当時、拓郎が暮らしていた1950年代前半の鹿児島の夏の情景を実体験をもとに作った曲で、歌詞に出てくる「姉さん先生」は「当時担任だった宮崎先生がモデル」と言うことです。
「夏休み」は、1972年7月21日にリリースされたアルバム「元気です。」に収録されていて、シングル化されたのは17年後の1989年3月21日です。
因みにカップリング曲は「かまやつひろし」とのコラボで「シンシア」でした。
遠い日の夏休みの情景を素直な言葉で歌った「夏休み」は、純粋だった少年の心に触れることのできる1曲ですね。
夏の終り
「夏の終りのハーモニー」と「少年時代」は井上陽水。
「夏休み」は吉田拓郎。この3つとも「行く夏を慈しむ歌として」日本のスタンダードの一つ一つになっていくんですね。
ではまた。