私たちの子供のころには、アケビと言えば子供のオヤツで、
高学年の子供が小さな子供に取って分けてくれたものです。
たいていは小川のの険しい岸辺や
背の高い雑木林などにありましたので、
小さな子供たちには見つけても取ることができないところにありました。
年上の少年たちにとっては格好のおやつで、
おチビさんたちは少し分けてもらえるのが楽しみでついて回ったものです。
考えてみれば子供同士のコミュニケーションがあったんですね。
当時は。50年前の話です。
画像に番号を振るとき
このブログを書くにあたり、まず写真を撮りました。
その写真に整理番号を付けるため「アルファベット」「関連文字」。
「アケビ」だから番号は{AKB001~)とナンバリングしていると
嫁さんが「AKB」ってあの「AKB?」と聞くので
「違うよ。アケビのAKB」と言うと「ふーん」と
分かったような分からないような。
身近な年齢で「アケビ」を知らない人がいたなんて、
もうそんな時代なんですね。
実物の「アケビ」なんて過去の遺物?
「天然記念物??」「珍しいもの」らしいです。
3歳の孫に見せたら
3歳の孫に見せたら「虫さん虫さん」と中の白い果実を指さします。
芋虫か何かに見えたのでしょう。
食べてみせると自分も食べると言います。
食べさせると意外においしかったらしく
2度3度と口に運んでいました。
ただ、種が多いのであまり多くは食べさせませんでしたが、
上手に種は出していましたよ。
アケビの実は、香りや甘酸っぱさではなく
「直球的な甘さ」だと思います。
薄い砂糖水をなめているような純粋にただ甘いだけの甘さです。
嫁さんがネットで
嫁さんがネットで見つけてきたのは、「アケビ料理」です。
中身の甘い部分では無く皮の部分です。
カリウムとかが豊富でアクが強いのが弱点らしいです。
細かく切って水にさらせば料理方法が幾つかあって
「ゴーヤようにアケビにもほろ苦さがあって」
いろんな料理に使われるようです。
家では「アケビの皮のきんぴら」を作ってくれました。
なるほどほろ苦さがあってきんぴらの甘辛さとよくあっています。
何十年かぶりに
何十年かぶりに
「アケビの実を取って」
「食べてみて、皮の料理も味見して」
珍しい体験に新鮮な時間でした。
3歳の孫も「アケビが気に入った」様子です。
「お父さんに貰って帰る」と言うので少し持たせます。
私の両親にも少し分けてあげたいです。
なんていうでしょうか?もちろん知っているとは思いますが、
忘れていたら困りますね。
ネットで調べてみると「アケビ」を栽培している農家もある様で、
HPを見れば果実は薄紫色のキレイで高貴そうなものですね。
私の取った「アケビの実」は、
もちろん薄紫色の面影はありますが、
傷などが多くてネットで観たものと比較すると
「サツマイモ?」芋類にも見えてしまいます。
野生と栽培されたものはこんなに違うんですね。
さて、両親の反応はどうでしょう?
今から持って行ってみます。
では、また。