魚に触れずにサビキ釣り「ハリス持ち 魚つかみで タッチレス」手が臭くならない方法はないものか?

鯵のサビキ釣りで困りものの一つといえば「手の匂い」ですね。去年(私が煙樹ケ浜に通い始めたころ)は、軍手をして手づかみ(サバ折り)で〆めていました。小さな鯵は海水を入れたバッカンに針外しで外して入れるようになり、あとは100均で買った観賞魚用のタモを使ってクーラーで氷〆。

大きな鯵は針外しを使っていて吹っ飛んでリリースしてしまった苦い経験があり、更に活〆にする必要がありますので相変わらず「サバ折り」していました。慣れて手際は良くなったものの鯵に握った跡がついたり竿が鯵のヌルヌルや鱗で最悪の状態になってしまったり。

何より手に染み付いたにおいが洗っても取れずに車のハンドルや防寒着のポケットまわりなどについていつまでも生臭くなってしまいます。たくさん釣れれば軍手も一回の釣行で何組も必要になって行きも帰りも荷物が増えます。しかも軍手に針が引っかかればなかなか外れずに釣りが中断してしまいます。

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ハサミで〆る

最近ではステンレスのはさみを持って行ってそれで〆ています。ハサミを使えば〆る以外にも仕掛けの手直しにも使えますしエサやその他の袋物の開封にも重宝します。気になるところは2枚の刃の重なり部分に汚れが溜まりますので使った後によく洗うことです。サビキ釣りといっても投入から釣れるまでには時間のあることが多くハサミを洗うくらいの間は十分あります。

竿を操作して釣れた鯵を自分の手元に寄せます。私の場合、鯵のすぐ上のところの糸を左手でつかんで先ず竿を置きます。竿を置いた右手で太刀魚はさみをもって鯵をつかみます。はじめは慣れないかもしれませんが、すぐにうまくつかめるようになります。つかむ場所はえらのあたりがベストなんでしょうけど、私はたいてい(鯵の)真ん中あたりをつかんでしまいます。鯵の身は柔らかいので力任せにつかむと太刀魚はさみの刃が食い込んでしまいますから力加減が重要ですね。

鯵をつかんだまま、太刀魚はさみを右手から左手に持ち替えて(鯵はしっかりと確保できていますから左手でつかんでいた糸は放しても大丈夫です)右手で針を外します。針を外したら右手にハサミ(ステンレスの)をもってエラの部分かエラ蓋の奥の背骨をめがけて突き刺して〆ます。慣れないうちはエラを刺してカットするだけでも血抜きはできますが、できれば背骨とその付近に刺すことで神経と血管の両方をカットする方がいいように思われて最近はできるだけそうしています。

タッチレス

本題の「タッチレス」ですが、魚に触れないというだけで太刀魚はさみやステンレスのはさみ、釣り竿や糸には触れています。本当の意味のタッチレスではありませんが、手の匂いはずいぶん違ってきました。

釣りの終わりには海水を汲んで何度か手を洗いますが、前はそれでも手がヌルヌル(手袋をしていてもヌルヌルは手についていました)していましたが、最近はヌルヌルは全くありません。においも随分少なくなりました。

竿や防寒着の汚れも減りました。魚の匂いが減った分エサの匂いが目立つようになってきた感じです。アミエビは臭いですからね。釣りの現場ではアミエビにもなるべく触れないようにヘラを使っていますが、撒き餌かごをつかんだり投げるときに撒き餌が飛び散ったりすることがあります。私は撒き餌にはアミエビのみのスタイルですが、以前のように少し混ぜ物をしようかな?と考えています。アミエビオンリーよりもよく釣れる混ぜ物は何がいいだろうか?これを探るのもまた一つ楽しみですね。

魚釣りである以上

魚釣りをするうえで生臭さとは縁が切れないものです。これには慣れるか、少しずつでも減らしていくか?この二つの方法しかないように思われます。いろいろな消臭剤も開発されて売られているようですが、それですべてが解決できるとは思えません。

「なるべく魚に触れないようにする」このことが一番の近道のような気がします。魚釣りに来て一見矛盾するような話ですが、触れる回数を減らせば魚の鮮度も保てますし、自分も臭くならない。魚に触れずに釣りをするのは面倒くさい手間のかかることですが一連の動作が見事にこなせれば見ていても気持ちのいい釣りになるのではないか?と妄想している私でした。

では、また。

 

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