おかず釣り師が行く!「鯵サビキ釣り」波止でズボサビキの次は「浜から投げサビキや」

※気象庁HPより引用

岸壁の釣り場で鰺が良く釣れていますが、今朝は雨の予想が出ていましたので(私は)釣行は控えていました。実際の処、雨はそれほどではなかったようで知り合いの中には竿を出していた人も多かったようです。ただ、この釣り場で鰺が釣れ始めた頃に比べると若干型も小さいのが多くなり尺鰺も出なくなった様子です。しかも明日からは3連休ですので便利な波止場は釣り人であふれるでしょう。此処は浜の釣りに切り替えてみるチャンスかも?

※気象庁HPより引用

秋が深まる境目のようなこの雨の後は気温がぐっと下がるという予報です。幸いなことに雨は昼間のうちに止んで波も荒くないようですし、潮時については「夕方からが下げ潮」ですので、浜からの鯵釣りには良いコンディションです。

先日までの波止場通いから浜仕様の仕掛けに積み替えます。こんな風に書けば大げさに聞こえますが、クーラーは同じで腰掛はクーラーに腰かけますから(腰掛は)必要ありません。細かな仕掛け類はロッドケースに入れていますし、竿は本命と予備とで2本。浜で釣りますので簡単な竿たてを1本持っていきます。頭にはLEDのヘッドライト。

後は水筒やら水汲みバケツやらタオルやら針ハズシ具や魚を掴む太刀魚ばさみ、テンビン仕掛けや撒き餌カゴ、撒き餌を混ぜる100均のフライ返し?集魚剤等々バッカンに入れて運びます。そうそう肝心のアミエビはタッパーに入れてクーラーの中です。これだけですが、コレをもって車から渚までデコボコの砂利浜を200mばかり歩きます。しかも、釣れたら「行きはよいよい帰りは恐い」ですよね。クーラーの重さが(水を捨てても)何倍にもなります。

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雨上がり、明るいうちに浜へ

今日は天気予報もおおむね当たったようで夕方の釣行開始までには雨も上がっていました。ただ、雲はまだかなりの部分を覆っていて西の空に僅かに夕暮れの空がのぞいています。今回はいつものキャンプ場の前から何百メートルか南下した釣り座を選びました。此処は普段の釣り場より若干渚が遠い感じがします。

この浜の渚は(特に秋から冬場には)風の向きや波の強さで渚の形状が大きく変わります。波打ち際から少し沖に出たあたりの水深にはあまり変化がないようなのでこの浜のどこで釣っても鯵釣りのタナはほぼ一定なんですね。で、今回の浜の形状は凄く低くて水面がごく近くにあります。今日の波は静かなので水際によって釣りができますが、もう少し波が大きければかなり奥まで下がって釣らなければならないほどの平坦な波打ち際になっていました。

釣り座を決める前に暫く波を眺めてみることが浜の釣りの秘訣です。波は割と静かに見えても30分に一回くらいは大きな波が来ることが多くて、その時に備えていなければ餌やらバッカンやらクーラーまでもが内陸に押し流されてしまいます。今までに波にさらわれたという話は聞きませんが、内陸側に大きく押し流された経験は私でも何回かはあります。そのために釣り座を決めるときは慎重に波の状況を見極めることが大切です。

アジングの友人

先日の岸壁からの鯵サビキ釣りの時に隣に来て釣っていた友人が「今夜あたりアジングをやりたいな」と言っていたのを覚えていましたので、この浜の波や風の状況を見て情報を知らせてあげます。私が思うにアジングは仕掛けが軽いので風はNG,荒波もNGなんじゃないのかな?

釣り座に着いて準備をしたり知り合いに電話を入れたりしているうちに薄暗くなってきました。「まだまだ完全に暗くならないと釣れ始めることはないだろう」と高を括っていたら突然ヒットです。「おおー!釣れるやん」少し驚きながら釣りあげます。サイズもマアマアな浜の鰺です。「いきなり爆釣か?」と思いましたが、釣れ始めはスローペースで2投に1尾程度です。

そうこうするうちにアジングの友人が所謂「サーフアジング」にやってきました。わたしも初めて見る釣り方なので興味津々です。見た感じは波止で見たアジングと変わりありませんが、投げる距離が違うようでかなりの距離を投げているようです。「あんな軽い錘でよく飛ばすなあ」感心させられるくらい、投げサビキと変わらない距離を投げています。

今夜のメンバーは

結局今夜のメンバーは私と右側にアジングの友人それにレギュラーの鯵釣り名人が私の左側に釣り座を構えました。鯵釣り名人の左にも誰か一人竿を出しているようですが詳しいことはわかりません。実は名人は今夜は来るつもりはなかったのですが、あまりに穏やかな波と天候なので電話したら「餌を解凍していない」と言うので「10尾釣るくらいの餌ならあげるから」というと「明日の刺身の分だけ釣りに行く」とやってきました。

そんなこんなで広い浜に今夜は4人です。ずっと遠い北側や南側にも明かりがチラチラしていますが、なにせ全長4キロ余りの浜ですから遠くて細かなことまではわかりません。「この周辺の鰺は4人で独占や!」と意気込んで釣っていきます。アジングは別として名人と私は順調に数を伸ばして1時間もしないうちに名人が「もう十分」とリタイヤ宣言です。

私はもう少し釣りたいとまだまだ粘ります。アジングの友人も尺近い鯵が釣れたと喜んで目標の10尾迄頑張るらしい。こんな穏やかな釣りができる日はそうそうないので存分に楽しむべきでしょう。名人が帰ってから1時間ほどで漸く私と友人は納竿としました。名人の左にいた人は名人が帰る頃にはもういませんでした。名人に何度か教えてもらっていたようですが、思うようには釣れずに早めに帰ったようでした。

楽しい釣りになりました

釣り終わって、早めに帰った名人が25尾程度。粘った私が50尾程度、アジングの友人が目標越えの12尾と3者3様楽しめました。帰るまで天気は変わらず波も変わらず潮位だけがかなり低くなってポイントが遠くなりましたので納竿した感じかな?力いっぱい投げたら遠くなったポイントに届くかもしれないけどこれだけ釣らせてもらったから無駄な欲は出さず、満足して帰ります。

 

しかしアジングって意外に釣れるもんなんですね。しかもサビキよりもサイズが良いような気がします。今更始めてみようとは思わないけど楽しそうな釣りですよね。今回のような条件なら自分たちで食べる程度なら十分釣って帰れますよね。新しい気付きもあって有意義で楽しい釣りでした。「秋の釣りシーズン真っただ中の今日からの3連休」どんな釣りを楽しみますか?

 


では、また。

 

#鯵釣り#浜から遠投#投げサビキ#アジング#夜釣り