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おかず釣り師が行く!「カマスには フォールの速さも 好き嫌い?」

前回に続きカマスのサビキ釣り(地方名:トントコ)に拘っています。この「トントコ」の語源については定かではありませんが、カマスサビキの釣り方が、錘で底を「トン、トコ」と叩くようにシャクるから「トントコ」と呼んでるんじゃないか?とは思うのですが、定かな語源については聞いたことがありません。

このカマスのサビキ釣りは、たぶん他の釣り場では一旦投げて錘を着底させてからシャクッて巻いて止めて再び錘を着底させて・・を繰り返す。所謂のこぎりの歯のように縦方向にジグザグと探る釣り方だとは思うのですが、此処の釣り場では「足元近くを回遊するカマスを一定のポイントを上下させているカマスサビキに喰わせる」という釣り方が定番です。

それは、たぶん此処の岸壁が大型船の接岸用に高く作られていてしかも水深が深く、ほぼ東西に延びています。岸壁がほぼ東西なので日の出のころは横から陽が差し込みます。岸壁が高いので水面に大きな影ができます。特に冬場の太陽は真東よりも若干南に寄って動きますから、余計に影が長く(幅広く)なります。海中が明るくなったころカマスはこの陰の部分を回遊しているようで「投げて沖を探ったりすることなく、足元を上下させているだけで疑似鈎に喰いつく」という釣り方なんですね。

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イージーな釣り方

このトントコはいたって簡便(イージー)な釣り方で餌は要りません。ルアーのように投げてタナに沿って探ってくるというようなテクニックは必要ありません。「ただサビキの下に錘をつけて底まで落してシャクリ上げてはまた落とす」そういう釣り方なんですが、やっていれば、この「トントコ」にも上手下手があることが分かります。

 

人によってはトントコでは全く釣れないと嘆く人もいるくらいで、こんなシンプルな釣りにも奥の深さがあるようです。何を隠そうこの私も「トントコ」は?(も?)下手なグループに入っていて「いつも友人の半分釣れたら御の字」と思いながら竿を上下させているんですよね。

 

いつまでもビギナー同然では面白くないので、今シーズンからは仕掛けも自作で竿の上下のさせ方も研究?して臨んでいまして、この頃では、少しは成果も現れて来たかな?と自画自賛しています。そんななか今朝はダントツに上手い友人より僅かに多く釣ることができましたので成果を実感しているところです。

仕掛けの沈むスピード

このトントコの釣果の差は第一には仕掛けでしょう。濁りのあるときは、赤か金の毛やバケの付いた疑似鈎・・比較的目立つ仕掛けでハリスや幹糸も太目で構いませんが、潮が澄んでくると若干控えめな色や大きさの疑似鈎でハリスや幹糸も細めな方が喰いが良いようです。このことからもカマスはかなり目の良い魚であることが覗えます。

 

次に仕掛けを上げ下げするスピードですが、釣果はこの上げ下げの速さにも影響されているようです。この速さと釣果の関係については「どうやら密接に関係しているようだ」ということまでは気が付きましたが、それ以上のこと・・つまり早い方が良いのか?遅い方が良いのか?また、速さと潮の関係。明るさの関係など、まだまだ知らないことばかりですので、ある程度の気づきはもう少し経験を積んでからになりそうです。

 

ただ、今回の釣行で気づいたことは、名人である友人が12号の錘で苦戦しているときに私が8号の錘で次々と釣っていました。その時は二人とも(たぶん)フリーフォールで釣っていましたから、仕掛けの沈む速さは錘の重さに関わっていたはずです。で、8号の錘の方がよく釣れたということは仮に仕掛けが同じだったとしたら「沈む速さが遅い方がこの日のカマスには好まれた」ということになります。

「次の日も同じ釣り方で釣れる」とは限らない

その後、友人も錘の違いに気が付いて10号に替えた処、ぐんぐんと差を縮められて、時間切れ頃には多分肉迫されていたと思います。その後彼は仕事場に向かいましたので、残った私は時合いの終わりを一人で釣り続けたことになりました。

 

そして、迎えた次の朝。前日と同じ釣り座に早起きした私が先について友人を待ち構えて並んで釣りました。まさに昨日と同じ釣り風景の再現でしたが、結果は「私が1尾で彼が10尾に迫る釣果でした。」負け惜しみを言えばカマスの時合いと鰺の時合いがほぼ同時に訪れて長い竿で引きが楽しめる鰺釣りを私が優先したのでしたが、それにしても1尾とは完全に彼の勝ちでした。拘って勝ち負けを競っているわけではありませんが互いに切磋琢磨することによって、少しでも良く釣れればいいと思っているので釣果を競うのも良い事でしょう。

 

今朝の釣りから学べることは、友人が沈下速度にも気を使って釣っていたこと。その上、私が仕掛けの長持ちを優先して太い糸のままで釣っていたのに対し、友人は自分なりな工夫をして前日とは違う仕掛けで釣っていたこと。何度か海底の構造物に引っ掛けて仕掛けをロストしていたことから、細めの糸に替えていたことが考えられます。「仕事から夜帰って仕掛けを考えて作って早朝釣り場にやってくる」やはり好きでなければできないことですよね。

トントコは短い期間の釣り

この「トントコ」という釣り方は比較的短い期間のこの時期だけの釣りですので、もう少しすれば、カマスも口を使わなくなって疑似鈎を使うこの釣りも終わってしまいます。その後は引っ掛け針を使ったカマスの引っ掛け釣りに変わるのですが、これは釣り場も別の浅い釣り場になりますし、このトントコはまた来シーズンに・・ということになってしまいます。

 

こんな短い期間の釣りですが、餌を使わないカマスサビキだけの釣りですし、竿も足元を探るだけですので短いもので十分です。仕掛けを上下させるストロークの長さがある程度はあった方が良いので、3mくらいの長さの軽くて強い竿が良いかな?何度も上下させるからリールも軽い方が良いと思います。本当に手軽に始めれる釣りですが、先ほどから書いているように始めてみれば意外に奥の深い釣りでもあります。

 

「奥の深い」というのは釣り全般に言えることなのだと思います。生き物が相手ですから「これが良い」という確実な答えはありません。ただ、少しでも大きな獲物を、少しでも数多く。と考えて竿を出すことが釣りの楽しみと言えますよね。

 

では、また。

 

おかず釣り師が行く!「カマス釣り サビキは高くて 自作でゴー!」