「鯵なら浜、太刀魚なら岸壁」と釣り場を分けて考えていましたがここへきてそれが両方ともに岸壁の波止際からズボでも釣れるようになり始めました。波止際といっても太刀魚はウキを付けて少し投げるくらいのほうが釣れる場合もありますが、鰺の方は今のところ足元で十分です。その方が手返しも良く短い時間で数釣りができます。
一時期の爆釣から考えれば太刀魚は若干下火になったような気がしますが、コレも私が滞在する時間だけのことでこの釣り場は昼間でも太刀魚が釣れる釣り場ですから、その時間帯がどういう釣れ方をしているのかが分かりません。もしも昼間によく釣れているなら太刀魚も下火になったのではなく引き続き釣れ続いていることになります。
暗い間、サビキには豆鰺
暗いうちから夜明けまでが太刀魚で、明るくなってからは鰺の爆釣が始まります。今朝、私は「鰺がどのタイミングから釣れ始めるのだろうか?」の答えを知りたくて暗いうちからサビキ釣りを(暗い間のサビキ釣りは豆鰺が主流です)続けていました。
「投入しては釣れる」当然のように釣れて来ますので、スローペースで投入を繰り返しても豆鰺の獲物は増え続きます。うちの料理番(嫁さん)からは「豆鰺はもういらない」と釘を刺されていても次々と釣れて来ます。モノが豆鰺だけに一度針に掛けたらやはり傷が大きくその後の生存率は下がるでしょうから釣れば無駄にしないことが鉄則です。
今回は「豆鰺が欲しい」と言ってくれる知り合いが居て、20尾位溜って声掛けすれば入れ物をもって取りに来てくれましたので幸運でした。利用方法は、泳がせ釣りの餌用や動かなくなったものは太刀魚の餌用にカットするらしい。ま、「ほぼ餌用」といった感じでしょう。3回ほど取りに来て「もうじゅうぶん!」とストップしてしまいましたので、若干オーバーランした分は貰い手が無ければ「にゃん様に献上しようかな?」
「太刀魚の餌釣り」との2刀流
暗いうちの釣りは、ロッドホルダーにサビキの竿をセットして投入したらそのままロッドホルダーに載せます。竿の先が引き込まれるようになったらアタリです。ただ、針や仕掛けは豆鰺用では無くて尺鰺を想定した若干の太字掛けですので豆鰺もそれほど頻繁に喰いつくことは無いでしょう。
そう思ったのが甘かったのか?以外に頻繁にアタリが出ます。ただ(豆鰺には)針が大きすぎるのか針ハズレも連発しています。「ま、これは、これで良いんです。」尺鰺が回遊してきたかどうかが分かればいいだけのことですから。
太刀魚は?「今夜の太刀魚はかなり渋め」らしい。知り合いが釣り座を立って割と頻繁に訪ねてきます。結果から言えば今朝の太刀魚の時合いは夜明け前頃からの短い間でした。ただ、私は「例の尺鰺調査」の延長線上でしたので、夜明けを挟んだ頃は太刀魚の竿は足元にウキを浮かべているだけで「誘いを掛けたり」積極的な釣りはしませんでした。
尺鰺の回遊は?
尺を超えるようなサイズは、今朝はありませんでした。大きくてせいぜい27~28cmクラスでした。「曇り空でしたので時合いが長く続く」と期待しましたが、岸壁に積んだ砂の山をダンプカーに小分けして積んで運搬するらしいので時合いの最中に「ストップ」がかかり「危険なので釣りをやめて車も移動させてくださいって」。
私たちは「荷揚げ作業用の岸壁で荷揚げとは全く関係の無い趣味の釣り」を楽しませてもらっている立場ですから「岸壁本来の目的」が優先するのは当然ですよね。ただ、タイミングがタイミングだけに残念で仕方なかったけど片付けて帰ってきました。釣り人の中には作業員の声が聴きとりづらい人もいますので、撤収が若干遅れた場面もありましたが「特に混乱もなく」というか「割と慣れた感じで」それぞれ蜘蛛の子を散らすように帰っていきました。
尺鰺は今朝は回遊してきませんでした。大きいといえば大きな鰺ですが、波止釣りでもたびたび釣れているサイズです。で、今回の目的の一つである「デカ鯵の釣れ始めは・・」夜明け過ぎに周囲が明るくなった頃「あっちでポツリ、こっちでポツリ」と離れた処で釣れ始めて、私の竿に豆鰺の引きとは全然違う重さが加わったのは周囲より一番遅れてだったと思います。私が釣ったのを見て周りの知り合いたちは太刀魚釣りを一斉にやめて準備していた鰺のサビキ釣りを始めました。
ズボ釣りは楽しい
足元のズボ釣りで釣れるなら何でもすべてズボ釣りで釣りたいと(私は)願います。ウキ釣りやほかの釣りもテクニカルな楽しみ方はありますが、単純明快に撒き餌を入れた錘付きのかごを投げ込んで竿でアタリを取る。シンプルな釣りですが相手が生きた魚ですからその都度手に伝わる感覚が違ってきます。
サビキ釣りのアタリは、魚が直接針にかかった知らせですからまさに「単純明快」です。ただ、足元でのサビキ釣りといえばターゲットが比較的小さな魚がターゲットと思われがちですが、こんな「スーパーの魚売り場に刺身用として並んでいる鰺が釣れたら」サビキ釣りに対する見方が一変します。まだ未経験の方は何処かでチャンスがあれば是非一度やってみてください。
では、また。
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