自粛、自粛の落ち込む気分とはうらはらな「いい天気」です。
これに引き替え、資金にも時間にも体力にも余裕があって
「何処にでも行ってやるぞ!」って時には天気が悪かったりして。
「人生なかなか思うようにはいきません。」といって腐っていても時間は過ぎていきます。
どんな時でも一日は一日なんですよね。
私は、本日少し早起き。「ふと思い立って」手打ちうどんを作ってみました。
事のキッカケは麺棒?らしき丸い棒を食器棚の片隅に立ててあるのを発見したことです。
何に使ったのか?何に使うつもりだったのか?嫁さんにも覚えがないそうで、
「おそらくばあちゃんが何かの目的でとってあったものだろう」
と勝手な結論に落ち着きました。
それが昨日の晩のこと元々物好きで「ちょっとだけ昔やったことがある」でしたが、
「明日やってみよう」という事になれば「少し自信喪失・・」
ネットで調べたり道具をかき集めたりでなかなか夜遅くまで
かかってしまい若干寝不足気味です。
それでも運動会の朝の一年生のような清々しさで興奮気味に目覚めることができました。
「さあて、うどんを打って、喰ってやるぞ!」
「全く我流のうどん作り」の始まりです。
すべて自己責任の結果オーライです。
生地を作ります
まずは生地を作るところから始めます。
①小麦粉の分量は、強力粉1対薄力粉1でやってみます。
今回は強力粉100gと薄力粉100gをよく混ぜ合わせておきます。
②強力粉1対薄力粉1対塩水1の分量で生地つくり。
塩水の塩分濃度は夏季14パーセント冬季10パーセント程度らしいので
今回は水の量り(計量カップ)に塩10gを入れる(水100cc=100g)という風にやってみることにします。
③粉と塩水との合わせ方の流儀は様々でしょうが、
私はおおざっぱ性分なので適当に分けて入れるだけです。
手でよくかき混ぜながらそぼろ状にします。これをまとめて生地にしていきます。
寄せ集めてコネて「畳んで伸ばし、またコネて伸ばし」と
ひとまとまりになるまで繰り返します。
生地の表面の割れ感がなくなってきてつるんとした一体感が出てきたら、
軽くこねながら丸めます。
その後、ビニール袋に入れて体重をかけてこねていきます。
丸めたら再びビニール袋に入れて20分~30分程度寝かせます。
※専門店では一晩寝かせるところもあるらしい。
寝かせ終わったらもう一度軽くこねて15分ほど2度寝(15分程度)させれば生地は完成です。
伸ばします。
綺麗にした台に粉(小麦粉)を振って伸ばし始めます。
あらかじめ手で押してある程度伸ばしておきますが、
手では薄く伸ばしきれませんのでここで麺棒が登場します。
うちには今回のきっかけともなった麺棒がありましたが、
最近では100均(’セリアさん’等)に十分な大きさのしっかりしたものが売っているようです。
ある程度の薄さになって来れば「巻きつけては伸ばし」を繰り返しながら
2~3ミリの厚さになるまで伸ばしていきます。
ここで注意することは(切った後の)長さが揃うように
なるべく四角に伸ばしていくことでしょうか?
ま、長さなんて特に気にしなければ丸でも三角でも結構だと思います。
何度か作っているうちに自分なりにスタイルに落ち着いてくるでしょう。
カットします
この段階になるともう完成形が想像できるようになります。
仕上がりの長さがなるべく揃うように考えながら折り畳んでカットします。
(折り畳む時には粉をしっかり打ってくっつかないように注意します。)
包丁はなるべく刃がまっすぐな菜切り包丁を使います
(私は100均で買った菜切り包丁)。板を定規にしてもいいですが、
蕎麦のように細切りではありませんので、アバウトで十分です。
カットしたら概ね一人前ずつ手に取ってテーブルに軽く叩きつけます。
これは単に折れ目をわからなくするためですが、
何か儀式めいた感じがしますので是非ともやってみてください。
麺がほぐれていかにも手打ち麺の雰囲気が出ましたか?
茹でます
大きめの鍋にたっぷりのお湯で茹でます。
しっかり沸騰させたあと麺をほぐしながら入れて普通サイズの麺なら10分~12分間。
太めの麺なら15分~20分間茹でます。
注意することは投入時に麺が鍋にくっつかないように箸でゆっくり混ぜること。
切れ目なく沸騰させ続けること。吹きこぼれに留意すること。
全体に攪拌されて動き始めたらくっつかないように気を付けながら
沸騰に任せて見守ります。
時々一本取りだして茹で上がり具合を確認してみます。
よくゆだっていれば火を止めてサルに湯ごと流し入れます。
湯切りができたら釜揚げうどんはこれで完成です。
薬味やタレを加えてアツアツをお召し上がりください。
そのほかの料理に使う場合は水洗いしてうどんを締め「ぬめり」を落とします。
水で絞めることでゆであがり時のもちっとした食感から腰のある「冷凍讃岐うどん」
のような食感に変わります。やけどしないようにまずは流水で荒熱を取ってざるに出し、
流水にさらしたまま軽くもみ洗いします。
水気をきって完成です。
コシがあって旨いうどんの完成です。
いかがでしたか?初めてでもなんとか「うどんらしいもの」になったでしょう?
私はゆでたてアツアツの釜揚げうどんが大好きです。
風味と言い小麦粉の香りと言い「打ち立て茹でたて」には敵うモノはありません。
私のような「超我流のうどん打ち」も回を重ねるごとに上達するものです。
※正統派の皆さんごめんなさい。
まずは小さな子供たちの目の前でうどんを打って見せてはいかがですか?
目を輝かせて手伝ってくれるはずです。うどん打ちは「刃物を使う場面」と
「熱湯でゆでる場面」さえ「厳重に注意」すれば、
子供たちにも参加してもらうことができます。
私の孫も自分で打った麺ならお替りして食べていましたよ。
工程は時間的にも長くもなく短か過ぎることも無いので
お昼前、午前中のちょっとした家族内のイベントにもいいかもしれませんね。
では、また。
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