暫く足しげく通っていた岸壁の鯵釣りでしたが、このところ数が伸びません。しかも釣れる時間帯が早朝やら深夜やら宵のうちやらコロコロと移り変わって追いかけるのに苦労します。ま、車横付けの釣り場ですから車中泊も兼ねての釣りにすればいいだけのことですが。
楽しみにしていた岸壁の太刀魚もどうやら今年はイマイチな様子です。都会に住む親類でこの時期の太刀魚を楽しみにしてくれている人も居ますが、今年はアジの干物を作ってお茶を濁した状態のままです。
「気分良く釣れる釣り場は無いものか？」そんな折「浜で鰺が良く釣れている」と言う情報が聞こえてきました。暫くご無沙汰の浜ですのでなかなか腰も重かったのですが「何時までも岸壁通いに拘っていても埒が明かない」と久しぶりに浜に出かけてみるることにしました。
久しぶりの浜
ほぼ１年ぶりでしょうか？春先からジグを投げてみようか？と竿やリール、仕掛けなど準備はしていたものの一度も試すことなく１１月になってしまいました。まだまだチャンスはあるでしょうが「この時期ともなれば鯵釣りに精を出したい」のが正直なところです。閉鎖海域の湾内で釣る鯵よりも紀伊水道に向かって開かれた浜で釣る鯵の方が何故か刺身が旨い。水が奇麗だからだろうか？理由はわかりませんがとにかく浜の鰺は刺身が旨い。刺身が旨いという事はほかのどんな料理にしても旨いという事になりそうだな。
今回の浜の釣行に際して新調したものは運搬用のソリ（子供用のプラスチック製）だけです。6.3ｍ３号の遠投竿は前のシーズンの終了前に揃えただけでまともには使ってなかったものですが、若干重いもののこれがすこぶる調子のいい竿で気に入りました。
サビキは最近自分で工夫したハゲ皮のサビキ https://chappynyan.com/?p=14869 です。元々は岸壁からのズボ釣り用に作ったつもりでしたが、岸壁から遠投してもよく釣れましたので、針ハズレ防止の目的で針だけ鯵針の１０号（元は７号）に変えて浜で試してみました。
浜の遠投でもよく釣れました
岸壁のズボサビキでは集魚灯を照らしながらですし、岸壁の遠投は朝マヅメから。どちらも真っ暗い海での釣りではありませんでしたが、浜の釣りでは明かりがありません。幸い今の時期は月明かりがありますので多少は助けになるかもしれませんがそれだけでは心許無いのでケミ蛍（７５ｍｍ）を追加して臨みます。
人によっては「ケミ蛍なんか必要ない」という人も居ますが、私は心配性で「念のため」が大好きですから付けておきます。ただ、「ケミなんか・・」という人は多分「蓄光サビキ？等の高価なサビキ」を使ってる人だと思います。良いサビキなら月明かりでも十分でしょうが私の場合はコスパを狙った自作品ですから。
１１月１日は完全に暗くならないうちに釣り場に着いて準備しておきます。近くに知り合いが居れば釣り始めるまでの時間で情報交換もできますしね。この日はよく釣れました。「おかずになれば良しとしよう」と思って行きましたが思ったよりも多く釣れていました。
二日目にはサメ？スズキ？も参戦
5.4ｍの遠投竿では立ち上がって投げていましたが、６．３ｍならクーラーに腰かけたままでもだいたい思ったところに投げれます。あんまり遠くに投げたら喰った後に寄せてくるのに難儀しますし相手が口の弱い鯵ですから針ハズレも気になります。
浜は(広い浜のどこでも）タナがだいたい１ヒロ～１ヒロ半（サビキを入れずに）ですから水深もそれより少し深いだけです。なので手前はさらに浅くて引き寄せて水際近くになると鯵が左右に大きく暴れます。(浅いので）下向きに潜ろうとするより左右に引くから余計に針ハズレがしやすくなるのかな？こんな時に5.3ｍ竿なら竿先を意識的に高くしてなるべく上向きなテンションを心掛けますが６．３ｍの竿ならそれがかなり楽になります。波打ち際も波が砕ける手前で水面から抜き上げれますので波打ち際のバラシも減ります。
ただ重いのが難点。以前７ｍの竿を買ってみましたが重いし風にあおられたりしで難儀しましたので今では部屋の飾りになっています。二日目の昨日は一日目より遥かに潮が澄んでいましたし流れがほとんどなく苦戦しました。潮が澄んで予想通りサメ？スズキ？も針に掛かった鯵を狙いにやってきていたようで私もこの日２度サビキごとやられて散々・・。彼らは賢くて小さな鯵には目もくれずに大き目な鯵が掛かって「嬉しくて慎重に」やり取りしてると横取りしに来ます。対策は「針ハズレを気にせず(リールを）早く巻くこと」ですかね・・。
では、また。
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