おかず釣り師が行く!「カッパ着て 雨降る中の 波止の釣り」#梅雨時の釣り

梅雨時は、とりわけ天気予報が気になります。もちろん海釣りのことですから、波や風の状況も。この時期は特に、釣れるなら車横付けの釣り場で釣った方が何かと都合がいいのですが、自分の都合や天候に合わせて魚が釣れるわけでもなく、今釣れている釣り場に通うしかありません。

※気象庁HPより引用

天候不順な中、少しでも釣れている釣り場となればマンネリでも同じ釣り場に通い続けるほかないでしょう。その釣り場もいつまでも「行けば釣れる」という状況が続くとは限らず、面白いように釣れていたのが釣れなくなる日は必ず来るものです。3月の半ばころから港の中~港の入り口と日ごとに漁港内を移動しながら鯵が良く釣れていましたが、ここへきて港の入り口にポイントが限定されるようになりました。

去年までは、立ち入りができた陸側の突堤も最近は立ち入りが制限されて竿が出せる釣り座は、4~5つと少なくなってしまいましたので、(釣り座の)確保レースに敗れれば向い側(沖側の突堤)に1㎞近い道のりを歩いて行かねばなりません。「毎日釣行派」にとっては気の重い話になってしまいます。

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近頃は自作のサビキに分があるようで

以前からこの釣り場での鯵釣りにはハヤブサの蓄光サビキを使っていましたが、この頃気に入って使っているサビキは市販の疑似針を使った自作品です。疑似針には蓄光タイプがなくて夜光しか入手できませんでしたから「夜光スキンの疑似針」を使っています。1から10までの自作品ならともかく市販の疑似針を使いますからよく似た手法の方も多くおられることでしょう。

私が選んでいるものは「夜光スキン針の8号」です。針ハズレを防ぎたかったのでなるべく大きめの針を選んでいます。市販のサビキは、だいたい1.5m程度(ハヤブサ製は1.7mだったかな?)の長さに針が6本付いていますが、大き目な鯵が掛かったら上下に並んだ針のどちらかにもかかってしまって(特に糸が細い場合には)縺れることが度々あります。私は4本針として(全長は1.5mで)間隔を広めにとっています。

さらに針は4本なのですが同じ針ばかり4本ではなく、1本だけ別の色(私の場合はケイムラの疑似針)を結んでいます。これはどうしてかか?と聞かれても明確に返答できませんが、とにかく全部同じではなくて1本別の色を混ぜておいた方がよく釣れたことが多くて最近では1本別の色というのがサビキを作るときの習慣になっています。因みに本格的にミックスで(例えば3色で1色あたり2本ずつで計6本針など)作ってもかえって釣果が振わなかったことの方が多くて「1本だけ別の色」がなぜ有効なのかは不思議な現象というよりほかありません。※疑似針の商品画像はイメージです。実際に私が使っている商品(疑似針)の画像はネット上では探せませんでした。

金龍鉤 キンリュウ SS-11117 深海アジ・イサキスキン巻 グリーン 9号

疑似針のほかにはハリスの太さも影響が大であるといえそうです。去年の年末から今年の初めにかけてカマスのひっかけ釣りをしたときに、ハリスや幹糸の試行錯誤を何度となく繰り返しましたので、ある程度のノウハウは蓄積できたと思っています。今回私が使っているのはハリスにはフロロの1.2号です。1号や0.8号を使いたいのですが、やはりラインブレイクが気になりますので1.2号が限界のような気がします。

クレハ(KUREHA) ライン シーガーでは、ありません! 100m 5lb 1.2号

この1.2号でも全く切れないということはなくて1回の釣行を1セットのサビキで通せたことはなく今回も(たぶんチヌだったと思う)「浮かせる前に切れた」ということがありました。また。幹糸は遠投してサビキかごの錘に耐えられる太さが必要で最低限フロロの3号か4号を使っています。2号の場合は使ってみて何度も切れた経験がありますので「2号より太く」というのが教訓になっています。

クレハ(KUREHA) ライン シーガーでは、ありません! 100m 16lb 4号

アジングをまねて

投げサビキでも私は(近頃)ほんの軽くですが常に誘いをかけて仕掛けを揺らしています。かごの中の撒き餌も揺れで出ているのでしょう?従来の投げサビキ釣りのように大きくしゃくってしばらく静置。という釣り方とは少し違います。ほとんど仕掛けが止まっている間がないように誘いをかけています。そして小さな誘いを1回目、2回目・・・というように5回か6回目までを数えています。

そこまで数えてアタリがなかったらアッサリと回収して再投入します。投入回数が多いので大きなカゴ(10号)なら撒き餌がたくさんいりますから小さめなカゴ(8号)で釣ります。小さくても投入回数が多いから撒き餌もよく効きます。とにかく小さな誘いを5~6回繰り返してワンセットと理解します。そのセットをどんどん繰り返すという釣り方です。

今のところ周りの釣り師たちは私のサビキのハリスが細いのでよく釣れると思い込んで「仕掛けを見せてくれ」と言ってきますが、誘いの多いのに気が付いた人はいないようです。基本的な考え方は、アジングから来ています。サビキは餌の付いた針の代わりではなくて初めからルアーそのものであるという考えです。ならば生きているように動かすことが必要ですよね。撒き餌は集魚の為です。

雨脚が強くなったので

今朝は釣り始めから霧のような雨が降り続いていました。丘側の釣り座も雨を予想したためか?早くから釣り座が満杯でしたので仕方なく(私は)沖側の突堤を歩いて港内向きの釣り座で釣りました。さすがに沖側の突堤には(この雨の為か)釣り人は私を含めて4人でした。

釣果の方は、(私は)周囲に比べればよく釣れた方でしたが、早朝の爆釣もなく淡々とした釣りに終始しました。粘ればまだまだ数も伸ばせたとは思いますが、エサ入れのタッパーにも水が溜まって撒き餌が必要以上にドロドロになってきましたので、一段と雨脚が強くなったタイミングで納竿としました。

画像は、新しく嫁さんが工夫してくれた「鯵どんぶり」です。完全に骨を取った鯵のみをみりん干しと同じタレに漬け、焼いてご飯に乗せ「煮詰めた漬けダレ」をかけたものです。念のためにネギなどの薬味も添えてありましたが、生臭さもなくておいしく食べられました。うな丼ならぬ鯵ドンもイケますよー!。     

では、また。