おかず釣り師が行く!「天高く おかず釣り師が 肥える秋」

おかず釣り師のモットーは、「自分で釣って、自分が食べること」時には釣れなくて貰って帰ることもありますが、これもご愛敬。釣り場には立っているわけですから言い訳にはなるでしょう?なりません?そんなこんなで相変わらずアバウトにやっています。こんな私にも「太刀魚」はよく釣れています。あんまり釣れるから「もういいですよ」とバックヤードからストップがかかるほどです。

そりゃそうですよね。20尾釣って帰れば、料理してその日に食べる分は「刺身や焼き」そのあとの分はキズシかな?あとの冷凍した分は煮たり揚げたり。それでもあの獰猛なあの太刀魚の顔を料理するときには20尾を一度に見るわけで、それを切り落として20個捨てるわけで・・・捨てる太刀魚のガラ(太刀魚は比較的少ない方)も大量になるという話なんですね。

魚屋か?と思うくらいに魚の残骸が生ごみに出ます。毎日の回収じゃないから回収日までは、私の餌用の冷凍庫に保管するわけですが、太刀魚はほとんどルアーで釣ってるし、餌釣りでも撒き餌はしないから餌も少なくて済みますが、冷凍庫にはアミエビやオキアミなども一緒に入れてあります。太刀魚釣りに通うからか?それ(アミエビなど)がなかなか減らない。(ガラもたまって)冷凍庫がいっぱいで困っています。太刀魚がたくさん釣れたしわ寄せがこんなところに来るとは思いもしなかったことなんです。

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餌が余るからというわけではありません。

元来私は鯵釣りが好きなんですね。もちろん魚釣りが好きだから太刀魚が釣れていれば迷わず参戦しています。それでもどちらも釣れていて「どっちを釣る?」て聞かれれば鯵釣りを選びます。どれがどうとか細かなことは抜きにしても、鯵釣りのほうが性に合ってるという感じなのでしょうね。

鯵も太刀魚も釣れれば食べます。主にはご飯のおかずになりますが、「肴」という別な字の食べ物にもなります。おかず釣りとはいいながら実はこの「肴」が主な目的といっていいのかもしれません。しかしながらタイトルから「おかず釣り」の旗は降ろすつもりはありませんが。

私が釣ってきた魚を嫁さんが「肴」に仕立ててくれます。見た目にこだわらず素早く」おいしく仕上げて出してくれていましたが、最近では、見栄えに目覚めたようで色々と工夫をしてくれています。大食いの私にかかれば一瞬で食べてしまうものですが「少しでもおいしく」といろいろ飾ってくれるのは目にもうれしいですね。

新鮮だからなるべく生に近いものを

波止場で釣れる魚のほとんどは刺身で食べれます。中にはフグなどの毒魚がいますのでその辺は注意しなければなりませんが、スタンダードな「サバ」や「アジ」などは心配なく食べれます。もちろんアレルギーとかで生食できない人もいますからその辺は個人個人でご注意あれ。

サバは食あたりが多いとされる魚です(もちろん生食で)ゴマサバが良いとか悪いとか?ややこしいので私はゴマサバは生食しません。マサバでしかも尻尾の黄色いサバは他所では「金・・サバ」とか呼んでで珍重されるサバですから、これの大きいのが釣れたら刺身で食べたいとは常々考えています。

普段、サバは生食ならしめ鯖にそれ以外は煮つけか生節(茹でて軽く炙る)にしています。生節にしておけばいろいろ用途があります。いろんな料理のアクセントや出汁に使えます。ちょっと魚っ気が欲しい部分などにね。このほか生節はもう一度軽く炙って生姜醤油か金山寺みそを合わせれば最高に旨い一品になります。

鯵は万能選手

鯵は刺身にしても漬けにしても煮ても焼いても揚げても旨い。たくさん釣れれば開きにしても良いですね。日高港湾で釣れる鯵よりも煙樹ヶ浜の鯵のほうがうまいというのは定説ですが、時には「あれ?あんまり変わらないな?」と思うこともあり「やっぱり浜のほうがうまい」と思うことがあります。たいていは浜のほうが旨いと思うときのほうが多いのでやはり浜の鯵が旨いというのは当たっているというほかないでしょう。

太刀魚の料理は「刺身、キズシ、焼く、煮る、揚げる」。なんでも旨い魚ですが、私は煮つけが好きですね。嫁さんは塩焼きらしい。「セゴシ」といって生の太刀魚を骨ごと刻んで酢味噌かポン酢で食べる料理もありますが、これは細い太刀魚を捨てずに無駄なく食べる方法なのでしょうね。例えば太い太刀魚でも幅の広い部分は焼いたり煮たり刺身にしたり。尾に近い細い部分はセゴシで食べる。という食べ方もありますね。

私の家ではこのセゴシも骨を取ってから3枚におろし、それから細かく刻む(背骨や小骨のないセゴシ・・。セナシかな?)にして食べています。料理は面倒ですがおいしく食べれます。私はこれに七味を効かせておろしにんにくとポン酢で食べるのが好きですね。人によってはこれを「焼き肉のたれ」で食べるのがいいという人もいます。どちらにしてもご飯のおかずというよりはいわゆる「肴」の部類ですよね。

食べるために釣る

「食べるために釣る」私の場合はコレが基本です。おかず釣りの腕はまだまだ半人前ですが何とかおかずになっています。このあと季節が進めば太刀魚が少なくなって鯵一本になっていくのかな?太刀魚が終わればイカに向かう釣り師もいます。何度も誘われては行かずじまいになってるイカ釣り。今年こそは始めてみようかな?釣れればイカ料理もレパートリーに加わるしね。   

 

では、また。

 

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