「大根を 干して並べて 漬け込んで」#沢庵#和食 #大根漬け #香の物

今回は「沢庵の漬けこみ」にトライします。いつもはばあちゃんに頼まれて近くの農家に「干し大根」を注文しておいて干しあがったら買ってきます。その購入と運搬だけ手伝っていたのですが、今年はばあちゃんが足痛で「漬けこみ作業」ができないため急遽代行ということで漬け込みまでやることに。

まあ、大根を売ってくれる農家の奥さんが手伝ってくれることになりましたので何とか物にはなりましたが、なにぶん初めてのことで戸惑いながらの作業となりました。一応完成して食べ始めは1~2か月後ということなので出来上がりが不安というか楽しみというか?複雑な気持ちです。

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大根を収穫して

大根を収穫して1週間程度陰干しします。風通りのいい場所が理想ですが、そうでなくても雨は禁物ですので、雨のかからないところ。凍るのもよくないそうなので日陰でも凍らない場所。条件がいくつかあるので、ばあちゃんは干した状態で売ってくれるところから買っていました。

もちろん其処を探したのは私ですから、もともと知合いです。何かと頼みやすい間柄なんですね。で、今年はばあちゃんの足が調子悪くて漬け込みが難しいというと「あんたが来てやるなら手伝うよ」と言ってくれたのでお言葉に甘えて作業をさせてもらうことに。当日は漬け込み用のプラスチックの桶と糠などの調味料を持って出かけました。

漬け込みといっても干した大根をカットして(白い部分だけにして)桶に1段ずつきれいに並べます。なるべく隙間がないように並べるのがコツとかで、そのコツをつかむのにはじめは四苦八苦しましたが、一度感覚をつかめばそれほど難しいものではありません。結果は1~2か月後にわかるものらしいのでそれまでは楽しみであり、しんぱいであり。

100本余りの大根

日頃私が見る沢庵といえば、スーパーで買ってきたものばかりです。せいぜい多くても2~3本、たいていは1本です。それがきょうは目の前に100本以上並んでいます。なかなか壮観ですね。ただ、干してあるだけに若干しぼんだ感じで少しさびしさも漂っていますが「日本の冬の風物詩」といえばそれはそうでしょう。

で、農家の奥さんの号令で干してある竿から降ろして作業場まで運びます。100本といっても10本ずつくらい運びますのですぐに終わりました。次は「葉の部分の切り離し」何用かわからないような使い込んだ包丁で「スパッスパッ」と切っていきます。奥さんや旦那さん、うちの嫁さんと私の4人で作業しますので早いですね。

あっという間にカット終了です。なかなか気持ちよく切れるので「「もう少し切りたかったかな?」物足りなさが残るくらいです。次の作業は、調味料を合わせること。メインは米ぬかで、それに柿の皮やらみかんの皮(どちらも干したもの)買ってきた漬物用調味料、それに唐辛子。最後に塩をたっぷり入れて混ぜ合わせておきます。分量は農家の奥さん任せでした。というか?奥さんも適当な感じ、大きな升で1杯2杯…これくらい?って感じです。

漬け込み開始

底に配合した調味料を薄く撒いて、1段目を詰め込みます。まさに詰め込むといった感じですね。「隙間が空かないように!」と。これが奥さんの2回目の号令です。そして細かなチェックが入ります。「大きいのを選びすぎるから小さいのに替えて」とか「片方だけを詰め込まないで、両側から押し込むように!」とか。なかなかテキパキと教えてくれます。

「基本は隙間が空かないように!」これに尽きるんだな?2段目くらいになるとチェックも難なくパスして、1段積むごとに調味料をまぶして積んでいきます。「もうこれくらい?」というころ丁度大根(白い部分)もなくなって「どうするんだろう」とみているとさっき切って集めてあったしおれたはっぱを詰めるんですね。足りない部分に。

「なるほど!無駄のないやり方」です。で、「この葉っぱも食べれる?」と聞いたところ「炒め物にしたり・・・で食べる人もいるらしいが、私らは食べない」とのこと。「じゃ、私も食べないことにしよう!」動機は単純です。そうこうするうちに最後の調味料も振りかけて漬け込み終了です。

ばあちゃんの指定場所

早速持って帰ります。ばあちゃんも心待ちに待っていたようで、出迎えてくれました。2個作ってきた漬物桶を前回と同じところにおいて重しをして完了です。食べれるようになるのが楽しみですね。来年はどうするんだろう?いろいろ考えながら「沢庵漬け込みにトライ」は終わりました。   

 

では、また。