煙樹ヶ浜は、かつて「シラス」の獲れる浜として有名でした。今では採算が合わないということと台風で網船が壊れて10年くらい前から休漁しています。
最近はシラスなどの稚魚が少なくなったと言っても漁をしないからかもしれませんがシラス類(鯵のエサになる魚など)が豊富なようで、鯵はこの浜にほぼ一年中いて浜辺から投げて釣ることが出来ています。
稀に真鰺以外の鯵やその他の魚種も混じりますが、ほぼ真鰺が中心な釣りができますので「鯵が釣りたい、鯵が食べたい」向きには絶好の釣り場と言えます。「浜からの遠投サビキ」と言うのが一つのネックにはなりますが、穏やかな夜の浜辺での釣りで釣果が伴えば満足できるのは間違いないでしょう。
場所争いが苦手な方にもおススメ!
煙樹ヶ浜で鯵が釣れるということは10年くらい前まではあまり広く知られていかったようでしたが、今では「夕方からの半夜釣りの気軽さでサイズの良い鯵が釣れる」ということで徐々にファンが増えつつあります。
南北に長い和歌山県の真ん中あたり、紀伊水道に面するこの浜は長さ約4キロにも及ぶ広大な浜辺でそのほとんどが砂利の浜です。水深は投げサビキが届く範囲は4ヒロ程度でしょうか?手前に向けて若干は浅くなりますが、波打ち際から急に深くなる「ドン深」の浜で以前より「遊泳禁止」の浜として地元では知らない人はいないくらいです。
鯵はこの浜のどの部分で釣っても(時合いのタイミングは違っても)ほぼ釣れるという事から釣り座の争奪戦の心配はありません。強いて言うなら回遊の少ない日には大勢集まって集団で撒き餌した方が鰺が集まり易く釣果が上がる傾向にあるようです。だからと言って「少人数では歯が立たないという事も無く」私は最近「一人でポツンと釣る」ことが多いのですがそれでも釣果にはありつけていますので必ずしも「大人数が良いとは限らない」と思っています。
釣れるタイミング
初夏から梅雨時にかけてのころ以外ほぼ年中「半夜で鯵釣り」が出来るようです。「日没後から」と言った方が良いかもしれませんが、初秋のころ(8月末〜9月初旬ごろ)にはゆうマヅメ時(明るいうち)から釣れることもありす。
この釣り場に通い始めたころは「半夜釣りだけ」と思っていましたが、試しに早朝(暗い内)に行ってみたり、半夜〜深夜まで釣ってみたりと色々試した結果「時期によって時合いに変化はあるものの概ね暗い内ならチャンスはある」ということが分かりました。
「時合いのタイミング」もその日毎に突発的に変わるのではなく満潮干潮の時刻に沿ってなのか?「天候や風に大きな変化さえ無ければ」徐々に変わって行くようで「傾向さえつかめていれば大きく外れてしまうことは無い」と思っています。
11月18日は
ここ暫くは思うような釣果にもありつけず、ボーズスレスレの日が続いていました。釣り方も、潮の流れが微妙だったので「上カゴ(吹き流し)か、下カゴか」で迷う日も多く(迷う釣りの日には釣果がイマイチなことが多い)反省ばかりしていました。
昨夜(11月18日)は、集団から外れて一人ぽつんと釣っていましたが、途中で3年あまり前この釣り場に誘ってくれた知り合いが隣に来て久しぶりに並んで釣ることになりました。
釣り始めたのが午後6時過ぎで1尾目が午後6時半ごろ、「今夜は釣れない日らしい」と隣にいた知り合いが帰ったのが午後7時半ごろで私が納竿したのが午後8時半ごろでした。
潮は緩く右から左に流れていましたので初めは上カゴ吹き流しで釣り始めて7時ころに流れが緩くなったと感じたので下カゴに変えて納竿迄下カゴのまま。投げる距離は初めは未だ潮位が高かったし、波も小さかったので30m程度の距離でした。
途中で「あんまり釣れないから」と35mくらいに距離を延ばすとポツポツと釣れましたが時合と言うほどに釣れることはなく、やはり「長潮はこんなものか」と言う印象。今回の長潮は夜間には多少潮が動く予想でしたので上カゴも意識していたのですが結局は殆ど下カゴで釣ったことになります。
26~28cmのサイズ
20~23cm程度の一回り小さいサイズは混じりませんでしたが30cm超えも無くて「安定的にソコソコのサイズ」と言ったところでしょうか。日高川の南岸近くの港でこのところ鯵が釣れなくなっていますので「それに比べればいい方」と納得すべきなのかもしれませんが、もう少し数が欲しいというのが本音です。
今日が若潮で明日は雨の予想です。少しは状況が変わるでしょうか?雨の量が多ければ水温が下がってまた2~3日は釣れなくなるでしょうね。できればそのあとに安定して10~20尾釣れる日が来ればいいのですが。冷え込んでくればサイズも上がるでしょうし・・。この雨の後に期待しましょうか。
では、また。
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