今年はヒラメの当たり年です。元来、大物釣りには縁のなかった私ですが3月21日に1枚目(60㎝台)をカマス仕掛けで引っ掛けたのを皮切りに3月28日に約70㎝を鯵の飲ませ釣りで。4月2日には今季最大の約75センチを。直近の4月10日に約55cmと4枚も釣ってしまいました。
1枚目は偶然に釣れた正にマグレ当たりでしたが、その後の3枚は釣ろうと思って釣れたヒラメです。「今年はどうなってるんだろう!?」と思ってしまうような釣果です。ただ、私だけでなく知り合いや友人たちも軒並み大ヒラメを何枚も上げています。普段なら30~40㎝のヒラメでも「おおっ!て驚き」なのに今年は「釣れたね。」ってありふれた感じです。
それくらいによく釣れてみんな感覚がマヒしてしまっているのかな?ただ私は今でも鯵釣りを中心にサビキ釣りに熱心です(私以外にもサビキ釣りに熱心な常連はいます)が、ヒラメに熱中している友人たちは鯵釣りは2の次でとにかくヒラメにご執心です。そういう私も釣り場に着いて初めに組み立てるのはヒラメ用の竿ですし、ちゃっかりと活かしバッカンやブクブクも準備しているんだから偉そうなことは言えませんけどね(笑)
ヒラメは夜明け前後に回遊してくるのか?
私の釣り方はサビキ釣りで釣った小鯵を活かしておいて5.4m3号の竿のほぼ直下に落とした仕掛けで泳がせています。釣り場が空いていれば少し斜めや沖寄りに投げてみますが元々混雑が当たり前の釣り場ですからこういうスタイルも仕方がありません。
そうして小鯵を泳がせたまま隣りでサビキ釣りをしている・・という釣り方です。ヒラメ釣りの仕掛けは重りをエレベータ―式の誘導の方に付けてハリスはフリーに出ていく仕掛けです。リールの方はリアドラグのリールで設定は緩くして待ち受けます。実際にヒラメが小鯵を咥えて走り出したらドラグ音で気が付く寸法です。
こうして鯵釣りを続けていると夜明け前後(手元の作業に明かりがなくてもよくなったころ)に「ジーッ」とドラグの滑る音がします。多少の時間の前後はありますが「大まかに夜が明けたころ」と言っていいでしょう。午前中にも何度かチャンスはあると言う事(もちろん夕方にも)ですが、私は早朝の釣りが主ですのでそれ以外の時間帯のことは分かりません。
ヒラメ40というけれど
私は全くの素人なのではじめは「アタリが出たら嬉しくなって即合わせ!」痛い目にあうこともありましたが今では「即合わせはNG]と言う事もわかって慌てません。ドラグが「ジーッ」と音を立て始めたら「ヒラメが餌を咥えて飲み込もうとしているんだな?」と想像します。
その後「ジーッ」が収まったら「飲み込んだかな?」と推測しますが、此処で慌てて「痛恨のバラシ」もありましたので「焦る気持ちを抑えながら」一呼吸。二呼吸、三呼吸くらい待って大きく合わせます。この時焦ってドラグを締め忘れていたこともありましたが幸運にもその時は針外れすることはありませんでした。
さて「ヒラメ40」とはどうなんでしょう?アタリがあってから合わせを入れるまでのカウントだと思うのですが、正直に40数えて合わせても釣れる事はあっても釣れないこともあるかも?と言う気がしています。やはり魚を咥えて走ってる(泳いでる)時にはカウント40過ぎても合わせないほうが良いと思っています。それが収まって(止まって)からの時間は焦る自分との戦いです。ドキドキする釣りの醍醐味です。経験値の問題だとは思いますが、初心者の私には「これで良い」という確信は今のところありません。
デカいヒラメ・・
70cmを超えるようなデカいヒラメは5枚におろした冊を一つでも刺身には十分な量です。近所で暮らす娘に分けてもまだまだ残ります。「どうしてるのか?」と今シーズン5枚目を上げている先輩に聞いてみたら、私と同様「兄弟の家や親せき、懇意な友人にあげても残るから煮付やソテーにして食べている。」「特に煮付は旨い!」と教えてくれたのでウチでも煮付にしてみたら絶品でした。
デカいのは特に身が厚いので頬張っても口いっぱいになります。魚を十分堪能している気分です。脂が乗ってるからこの次釣ったら鍋も良いんじゃないか?と欲が出てしまいます。ま、釣りは無欲で臨んだ方が良いのは分かっているんですが、つい軽率な気持ちになってしまうんですよね。
5枚下し(ごまいおろし)にも慣れて来たので「シーズン終了までにあと1枚か2枚は釣ってみたいな?」と欲張っているこの頃ですが先にも書いたように欲が出たら力みが出て良い結果につながっていないのが私の釣りの歴史なんですね。
釣りたい!釣りたい!の気持ちを抑えつつ
「鯵釣りの フリをしながら ヒラメ待ち」
そして、いつものように
「大袈裟な 構えばかりの おかず釣り」 せんべえ
では、また。