動画に撮ってドキュメンタリー風に時系列に沿って釣行をまとめてみたい
と常々思っていますが、なかなか一人で撮影してまとめるとなると
技術やテクニックも含めて私には到底かなわぬ夢のように思えてしまいます。
「ならば文章で」とブログにまとめてみたいと思って今回やってみます。
読みやすい記事になりますでしょうか?
普段は天気予報を見て釣行の計画を立てています。
天気予報で注目する点は、当然ですがまずは天気、次に潮汐の時刻。
波の高さ。風の向き、強さ。これが基本情報だと思っています
。また、今回の釣行以前の天候も気になりますし、
釣行の後にすぐ天気は崩れるのか安定なのか?
いわゆる荒れた後なのか荒れる前なのか?
そして最大の関心事「釣れるかどうか?」
これから行く釣りのことですから先のことはわかりませんが、
昨日までの釣果を聞いてみれば、大体の傾向はわかります。
ただ、時期によっては前日と当日の状況がまるっきり違う
特に春先は行き当たりばったり「昨日は良く釣れても今日は全く釣れない」
というようなことがこの時期には当たり前に繰り返されています。
潮時に合わせたつもり
起床時刻は潮時に合わせたつもりで午後11時に決めました。
それから波止場に行って朝まで釣るつもりはりませんが、
「爆釣!なんてことになったりしたら?」と
撒き餌は「解凍分と凍ったままの1個」2kgのアミエビブロックを2個準備します。
万一餌が足りないときは半解凍でも砕いて使うつもりです。
前日も釣りに行ってましたので、両日ともに早くから就寝して釣行に備えていますが、
やはり夜中の釣行を2日続けたら眠気が取れなくて
午後11時の予定が午前零時を過ぎて午前1時前まで寝てしまいました。
当然ながら目覚ましは無意識のうちに解除されていますので意味の無い状態に。
「遅くなったのは仕方がない。どちらにしてもまだ
風は強く吹いているはずだから結果的に出遅れたことにはならないだろう」
自分勝手な理由で遅れを自己弁護しながら午前1時半には釣り場に着きました。
釣り場には「ここ半月ほどの間良く釣れた?」余韻から
遠征の釣り師が良い釣り座を占めていました。
「多分今日は相当渋いし、爆風で相当寒いから
今回でかなりの遠征組が凝りてくれるだろう?」
釣り座を準備するも暫く待機
午前1時台に来たのに釣り座は2等席程度の位置です。
隣には地元のベテランが構えていますが、この人は
この近辺の釣り座が好きな人なので、たぶん不満は無いでしょう。
ベテランも道具を釣り座に準備したままで暫く車の中から眺めていましたが、
あまりに風が強くて釣りにならないので、30分ばかり経ったころ
「あかん!やってられん」と片付けて帰ってしまいました。
私は、もう少し粘ってみるつもりなので釣り座を構えたまま引き続き
車の中で待機していました。暫くすると私より10m以上沖側の
狙っていた釣り座の辺りで動きがあってまた一人帰るようです。
早速、其処に移動するように「あと、来ますから」と声掛けして移動を始めます。
帰る人は、もう十分なのか?寒くて我慢できなくなったのか?
どちらにしても私にはラッキーな出来事です。
この釣り座に移動できたのが午前2時ころだったでしょうか?
まだまだ爆風は止んでいなくて竿もロッドホルダーにセットしても
手で押さえていないと風圧で持ち上げられるほどですから、
撒き餌かごにも錘を追加して操作に安定性をもたせる工夫をします。
午前3時ころ、いつまでも待ってはいられないので風の中で釣り始めましたが、
風が正面からなので目も開けていられないような時があるくらいでした。
釣れたのを見て隣が始めるも
「波が静かな時よりも少しは荒れたほうがよく釣れる」とは、
此処に通う「番人」と(私が)ニックネームを秘かにつけている人の言葉です。
それにしても今日の荒れは「少し荒れたほうが・・・」程度ではありませんが、
やはり「少し荒れたほうが・・・」とはよく言ったもので何度か投入を繰り返すうちに
釣れ始めてきました。
ただ、釣れたといっても風が強いので釣りあげた途端に魚と仕掛けが
後方へと持っていかれます。前方で海から釣りあげて後方で陸上の釣りごっこです。
海の中に放り投げられるよりは獲物を逃がしてしまう心配がありませんが、
手間のかかる話です。後ろで誰かに待ち構えてもらって
二人掛かりで釣りたいような段取りなんですね。
私が四苦八苦しながら1尾2尾と釣っていると車で待機していたお隣さんが
たまらずやってきて釣り始めますが「やはり強風に辛抱たまらん」のか?
すぐに車中見学に引き上げます。その後も(彼は)少し風が和らいだか
と思ったら車から出てきてやり始めますが、再び風が強くなったら
また車中に引き上げます。こんな調子の隣人を見ながら爆風の中午前4時ころまでの
1時間ちょいで10尾ほど釣ったかな?
午前4時を過ぎたら先輩がやってきた
午前4時を過ぎたころ「少し風も和らいだかな?」と思っていたら
後ろから聞き覚えのある声がしています。「もうそんな時間?」
朝に強い先輩が出動してきていました。彼は私の隣に来る前に空いた場所
(私より10m程度丘寄り)で釣っていたが「向こうでは釣れん!」
と私の隣が空いたので其処に移動してきました。
この先輩は研究熱心な人で今日も「サビキの新作」を作ってきた!
とご満悦です。さすがに先輩が自慢するだけあって移動してきて瞬く間に
5尾ほど釣りあげました。先輩と話を弾ませながら約半時間過ぎたころに
全く釣れなくなったので「そろそろ潮時かな?」なんて笑い合いながら納竿としました。
私が午前1時過ぎから午前5時過ぎまでで約15尾の鯵。
先輩が午前4時過ぎから午前5時過ぎまでで5尾の鯵。
私の場合は途中爆風の邪魔がありましたが、それにしても
先輩の釣果が光りますよね。
ただ先輩のサビキは自分用のスペシャルなサビキですので
誰でも手に入るものではありません。私のサビキも自作とはいえ
市販の疑似針を使って結んだもの。先輩の仕掛けとは一味違います。
ま、(私が)この仕掛けでこれだけ釣れれば、良い方でしょう?
少しは荒れたほうがよく釣れる
「波が静かな時よりも少しは荒れたほうがよく釣れる」と番人が言った言葉のような
結果になりました。荒れの方は「少しではなく大きく」でしたが
、彼の言葉の信頼性を高める結果となりました。
私もこんなに荒れるのはご勘弁ですが、少しくらいなら荒れた状態でも
釣りはできるしかえってその方が釣果がいい傾向にはあるらしいと認識できました。
今回のこの記事で私が気になることは、臨場感が言葉でどれほど出せたかな?
ということです。裏返せば言葉で臨場感を表現するのがどれほど難しいか?
ということを再認識することになりました。次の機会には読者の方にさらに臨場感を
味わっていただけるよう研鑽に努めたいと思っています。
では、また。
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